28日J1リーグ23第15節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンでガンバ大阪と対戦し、1対3でアルビレックス新潟は前半2分にミスから失点するとその後カウンターで更に失点を重ねて後半DF舞行龍ジェームズ選手のゴールで1点差に迫ったがその後再びミスでゴールを奪われて敗れ、4勝4分7敗勝ち点16得失点差-5で13位に後退した。

今の状況は新潟が最下位の状況であることを裏付けてしまうほど今季最低の試合内容となった。


今季最低の内容と言わざる得ない試合だった事は確かだ。ここまであっさり先制され、追加点を奪われて更にミスを重ねる試合はそれだけ今のチーム状況を象徴していると言える。

いくら最下位のガンバ大阪とはいえストライカーが揃い1つかみ合えばすぐに5連勝してしまうような戦力なのでそういう相手ほど気を付けなければならなかった。

試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1

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前回のリーグ戦から数人入れ替えてスタートした。

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試合は開始早々に動く。立ち上がりのボール処理にDF千葉和彦が奪われてその後あっさり先制を許してしまった。このシーンは相手のプレスに千葉和彦が完全に対処できずに奪われたシーンだった。ここから選手たちは浮足立ってしまい思うようなパスとゴールに迫れない。

新潟のサッカーは同点もしくはリードしていた時には力を発揮するがリードを許すと相手がゴールを堅める傾向があるのでなかなかゴールに迫れない。

そんな中で前半終了間際にもカウンターからゴールを許し前半で2点ビハインドで折り返した。

さすがに前半で2点ビハインドで折り返すとそう何度も逆転するだけの力がある訳じゃないのでいかに失点しないのかも考えていかなければならない。

後半開始早々にメンバーを3人入れ替えてDF渡邊泰基をCBで起用した。こういう試合だからこそ経験を積むことが必要と送り出した。渡邊泰基のプレーについてはなかなかいいプレーとそうじゃないプレーもあったけれどCBで出場してまだ3試合目になるので使っていく事が重要になる。

DF舞行龍ジェームズのゴールで1点差としたけれど、今度は舞行龍ジェームズの判断ミスから相手にゴールを許す展開になり再び2点差になった。

その後何度もゴールを目指したが2点差は重くゴールを奪えなかった。

今のサッカーを継続してJ1でも戦えるようにしていく必要はあるし、J1の厳しさに直面しているというのが今の現在地だ。

ボール保持率は65%なのでボールは持てていたがゴールという点では枠内シュート4本で3本決めたガンバ大阪の方が精度が高かった。

元々チャンスを多く作ってゴールを奪うかが課題の新潟の戦術なのでチャンスを作っても決められるだけの力がある訳ではないという課題に直面したが、新潟の経営状況からもそう簡単に得点力あるストライカーを加入させる事は難しく、今いる選手をレベルアップさせていく事が重要になる。その上では三戸舜介、小見洋太に期待しているし、ネスカウ、ダニーロゴメスにも期待している。

あと感じたのは伊藤涼太郎と高木善朗が先発同時出場して2試合目となるけれど思った以上に機能していない。同じ役割故にどうしてもかぶってしまうシーンも少なくなく両サイドハーフに小見洋太、三戸舜介を走らせたり突破させたりするシーンを多く作った方が良いと思う。

途中出場からチャンスを作り出すという方が良いのかもしれない。

問題はDMFの枚数が星雄次の故障で3枚しかない事だ。高宇洋と島田譲のコンビでスタートしたけれどJ1の強度を考えるとここに守備の強度ある選手を使いたいところだが秋山裕紀の成長を促していくか考えてしまうもののここのポジションの層が薄いのがやはり気になる。

いよいよ残留争いの試練が迫ってきただけにここから6月新潟にとって更なる試練を乗り越えなければならない。

次節はアウェイで湘南と対戦する。湘南も現在不調だけに勝ち点差5と負けられない試合だ。最低でもドローに持ち込み勝ち点3を持ち帰るようにしたい。

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