14日J1リーグ23第13節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで横浜Fマリノスと対戦し、2対1でアルビレックス新潟は王者横浜FMの強度あるプレーに善戦するも前半に失点して折り返したが後半新潟はMF伊藤涼太郎、MF三戸舜介のゴールで逆転して横浜FMに逆転勝ちで、4勝4分5敗勝ち点16得失点差-3で暫定12位に浮上した。

J1トップ2の横浜Fマリノスに一歩も引かずに戦い抜き新潟はJ1トップ2からシーズン2勝を手にし自信を取り戻すに大きな勝ち点3を手にした。










































昨年王者横浜Fマリノス相手にどれだけの戦いができるのか?全てはそこにあった。相手も強度あるプレー1つ1つやはりレベルが違ったし、これだけの相手にこれだけの試合ができた事は大きな自信として捉えていい試合だった。

攻撃陣の凄さは説明不要な相手なので省略するけれど、それでも誰1人怯む事なくチャレンジし続けてくれた。最後まで走り切った試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1

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前節からGK小島亨介が戻ってきてスタートした。

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試合は前半開始早々に新潟が見事なパス回しからシュートまで持ち込むシーンを作った。いきなりゴールを奪えるものではなかったがシュートから入れた事で選手たちもチャンスは作れるという感覚は掴めたと思う。

しかし横浜FMもここから強度あるプレーでゴールに迫ってくるシーンが続き、何度も決定的なシーンを作られるもGK小島亨介が再三のファインセーブでゴールを許さない。前半だけで3点取られてもおかしくないシーンでGK小島亨介が踏ん張り続けた。

しかし前半終了間際に横浜FMはCKからMF藤田譲瑠チマにゴールを許しVARの結果オフサイド及びハンドなしとなって先制を許して前半を折り返した。

前半だけでもかなり強度あるプレーでアンデルソンロペスらにゴールを決められてもおかしくないシーンで1失点に抑えた事で反撃のチャンスは残された事がこの試合の勝因だったと言える。

後半になると新潟は前半よりもパスを回せるようになり、横浜FMは次第に中央にスペースが空くほど中盤の選手がフリーで持てるシーンも増えてきた。最初は中央からゴールを狙うシーンを作り続けた事とシュートで終わるシーンを多く作っていた事でより裏へのスペースを作りやすくしていた事が同点ゴールへと繋がった。

同点ゴールのシーンは横浜FMのビルドアップを確り奪った事からショートカウンターが発動し最後はFW鈴木孝司のパスにMF伊藤涼太郎が落ち着いてGKをかわしてゴールを決めて同点に追いついた。あれだけ狭くてもスペースに入り込めた事で勝負があった。





そしてメンバーチェンジをしながら迎えた後半22分に新潟は横浜FMのパスをカットして中盤でフリーだったMF三戸舜介にパスが通るとそこからGKが一歩も動けない豪快なミドルシュートを決めて逆転に成功した。

三戸ちゃんのミドルはデビュー戦となった2021年の東京V戦のミドルが今でも印象的だけれどあの位置からGKが一歩も動けないゴールを決めたところは三戸ちゃんの秘められた力が発揮されたシーンでもあった。あれだけフリーにしてチェックに行かなければ十分決める力はありましたからね。





そこから新潟は何度もカウンターからゴールを狙うも決める事はできなかったものの、後半横浜FMのシュートわずか1本に抑えて逃げ切り今シーズン2度目の逆転勝利で5試合ぶりの勝ち点3を手にした。

シーズンでトップ2の横浜FMと川崎に4試合で2勝する事はどのクラブも容易な事ではないだけに新潟がJ2で積み重ねてきた戦術が王者にも通用する事を改めて証明した試合だった。この試合では引いて守った試合ではなく果敢にボールを奪いに行った試合であり何1つ恐れずに挑戦し続けた。

他のクラブよりも守備的ではない事もあり中盤の守備やカウンターが発動できた事も新潟にとってはパスが有効に発動した。

戦術完成度という点でも3シーズン同様のメンバーでやっている事と戦術をマスターしている選手たちなので連携もJ2時代以上の状況になってきた。最終的にはボール支配率で49対51と前半は42%だった事を踏まえれば後半は新潟がよりボールを回せていた。

そして後半横浜FMはゴール前のプレスが弱くなった事で後方で回しやすくなった。中盤もスペースが空いた事でフリーな選手も出るようになり逆転ゴールのシーンもダブルボランチが相手の右サイドに偏った事でWが守備に戻っていないスペースを作れた。

そしてフリーになっていた三戸舜介が余裕を持ってミドルシュートを降り抜いた。あれだけ無回転のボールであれだけのスピードでシュートを打たれたらもうどうする事もできないゴールだった。

その後も前掛りになった横浜FMのボールを奪ってカウンターを発動させ続けた事で相手の反撃を抑える事にも成功した。ここ最近カウンターも発動しないほどだっただけにこの試合では発動してシュートで終わるシーンが多くなった。

何よりも横浜FMと川崎に4試合でシーズン2勝した訳だからこれだけでも大きな事だし、この2クラブに勝てるだけの力を証明した新潟はいよいよ現在順位が下のクラブと6月まで5試合戦う事になる。

次節はアウェイで鳥栖と対戦する。新潟をよく知る福田晃斗と河田篤秀がいるだけに要警戒だ。鳥栖も今季は主力が抜けて思うような試合ができていないだけにアウェイだけれど勝ち点3を持ち帰る戦いをしてほしい。

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