28日J2リーグ21第27節が行われ、アルビレックス新潟はアウェイケーズデンキスタジアム水戸で水戸ホーリーホックと対戦し、0対4でアルビレックス新潟は立ち上がりに先制を奪えずにカウンターから先制を許すと主導権を失い、後半には水戸に立て続けにゴールを奪われて今季ワーストの4失点4点差の完敗で、14勝5敗8分勝ち点50得失点差+21で4位に後退した。

試合は前半開始早々は新潟が果敢にゴールを目指してシュートを放つも決める事ができずに迎えた前半21分にカウンターからFW中山に決められて先制を許すと新潟は主導権を失っていく事になり前半は1点ビハインドで折り返した。

後半新潟はMF本間至恩を投入して一時的に流れが変わったのも束の間後半7分にFW藤尾に決められると、後半17分にもFW中山に再び決められ、最後は途中出場のFW安藤にPKを決められて新潟はゴールを奪えず今季ワーストの4失点4点差で完敗した。

これでアルビレックス新潟は2位との勝ち点差が1か月で6に広がり9月の上位対決へJ1昇格生き残りをかける事になった。
ALBLINEUP2021-015


新潟の戦術は先制すると滅法強い戦術だが、先制を許すとこれ以上にない苦しい戦術になるという事を示してしまった試合だった。前節の相模原戦も先制を許していただけにリードを許すと苦しい試合になるのは今季だけでなくアルベルト体制になってからずっとそういう試合をしている。

選手構成上どうしても強引にゴールを奪える選手が不在というのが新潟にとって痛い所で、どこからでも奪える強みと引き替えに決定的な選手がいないという事がやはり響いている。京都ならウタカで、磐田なら遠藤だが、J1得点王経験者、J1歴代ベストイレブン経験者とチームの主軸のチームに対して新潟はそこまでの選手はいない。DFに千葉がいる位で攻撃で主軸となる選手がいない。

善朗、谷口は奮闘しているけれど、得点を獲れるCFがいないのが中盤戦からの苦戦している要因だ。京都にはウタカ、磐田にはルキアンがいる。依存しないという点では良いのだが、軸となるポジションに決められる選手が不在というのは予想以上に響いている。

得点力はあるものの、上位との対戦ではあまり威力を発揮していないだけに9月の山形、東京V、甲府という後半戦最大の難関で勝ち点9を獲れるかどうかで昇格争に残れるかどうかとなっていく。

次節はホームで北九州と対戦する。現在降格圏に沈む相手に2勝1分となっているが確実に勝利しなければならない相手だけに次の厳しい3試合を前に勝ち点3を何が何でも獲得しよう!



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