26日J2リーグ21第20節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで水戸ホーリーホックと対戦し、0対0でアルビレックス新潟は最後まで主導権を握り続けたもののゴールを奪う事ができずにスコアレスドローで終わり、12勝3敗5分勝ち点41得失点差+22で3位をキープした。

前半戦も残り1試合となり2位との勝ち点差は3に開き7月の磐田、京都との天王山が昇格を左右する2試合になる。

今の新潟にとってはボールの主導権を握れる試合は多数あるが、その反面ゴールを奪う事が次第に難しくなってきている。多くの対戦相手は空中戦さえ抑えてしまえばあとは地上戦でやらせない事だけ考えればゴールを決められる事はないと割り切られた時には苦戦を強いられている。

選手構成上高さよりもボールを回して崩していくのが新潟の戦術なのでゴール前でのシュートシーンを作れないとやはり苦戦してしまう。強引にボールを上げても跳ね返され、強引に突破しようとしても人数をかけられたらそう簡単に破れない。

試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1

至恩が左から右へ、ロメロが復帰し、ゴンザロが島田に代わり入り、谷口が1トップで出場した。

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試合は前半から終始新潟がボールの主導権を握る。しかし水戸も奪ったら奪ったで徹底したサイドからの攻撃を仕掛けてきた。ただし前半については両チームとも決定的なチャンスが殆どなく折り返す事になった。

後半になると両チームに決定的なチャンスがあったが、ピンチに感じたのは新潟の方だった。水戸にあわやというシーンを2度作られてゴールを決められてもおかしくないシーンがあった。幸い決定力不足で枠外だったが最近はそういうシーンで決められてしまっているだけにこういうシーンは作らせたくない。

ただこの試合ではDF千葉が後半早々に相手のタックルで負傷した事が気になる。ここまで千葉がチームを支えてきただけに磐田戦で千葉を欠くと大きなダメージとなる。幸い大怪我する前に交代したので1週間の回復具合に掛かっている。

攻撃面についてはゴール前を完全に堅められるとどれだけクロスを上げても、シュートに持ち込めなければゴールに繋がらない。さらには高さでは相手に主導権を握られたらもう破るのは個人技による突破になるがゴール前で人数をかけられるとゴールを奪う機会が本当に限られる。

ここまでセットプレーで何度もゴールを奪ってきたけれどそのセットプレーも相当研究されてきているだけにここでゴールに繋げられないと苦しいのは無理もない。

結局最後までゴールを奪う事ができずにスコアレスドローとなり新潟は2位との勝ち点差が3に広がった。

勝ち点41を獲得しているので昇格ラインを勝ち点85以上とするなら必ずしも悪い勝ち点ではないし、最低でも勝ち点40を超えたクラブが今季のJ1昇格を争う事は間違いない。

その中で得失点差が22ある事で直接対決で勝利する事ができれば順位は入れ替わるアドバンテージを持っている事は新潟がこれまで積み重ねてきた結果だと言える。

20試合が終わって9位以上と10位以下が確定したので10位以下と9位以上の対戦を見ると、

10位以下 8勝3分1敗

9位以上 4勝2分2敗

磐田戦を残して上位対決は勝ち越しており10位以下に確り勝つ事ができている。ただ今年のようなハイレベルな昇格争いになると前半戦10位以下のクラブに敗戦はかなり致命的になる事が10位以下の岡山との1敗が物語っている。

問題は7月の磐田、京都とのアウェイ直接対決だ。この2試合が今季のJ1昇格を大きく左右する事は間違いない。この後の戦いを苦しくするのか?それとも同じ勝ち点で戦えるのかではかなり違う。

しかも今季は4クラブがJ3降格という状況だから下位にいるクラブも早い段階で戦わないと終盤で戦うとかなり厳しい試合になる。その点で8月に下位との対戦が多い事はチャンスと捉えているし、9月の上位対決で勝ち切れるかが昇格を大きく左右する。

その為にも今以上の攻撃に対する意識を持っていなければゴールを奪えない事をこの試合で痛感した事が収穫だ。

次節はアウェイで磐田と対戦する。今1番強い相手との対戦になる。この対戦で新潟が本当にJ1に昇格できるクラブなのかそうでないのかがハッキリするとも言える。最悪でも勝ち点差3はキープしなければならない試合だが、もちろん勝利して2位以上で折り返す事を狙う。

6ポイントマッチは今季の昇格を大きく左右する一戦になる。

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