6日J2リーグ22第30節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで徳島ヴォルティスと対戦し、2対2で先制を許し2点ビハインドにながらもDF藤原奏哉のヘッド、DF堀米悠斗キャプテンのゴールでドローに持ち込み、16勝8分6敗勝ち点56得失点差+24で得失点差で2位をキープした。
厳しい昇格争いの中で新潟は堅守徳島から2点のビハインドを追いつき敗色濃厚の試合をドローに持ち込んだ。
順位こそ14位に低迷する徳島ですが、勝敗を見ると対戦前まで6勝17分5敗と失点がリーグ最少の21と新潟より1敗少なく、失点も7点も少ない訳で28試合中23試合で負けていない難敵でした。
ただ対戦してみて得点力不足の理由は十分わかっただけにこのチームと対戦する場合は先に得点を許したら苦しくないというのはやる前からわかっていた事でした。
昨年前J1で戦っていた訳でしかも17位での降格だっただけにそれなりの力は残っているクラブではあったし、守備ではJ2屈しな訳ですが、17分が象徴するようにとにかく得点力不足で勝ち切れない、踏ん張り切れない試合が続いていたという事でもある感じです。
しかしそんな新潟も徳島の戦術に何度も嵌り試合内容からすれば負けても仕方なかった内容でした。
試合を振り返りたい。
アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1
舞行龍が復帰してこの試合はCBは早川史哉と組んだ。
試合は前半から堅守の徳島に対して新潟はなかなか相手ゴール前にボールを運べない。前半3分にMF伊藤涼太郎がシュートを放ったぐらいでそれ以降は相手の5バックの5−4−1に苦しむことになる。
徳島がこの試合まで21失点に抑えているのは守備時の5バックにある。スタートでは3−6−1となっているけれど、このシステムの場合はウイングバックが守備時にサイドバックとなり2列目のシャドーポジションの選手がサイドハーフになって守備をするので全くスペースがない。
2列目を突破しても後ろに5人いるので裏へのスペースはなく突破しなければクロスも厳しいという状況だった。さらにこの試合では右サイドに新井直人が入った事で右から突破するのがかなり困難だった。2シーズン新潟でプレーしアルベルのサッカーを知っている選手との対戦はやりづらかった。特に新井は守備で故障がなかったら不動のレギュラーでもおかしくないほどの選手だったからね。
前半の失点はDMFが奪われたボールに対してショートカウンターを仕掛けて手薄な守備を突破されてのゴールだった。どのクラブも新潟のDMFや両サイドバックが上がった裏を突こうとしている。
守備で構えてコースを絞ってパスミスを狙うという徳島の狙いは前半は完全に当たり、新潟は攻守に精彩を欠いて前半だけで2点目を奪われても不思議じゃないシーンもあったが徳島の決定力不足に救われた格好だった。
後半になっても思うように攻める事ができずに再びショートカウンターから再び一美に決められ堅守の徳島に2失点はさすがに厳しい状況に追い込まれた。しかしここから新潟は小見、シマブクを投入し、さらいDMFをそっくり入れ替えて島田、秋山が攻撃的に展開する。そして迎えた後半33分に新潟はMF高木善朗のクロスにDF藤原奏哉が決めて1点差とした後半40分にMF秋山裕紀からのクロスにDF堀米悠斗キャプテンがヘッドで決めて追いつき新潟は敗色濃厚だった試合をドローに持ち込み3位仙台は勝利したものの、首位横浜FCが大宮にまさかの敗戦を屈して首位と3位との差は1で犇めくことになった。
岡山、長崎、徳島と苦しい3試合を乗り切った事で新潟はしばらく下位相手の戦いになるが、熊本、大分は順位が上にいるだけにこの2チームの対戦は要注意だ。今の新潟は下位にいるクラブとの対戦で確り勝ち点3を拾う事が重要なので徳島のような堅守のクラブとの対戦で2ゴールを奪える力を示せた事は新潟にとっては大きい。
5試合連続複数得点を継続できているだけにこの間の成績が2勝2分1敗と本来なら複数得点した試合は必ず勝ち点3を積み重ねなければならないが、強豪との対戦ではそうはいかないという事も改めて痛感した訳であり、千葉和彦のいない守備陣は厳しい面はあるものの、それでも舞行龍、田上、史哉と3人で踏ん張っている。ここにトミーが出場できれば新潟にとっても大きな戦力として期待できる。
攻撃面では5試合連続複数得点となっているけれど、控えメンバー構成を踏まえると矢村が全く出番なしに終わり、鈴木孝司との交代で使ってしまうと前線の高さがないだけに、谷口海斗も出場できないとなるとゲネスをベンチ入りするだけでも相手の意識が違ってくるものだと感じている。
次の栃木戦では高木善朗が累積警告で出場停止となるだけに谷口海斗とゲネスのベンチ入りが重要になる。鈴木孝司1人で踏ん張るにはさすがに厳しい面がある。
次節はアウェイで栃木と対戦する。前回の対戦では勝利したもののアウェイでは今現在未勝利の相手だけに油断ならない。現在下位にいるクラブから確り勝ち点3を積み重ねる事ができれば2位以上をキープできるだけに守備面で失点しないようにしたい。
厳しい昇格争いの中で新潟は堅守徳島から2点のビハインドを追いつき敗色濃厚の試合をドローに持ち込んだ。
