9日J2リーグ21第13節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで松本山雅と対戦し、0対0でアルビレックス新潟は松本山雅の堅い守備に阻まれて、松本山雅の攻撃で4度も危ないシーンを迎えたが2度ゴールポストに助けられてスコアレスドローに持ち込んで13試合連続無配を継続し、10勝0敗3分勝ち点33得失点差+22で首位をキープした。

これから続く上位対決を前にやはりそう簡単に勝てるほど甘くない事を痛感されられる試合となった。

4年ぶりに2試合欠場して久しぶりに試合に復帰したけれど、いけないというのはやはり辛いものだと感じていた。試合が地元にあるのに試合を観れないというのは気になって仕方ないものだ。

その間に新潟は不戦記録を12に伸ばし、いよいよここから上位対決が始まる訳だけれど、これまでの対戦の殆どが12位以下だった訳で、ここから1桁順位の相手と後半戦残りを戦っていく。ここで確り勝利を重ねれば間違いなく頭2つ抜けるが勝ち切れないと追いつかれる状況だ。

特に1番のライバルになる京都の戦いぶりは要警戒だ。そんな中で迎えた3連勝中の松本山雅相手にどれだけの戦いを繰り広げたのだろうか?試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4-2-3-1

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舞行龍が復帰して星が右サイドハーフに入った。

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試合は立ち上がりから新潟がボールを支配してゴールに迫ろうとするもこの試合では松本山雅が3バック=5バックを形成した事によりスペースがなくなかなか破る事ができない。

逆に新潟は松本山雅のポジショニングによりボールを失うとあわやゴールというシーンでGK阿部航斗が弾き出して難を逃れたものの、それ以外にもゴール前でゴールポストに助けられるシーンもありこの2シーンだけでも1失点していた可能性が十分あった。

新潟も前半はそれほどチャンスが作れたわけでもなかったが決定的なシーンはFW谷口海斗のシュートだったがこれはGK村山に防がれて前半は0対0で折り返した。

やはり5バックで守る相手になってしまうとなかなかサイドを有効に使えず後ろに守られたらそう簡単にゴールに結びつかないし、チャンスも作れない。そしてここで最大の問題になるのは今の選手構成だとグラウンダーでしか打開できないという事だ。

後半になると松本山雅に決定的な2シーンがあり、1つはGK阿部航斗がファインセーブして難を逃れたが、もう1つは完全にゴールバーに助けられた。





この2シーンはゴールでもおかしくなかったが、今の新潟はこういうシーンになってもゴールポストに助けらえる強運を持っている。

後半20分過ぎから新潟は裏を狙ったパスを出してチャンスを作るもFW谷口海斗が決め切れず、MF本間至恩も決定的なシーンを決め切れずスコアレスドローに終わったが開幕からの無敗記録を13に伸ばした。




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この試合では交代カードを三戸しか切らなかったが、逆に切るカードがなかったとも言える。

攻撃カードが矢村と三戸では2枚目の攻撃カードをどう切るかだが、0対0だとバランスを崩したくないという気持ちがどうしても監督として強くなるために島田を下げて矢村を起用するという手も高をアンカーにすれば4-1-4-1と大宮戦のような事もできたが、ビハインドなら冒険するが均衡が破れていないシーンでは交代カードとして切るにはリスクを冒したくないという事だ。

もう1つのカードは善朗を下げて矢村を起用して谷口と2トップにするという手もあったが善朗の現在の信頼度を考慮すれば代え難かった。

ここに鈴木孝司、ロメロフランクがいればまた違ったカードになるのだが、やはりこういう攻撃に行き詰った時に2人の存在が必要となる。どちらかいたならアルベルト監督も次のカードを切っていた可能性は高い。

次の上位対決の為に治療に専念させているなら良いが、2人とも深刻な故障ならこれからの上位対決に向けて厳しい戦いを強いられる可能性もあるだけに今日の試合で浮上した課題をこの1週間で克服できるようにしたいところだ。

次節はアウェイで町田と対戦する。過去3戦アウェイではドロー決着となっているだけに油断ならない相手だし、何よりも鄭大世がいるので恩返しゴールに要注意だ。

これから4試合続く6位以上との対戦で新潟は強さを見せる事ができるのか?試される上位対決となある。

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