7日J1リーグ23第12節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで柏レイソルと対戦し、0対0でアルビレックス新潟は終始ボールを握り続けたものの最後までゴールを割る事ができずスコアレスドローとなり、3勝4分5敗勝ち点13得失点差-4で13位のままだった。

試合前にまさかのJリーグによるVAR手配ミスという信じられない失態がありVARなしで開催された試合はアルビレックス新潟のゴール裏とJリーグの間で遺恨を残す形となった。









































試合前にまさかのJリーグによるVAR手配ミスという信じられない事態となりVARなしで開催される事になったが、ご存じのようにJリーグはサッカーくじ対象の試合になっており、VARありとVARなしでは状況が大きく左右される事案が発生する可能性が高い。

本来なら開催時間を遅らせるか開催を見送る事も必要な事案であるが、新潟は先週にFC東京戦で秋春制反対の抗議声明を掲載している。あまりにもタイミングがタイミングだけにあの抗議でJリーグはホームでのVAR使用禁止処分を下したという勘繰りもしてしまうほどタイミングが悪すぎたし、新潟も柏もJ1残留の為に結果が左右される試合でこのような試合を戦わなければならなかった事が残念でならない。

今後Jリーグにはこのような手配ミスが二度と内容にして頂きたいところだ。

ちなみに私はゴール裏の秋春制反対の意向に賛同しておりませんので私が考える事とゴール裏とは考えに隔たりがあるという事だけは表明しておきます。

さて試合は前半11分にVAR事案が発生した事は残念だったがやはりゴールを奪う為に新潟が更なるレベルアップが必要と痛感した試合でもあった。

試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1

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GK以外はほぼターンオーバーしてCFに鈴木孝司が戻ってきた。

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試合は立ち上がりから新潟がボールを支配する。この試合ではシュートで終わるシーンが多くボールをゴール前で持ち過ぎる事は少なかった。

しかしシュートで終わるもゴールが遠いというのはそれだけJ1の壁に選手たちがぶち当たっているという事でもある。

守備についてもこの試合では決定的なピンチもGK阿部航斗が最後までゴールを許さず守りについてはほぼ問題なかった。

問題は攻撃をどうするかだがこればかりはシュートで終わる、チャンスを作り続ける事が重要であり、ペナルティエリア外からでもシュートを狙っていく事で今度は裏が空き始める。実際に決定的なチャンスは何度も作り出していたのであとはどう決めるかだけだった。

しかしこの試合では最後までゴールを破れずスコアレスドローとなった。

ターンオーバーで挑んだこの3連戦はリーグ戦では今季最後の3連戦になった訳だけれど、ターンオーバーについてどう考えるかですが、私自身昨シーズンから松橋監督の起用法と采配を見続けているけれど特定の選手だけに頼る戦い方はしないという部分については全く間違っていない。弱小チームになるほどどうしても特定の選手に頼る戦い方をしがちだが、どんなにいい選手でも疲労が蓄積するとプレーの質も落ちるし、その時に調子が良いとも限らない。

私自身も2020シーズンにコロナ渦の中で有観客試合のホームに全て足を運んだけれど本当に厳しい戦いの連続だった。6連続5連戦というあの特殊な状況でなければまず行う事はないだろうというほど過酷な経験をした。その時に感じた事はベストメンバーだけでは戦えないという事だった。

アルベル体制では特定のポジションと選手を固定する傾向があったけれど、それが故に控え選手のレベルが上がらずなかなか打開策も見つけられなかった。

松橋監督体制になってからは2022シーズンの始動早々に半数以上がコロナ感染して2週間キャンプもできなかった。そこから誰が出場しても戦えるチーム作りをした事により20人しかプレーできない時でも若手が控えが台頭してチーム力を上げていく事になり昨年のJ2では20人がゴールを決めてフィールドプレーヤー全員が出場するという事に繋がった。

今季もフィールドプレーヤー全員が出場しているし、誰が出場したからと言ってチーム力が落ちる事はない。なので新潟に控えとの差はほぼない状況を作れた。やはりコンディションは周りが思っている以上に重要なので調子のよい選手と相手を考慮した選手を起用する事で乗り切れるチームになっている。

ただどの選手でも戦い方は変わらない事で問題点も共有する事になるので私自身シーズン前から語っていた決定力あるFW不在という点ではここまで全く変わっていない。

それにこれからも続くルヴァン杯と天皇杯では全選手が試合経験を積んだので試合勘不足はほぼなく戦える。弱小チームでも誰が出場しても戦力差が変わらない事は今後の戦いにおいてより重要になっていく。

次節はホームで横浜FMと対戦する。トップ2の一角に変わりなく松橋監督の古巣であるだけにかなり厳しい試合になる。30周年記念試合になるがここでトップ2から勝ち点を奪う事で自身を取り戻したい試合にしたい。

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