11日J2リーグ21第22節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで栃木SCと対戦し、3対0でアルビレックス新潟がMF高木善朗の2ゴール、FW谷口海斗のゴールで快勝し、13勝4敗5分勝ち点44得失点差+24で3位に浮上した。

後半戦最初のゲームで前半戦とは違う展開ができるチームになる予感を感じた。



4位で前半戦を折り返した新潟は2位との勝ち点差3を追う事になった。

前半戦の最後の10試合は厳しい戦いを強いられたが、前半戦最後の試合でいよいよ待望の男が帰ってきた。MF福田晃斗が戻ってきた事により前半戦MF高木善朗が苦しんだ徹底マークがかなり軽減されるようになった。思えば昨年の後半10試合の大失速はMF福田晃斗の離脱から始まった。離脱した残り10試合で1勝2分7敗と本当に散々な結果となってしまっただけに、福田晃斗の存在がそれだけ大きかった。

そして福田晃斗がこの試合でスタメン復帰した事によりその大きさをさらに感じる事になった。いよいよ昇格に向けて最大のキーマンが戻ってきた事により新潟は浮上していくのみだ。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4-2-3-1

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DMFに福田晃斗が入り、星、谷口海斗がスタメンに入った。

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試合は最初こそ栃木のプレスに苦しんだが、前半12分にカウンターからMF高木善朗のゴールで先制する。先制した試合今季負けなしの新潟はここから強さを発揮する。前半30分には再びMF高木善朗のこの試合2ゴール目でリードを広げると徹底したポゼッションで栃木にチャンスを与えず前半を折り返した。





後半栃木は高さを活かして徹底的に高いボールを放り込んでくるが、DF陣が跳ね返し続けて、後半20分にカウンターからFW谷口海斗のゴールが決まって試合を決定づけた。





やはり福田晃斗がいるといないでこれだけ違うものなのか?というほど中盤での展開力が前半戦とは見違えるように変わった。前半戦は最初の10試合こそ上手く機能していたが、5月16日の町田戦から思ったような展開ができなくなり、中盤でボールを失って失点するシーンも目立ち始め、先制を許して苦しむ試合が続いた。

その原因はMF高木善朗の徹底したマークによるところが大きい。しかしこの試合ではMF高木善朗へのマークは軽減された。その原動力がMF福田晃斗の復帰だ。福田晃斗がボールを持つと前への推進力が大きく変わる。これまでは安全策ばかりだったボール回しが、福田晃斗は相手を崩すボールを多く配給する。これまでゴール前さえ堅めていれば良かった相手も崩されるシーンが作られるようになった事でゴール前で翻弄されるシーンが目立ったのは福田晃斗のパスの精度がそれだけ高いという事だ。

守備面でもこれまで高への負担も大きかったが、この試合では福田晃斗も守備力が高い選手なのでこれまで以上の守備力で中盤でピンチの目を摘んだ。

このまま逃げ切り新潟は後半戦3得点のクリーンシートで得失点差を大きく稼いだ。

これからは得失点差も重要な要素となるだけに取れる試合は徹底して取りたい。

次節はアウェイで2位京都と対戦する。この試合は今季を大きく左右する大一番だけに中断前最後の試合で全力で挑んで勝ち点3を勝ち取りに行こう!

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