4日J2リーグ22第14節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンでツエーゲン金沢と対戦し、1対0で新潟は前半30分にMF伊藤涼太郎のゴールを最後まで守り抜きホーム6連勝7戦負けなしを継続し、7勝5分2敗勝ち点26得失点差+8で2位に浮上した。

4月4勝2分で乗り切った勢いそのままに新潟は1点のリードを守り抜き勝ち切った。




5連戦の4戦目という事で新潟は上手くターンオーバーしながら戦っている。今回は中3日対中2日と日程に恵まれた事も後押しした試合でもあった。

J2でこれだけの連戦はコロナ禍を除くとそうある訳ではないし、5連戦もコロナ禍により半年で41試合を戦い抜いた5連戦6度という過酷な日程を思えば連戦になった時に選手層がどれだけものを言って来るのかが試される。特にJ1で主力で活躍したベテラン選手が多いJ2では連戦ほど厳しいものもなく、5連戦となると同じメンバーでは戦い切れない。

新潟は10試合までに多くの選手を起用して誰が出場してもチーム力が落ちない起用をしてきたがそれがこの連戦で大きく活かされている。

活かされた試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4-2-3-1

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前節から5人入れ替えてスタートした。

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この試合で1番驚いたのは高がベンチ外だった事だ。怪我ではなく疲労を考慮してベンチ外にしたと思うが、新潟のDMFは3番手が不在という状況だったがこの連戦で秋山裕紀が起用の目途が付いた事でDMFも3人で回せるまでになった事で選手層が更に厚くなった。

金沢は中2日だった事もあるけれど、やはり動きが重かった感じだ。

前半から何度もゴールを奪えるシーンを作っていたし、隙あればゴールを狙う姿勢がこの試合でも見せていた。前半11分の三戸のシュートはまさに相手GKが前へ出ていたところを見逃さなかった。

残念ながら防がれたもののCKに持ち込んでいるだけでも十分すぎる。

試合が動いたのは前半30分、三戸がドリブルで攻め上がったところから伊藤涼太郎が中央からワン・ツーから伊藤涼太郎が5節以来のゴールで先制した。




前回の岩手戦でも鋭いスルーパスから先制点をアシストしていただけにこの試合では何度もチャンスを演出し続けた。

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しかしその後は何度もチャンスを作っても金沢GK白井の前に尽くセーブされ続けた。新潟も金沢の反撃に守勢に回るシーンもあったもののGK小島がゴールを許さずこのまま逃げ切り新潟は7戦負けなし、ホーム6連勝で2位に浮上した。

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昨年の今頃は14節で初黒星を屈して15節で首位陥落してその後後退していったが、今季は下の順位から這い上がっていく流れで勢いも前回と違う。開幕からずっと首位のままだった昨年は勝っても勝っても勝ち点差が離れない中で戦い続けたが、追われる重圧と追う勢いはやはり違うものだ。

昨年は5月に調子を落としていったが、今は逆に勝ち続けている事で調子が上がってきている。そして誰を起用しても戦力が落ちない。昨年はほぼスタメンと起用する選手を固定していただけに至恩が欠場しても高が欠場しても戦力ダウンする事はない。

そしてFWの補強もアレックスが加わった事によりこの試合でも途中から谷口との違いを出してくれていたので試合時間が長くなって来ればさらに活躍も期待される。

DFも史哉、トミーがまだ出場機会が回ってきていないのでこれで2人が出場できるようになればほぼ穴のない戦力になる。

先制すれば負けなしを継続しただけにホームでさらに連勝を伸ばしたい。

次節はホームで東京Vと対戦する。昨年は初対戦から苦節17年にして初勝利をしてから連勝と苦手意識はほぼなくなった。仙台に競り勝っているだけに油断できない。ホームの連勝を伸ばしてこれから続く難敵に向けて勢いを維持したい。

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