23日J2リーグ22最終節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで町田ゼルビアと対戦し、2対1で新潟はMF三戸舜介の2ゴールで町田に競り勝って、25勝9分8敗勝ち点84得失点差+40でJ1昇格とJ2優勝を最終節で勝利して有終の美を飾り来季はJ1に戦いの舞台を移す。

5年210試合を戦ったJ2の厳しさを経験した新潟はJ1で3年以上積み上げたサッカーをJ1でも貫き通していく。


既にJ1昇格とJ2優勝を決めていたのでこの試合に勝利してシャーレを掲げる事がこの試合のすべてだった。

2022アルビファミリーとの最後の戦いを振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1

一部メンバーを変更してスタートした。

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試合は開始早々は町田に押し込まれる展開だったが10分過ぎからは新潟が主導権を握って展開する。ここからは新潟がJ1で戦う為のパススピードで町田の選手たちが追いつけない。

そして迎えた前半13分に新潟はカウンターからMF三戸舜介がゴールを決めて先制し主導権を完全に握る。そこから再三ゴールに迫るも最後のシーンでゴールを奪えないまま前半38分にCKからゴールを許して同点のまま前半を折り返した。

前半は立ち上がりの10分とこのCKだけが唯一のピンチだったけれどJ1ではCKから一発でやられるケースがあるだけにこういうシーンはなるべく作らないようにしないといけない。

後半は新潟が主導権を握り続けて選手交代しながら流れを町田に与えず迎えた後半38分に新潟は中央からのワンツーからMF三戸舜介が再びゴールを決めて勝ち越しに成功するとそのまま逃げ切り新潟が5年間に渡るJ2生活に終止符を打ち来季はJ1で戦う事になった。

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この1年誰が出場しても新潟のサッカーを続ける事ができた事が大きな成長だ。誰かがいないと勝てないチームでは強いチームではないし、やはり誰かに頼り過ぎるサッカーではいけないのはJ2に初参戦した1999年から23年間ずっと見てきて必要と感じたからであり、20年間は主力が欠場すると全く勝てない戦いを強いられてきた。確かにずば抜けた選手がいる事で違いを出せる事は良いのだけれど、その選手が欠いた時に全く戦えないチームでは本当の強さではない。

これはシーズン総括で述べるけれど、リーグ最多得点クラブで2桁ゴール者なしでJ1に昇格したクラブは過去になかったと思う。それだけ多くの選手がゴールを決めてきたし、GKを除くフィールドプレーヤー全員が出場した事からも全員が戦力として機能した。

この試合でも三戸舜介選手も2か月10試合以上戦線離脱を強いられたがその間には他の選手が台頭し三戸舜介選手の不在すら感じさせなかった。シーズン途中には本間至恩選手が移籍するなど主力に頼っているクラブなら大きな痛手も全く痛手に感じさせなかった戦いは新潟が1つレベルを上げた証拠でもあった。

もちろんここに来季は多少の戦力補強を必要とする訳で今のままではさらに残る選手たちがレベルアップしなければJ1で戦う事は厳しいのも現実だ。

ただ今のJ1のクラブの戦い方を見ていると下位になるほど監督交代などを繰り返し戦い方が変わる為に戦術理解度と戦術完成度では新潟は間違いなくJ1でも通用する。それはこの試合でも象徴されたようにパススピードが既にJ2レベルでは驚愕していた。

あとは最後の決定機をさらに向上させることに尽きるけれど新潟はJ1で本当の強さを試される事になる。

これで新潟の2022シーズンは終了しアルビファミリーともお別れしてきました。

来季は全ての試合をサポートできませんがその中で新潟の強さを対戦相手として感じる事ができるのでその体感をクラブに持ち帰って現在地を伝えていきたいと思います。

今シーズンありがとうございました。そしてJ2での5年間お世話になりました。来季はJ2の試合を関われませんがこの厳しい5年間は絶対に忘れません。カテゴリーが違うから弱いという事はない。それぞれが目指すサッカーが確りすれば予算が少ないクラブでもJ1昇格の可能性がある事は間違いありません。

J2で戦うクラブと今度はJ1で戦える事を楽しみにしていますし、その為にも新潟がJ1定着する力を持たなければならないと思います。

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