27日J2リーグ21開幕戦が行われ、アルビレックス新潟はアウェイミクニワールドスタジアム北九州でギラヴァンツ北九州と対戦し、4対1でアルビレックス新潟がDF千葉、FW鈴木、MF本間至恩のゴールで昨年5位の北九州を圧倒して開幕戦を白星スタートを切った。

試合は前半から新潟が主導権を握る展開でスタートして積極的にゴールに迫る。そして迎えた前半28分にCKからDF千葉が頭で合わせて先制する。しかし前半40分に北九州はDFラインの抜け出したFW富山にゴールを許して前半は1対1で折り返した。

後半も新潟が主導権を握って展開し、後半11分にFW鈴木がゴールを決めて勝ち越すと、後半14分には相手のオウンゴールで追加点を入れた新潟が完全に主導権を握り、後半29分にMF本間至恩のゴールで完全に試合は決まった。

その後も新戦力を積極的に起用した新潟がこのまま逃げ切り2年連続開幕戦白星スタートとなった。

これでアルビレックス新潟はアルベルト体制2年目は好発進する事ができ、次節はホーム開幕戦で昨年3位の長崎との対戦で12年ぶりのホーム開幕戦勝利を目指す。
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昨年の戦い方をベースに新戦力が躍動した開幕戦になった。

スタメンでは新戦力にFW鈴木、MF高、DF千葉、藤原、そしてGKには昨年1試合も出場できなかった阿部航斗がスタメンに名を連ねた。

昨年共に21試合に出場した小島、藤田ではなく、今季は阿部航斗が開幕スタメンを勝ち取った。元々ユニバーシアード代表の正GKとして世界大会で優勝経験もあるだけに開幕戦でチャンスをものにした格好だ。今の新潟は誰がGKで出場してもレベルが落ちない事を阿部航斗が証明した事で今季のGK陣は安泰と言える。

かつては東口が1年目は1試合しか出場できずに終わったが2年目にアクシデントによってチャンスを得て日本を代表するGKに成長していっただけに阿部航斗にもそういう成長をして行ってほしい。

DFには舞行龍がベンチ外という事もあるけれど、千葉がDFを牽引した事で昨年の守備の不安定な部分をどれだけ改善できるのかも焦点だったが、広島時代に3度のリーグ優勝を経験した経験値は流石だったと言える。DFラインの精度を上げるのはこれからになるが1失点以外は守備はほぼ問題なかった。

そして今季の新潟初ゴールを決める当たりやっぱり千葉が決めるとチームのムードは良くなるだけに千葉の活躍にも今後期待したい。

そして新戦力が早速結果を出した。FWとして加入した鈴木孝司は琉球時代に15ゴールを上げてセレッソに昇格した実績があり、J2のサッカーをよく知っている。得点感覚にも優れており、早速ゴールを決めた。今季新潟には高さはないもののその分をポジショニングの良さでカバーできれば今日のような試合展開を増やす事もできる。

ロメロフランクとは町田時代にコンビを組んでおり連携面ではほぼ問題ない事も強みだ。

DMFには高が入ったけれどガンバで1年目からJ1で出場した実績はやっぱりさすがと言うべき安定力だ。昨年は山口でプレーしたけれどその時のプレーがアルベルトの目に留まったという事もあるけれど福田の穴は十分高で埋められる。

昨年はアルベルトにとって初のシーズンだった事もあり選手たちも戦術を浸透させていくシーズンだったが、今季は19人残った事で浸透した戦術を成熟させていくシーズンになる。その中でJ2に対応した戦力補強をシーズンオフに行った。外国人選手の獲得なしは契約更新を除けば初になる。

今は新規の外国人選手の入国が厳しい状況にありそれを見こした補強をした事で新潟にとっては影響を少なくする事ができたオフとなった。アルベルト監督も入国規制前に入国できたのでチームの指揮に問題はなかった。

ヘッドコーチの来日が何時になるかはあるもののしばらくは問題なく戦える。

次節はホームで昨年3位の長崎と対戦する。11シーズンホーム開幕戦白星なしという記録を止めて昨年3位今季の事実上1位の長崎に勝利すれば勢いを持ってスタートできる。

12年ぶりのホーム勝利を目指していい準備をしてほしい。



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