順位こそ14位に低迷する徳島ですが、勝敗を見ると対戦前まで6勝17分5敗と失点がリーグ最少の21と新潟より1敗少なく、失点も7点も少ない訳で28試合中23試合で負けていない難敵でした。
ただ対戦してみて得点力不足の理由は十分わかっただけにこのチームと対戦する場合は先に得点を許したら苦しくないというのはやる前からわかっていた事でした。
昨年前J1で戦っていた訳でしかも17位での降格だっただけにそれなりの力は残っているクラブではあったし、守備ではJ2屈しな訳ですが、17分が象徴するようにとにかく得点力不足で勝ち切れない、踏ん張り切れない試合が続いていたという事でもある感じです。
しかしそんな新潟も徳島の戦術に何度も嵌り試合内容からすれば負けても仕方なかった内容でした。
試合を振り返りたい。
アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1
舞行龍が復帰してこの試合はCBは早川史哉と組んだ。
試合は前半から堅守の徳島に対して新潟はなかなか相手ゴール前にボールを運べない。前半3分にMF伊藤涼太郎がシュートを放ったぐらいでそれ以降は相手の5バックの5−4−1に苦しむことになる。
徳島がこの試合まで21失点に抑えているのは守備時の5バックにある。スタートでは3−6−1となっているけれど、このシステムの場合はウイングバックが守備時にサイドバックとなり2列目のシャドーポジションの選手がサイドハーフになって守備をするので全くスペースがない。
2列目を突破しても後ろに5人いるので裏へのスペースはなく突破しなければクロスも厳しいという状況だった。さらにこの試合では右サイドに新井直人が入った事で右から突破するのがかなり困難だった。2シーズン新潟でプレーしアルベルのサッカーを知っている選手との対戦はやりづらかった。特に新井は守備で故障がなかったら不動のレギュラーでもおかしくないほどの選手だったからね。
前半の失点はDMFが奪われたボールに対してショートカウンターを仕掛けて手薄な守備を突破されてのゴールだった。どのクラブも新潟のDMFや両サイドバックが上がった裏を突こうとしている。
守備で構えてコースを絞ってパスミスを狙うという徳島の狙いは前半は完全に当たり、新潟は攻守に精彩を欠いて前半だけで2点目を奪われても不思議じゃないシーンもあったが徳島の決定力不足に救われた格好だった。
後半になっても思うように攻める事ができずに再びショートカウンターから再び一美に決められ堅守の徳島に2失点はさすがに厳しい状況に追い込まれた。しかしここから新潟は小見、シマブクを投入し、さらいDMFをそっくり入れ替えて島田、秋山が攻撃的に展開する。そして迎えた後半33分に新潟はMF高木善朗のクロスにDF藤原奏哉が決めて1点差とした後半40分にMF秋山裕紀からのクロスにDF堀米悠斗キャプテンがヘッドで決めて追いつき新潟は敗色濃厚だった試合をドローに持ち込み3位仙台は勝利したものの、首位横浜FCが大宮にまさかの敗戦を屈して首位と3位との差は1で犇めくことになった。
アルビレックス新潟@albirex_pr2点を追う新潟。左サイドからのFKを #高木善朗 選手がファーサイドへ送り込む。走り込んだ #藤原奏哉 選手がダイビングヘッドを突き刺し1点差に詰め寄った。
2022/08/06 21:04:22
試合の振り返りは #DAZN で🤳… https://t.co/Rc3qJDnBIR
アルビレックス新潟@albirex_pr1点ビハインドの局面。右サイドでボールをつなぎDFを引き寄せると #秋山裕紀 選手が左足でクロス。左サイドバック #堀米悠斗 選手がゴール前に飛び込みヘディングシュートを決めて同点に追い付く。
2022/08/06 21:15:16
試合の振り返りは #DAZN で🤳… https://t.co/MvYru48HqJ
岡山、長崎、徳島と苦しい3試合を乗り切った事で新潟はしばらく下位相手の戦いになるが、熊本、大分は順位が上にいるだけにこの2チームの対戦は要注意だ。今の新潟は下位にいるクラブとの対戦で確り勝ち点3を拾う事が重要なので徳島のような堅守のクラブとの対戦で2ゴールを奪える力を示せた事は新潟にとっては大きい。
5試合連続複数得点を継続できているだけにこの間の成績が2勝2分1敗と本来なら複数得点した試合は必ず勝ち点3を積み重ねなければならないが、強豪との対戦ではそうはいかないという事も改めて痛感した訳であり、千葉和彦のいない守備陣は厳しい面はあるものの、それでも舞行龍、田上、史哉と3人で踏ん張っている。ここにトミーが出場できれば新潟にとっても大きな戦力として期待できる。
攻撃面では5試合連続複数得点となっているけれど、控えメンバー構成を踏まえると矢村が全く出番なしに終わり、鈴木孝司との交代で使ってしまうと前線の高さがないだけに、谷口海斗も出場できないとなるとゲネスをベンチ入りするだけでも相手の意識が違ってくるものだと感じている。
次の栃木戦では高木善朗が累積警告で出場停止となるだけに谷口海斗とゲネスのベンチ入りが重要になる。鈴木孝司1人で踏ん張るにはさすがに厳しい面がある。
次節はアウェイで栃木と対戦する。前回の対戦では勝利したもののアウェイでは今現在未勝利の相手だけに油断ならない。現在下位にいるクラブから確り勝ち点3を積み重ねる事ができれば2位以上をキープできるだけに守備面で失点しないようにしたい。