30日J2リーグ21第16節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンでFC琉球と対戦し、2対1でアルビレックス新潟は先制を許すも今季初の逆転勝ちで、11勝2敗3分勝ち点36得失点差+21で首位に浮上した。

絶対に勝たなければならない試合で新潟はこれまで超えられなかった壁を再び乗り越える戦いぶりを見せた。

アルベルト体制で1度も先制を許してからの逆転勝利がなかっただけにこの上位対決では2試合連続尽く先制されて敗れている。

ここ3年上位対決では尽く敗れてきただけにここで踏ん張らなければ昇格から遠ざかる可能性すらあった。それ位この試合での勝利の大きさは今シーズンを振り返った時に大きいものになるという事だった。

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前節と同じメンバーで挑んだ試合を振り返りたい。

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試合は前半から新潟がボールを支配する時間が長く、再三CKからチャンスを演出するも琉球はこの試合ではCBに李を起用しておりこれはセットプレーと高さ対策によるものだ。その狙いとしては琉球はセットプレー対策は見事に成功していた。

そんな攻め切れない中で迎えた前半28分に琉球はスペースに抜け出したMF池田にゴールを許して3試合連続先制を許す。しかし新潟はその直後にDF堀米のクロスからMF高木善朗が鮮やかなグラウンダーのシュートを決めてすぐに同点に追いついた。




この同点に追いつけた事が新潟が終始落ち着いてプレーできる要因にもなった。

後半になってから新潟は琉球に押されるシーンもありながらも迎えた後半22分に新潟は右サイドからゴール迫りゴール前の混戦から途中出場のFW谷口海斗が泥臭くゴールを決めて逆転に成功する。





その後琉球に再三押し込まれるシーンがありながら新潟は最後までゴールを守り切り2位3位直接対決を制して京都が引き分けた為に再び得失点差で首位に返り咲いた。

14759人もこの情勢の中で動員できた事と試合を開催できる事を証明できた事はとても大きい事です。

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この観客数は2年前のJ2で新潟が戦ったシーズン平均観客動員15000人だった事を踏まえればもう2年前の平均まで戻ってきたという事です。

これもビックスワンという4万人のキャパシティがあるからこそできる事であり、確りした感染対策を行った上で開催してここまで新潟県では感染者数は最近は20人前半に収まっている事を踏まえても十分開催可能という事を証明した試合でもあります。

選手たちにとっては声こそ出せませんが2年前と同じ観客数で戦える事はこれ以上にない心強さがあったと思います。

琉球も新潟対策を確りしてきたけれど、京都よりは守りが堅かった訳ではなく、その意味では京都がこれから昇格争い最大の強敵である事は十分この上位対決2試合で感じた事だった。

お互いにここまで同じように勝ってきただけにここで上に行くのはどちらなのか?という試合だったし、両チームとも調子を落とした中で迎えた上位対決2位攻防戦だった。

ここ2試合起用されている三戸はまだまだ守備に課題こそあるけれどドリブル突破からチャンスを作っている。この試合では後半早々に交代となったけれど起用していく事で成長はさらに進んでいくのは間違いない。

そしてここ3試合で1得点だった攻撃陣も4試合ぶりの複数得点を記録した。特にリードを許してから1分で追いつけた事はこの試合のターニングポイントだったし、前半で追いつけなかったら琉球のペースで試合が進んだだろう。

個人的はもう少しゴール前からシュートを放つシーンがあっても良いのかなと思うけれど、ある程度崩した上でシュートを狙うというチーム戦術なので崩せないならやり直して崩していく姿勢はこの試合でも最後まで貫いた。

これで再び首位に返り咲いたけれど、次節はアウェイで過去3年勝利のない甲府と対戦する。

ここ3試合はドローが続いているけれど昇格を争うクラブである事は間違いなく昇格への大きな壁だ。

ここで勝利すれば上位対決5分に持ち込める。首位キープの為にも上位対決を制したい。

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