6日J2リーグ20第39節が行われ、アルビレックス新潟はアウェイサンプロ アルウィンで松本山雅と対戦し、1対3で新潟は前半15分に先制を許すも前半30分にPKを獲得しFW鄭大世が決めて同点で前半を折り返した。

しかし後半新潟は足が止まり後半10分に裏を突かれて勝ち越しゴールを許すと、後半15分にも追加点を許してその後新潟は反撃に転じようとするがその力は残っておらず敗れ、14勝15分10敗勝ち点57得失点差+4で8位に後退した。

これでアルビレックス新潟は残り3試合で6位以内を目指して戦う。
ALBLINEUP2020-023


疲労困憊で後半は全く足が動かなかったが、選手を少数にしていた事も代えられる選手を少なくしたと言えるが、ポゼッション戦術はなるべく同じ選手で構成して精度を上げていく事が1番の近道の戦術ではあるので選手を大幅に代えてしまうと精度が上がらないという弱点もある。

ターンオーバーさせて数人入れ替えながら戦うという術もない訳ではなかったが同じ選手を起用し続けた事で終盤に差し掛かり選手の疲労はこれまでに経験した事のないほどピークに達している。

舞行龍も前節試合終了後に足を気にしているほど動けなくなっていたし、残されたメンバーも多くは試合に出場し続けている事で後半になると全く動けない状況だった。特にリードを許すと苦しい戦術である事は今シーズン思い知った訳だが、これだけ経験ない5連戦6度という連戦は選手たちの体力を殆ど残されていない中で戦い続けた。

いくら良い選手が揃っていても疲労が蓄積したらいいプレーができなくなっていく。欧州の強豪はリーグ戦とカップ戦で入れ替えながら戦っているがそれ位じゃないと今シーズンは戦えなかったのも事実だが、J2ではそれだけの戦力を維持できるクラブは存在しなかった。

故に強豪と目されたクラブが脱落し、長年戦術を熟成して戦い方を知るメンバーが揃う徳島や、驚異的な連勝が続いて昇格圏内の福岡、2シーズン目で資金力にも余裕がありJ1昇格させた経験ある手倉森監督という3強は体力が削られる中でも要因があって今の位置にいる。

ただ新潟にとっては今シーズン1桁順位で終わる事が最低限のミッションであり16位→10位→1桁順位と着実に戦力アップ順位のステップアップをしている。福岡が4シーズン、徳島は6シーズン戦っている事を踏まえればわずか数年でJ1に戻れたのはここ5年2015〜2019)で自動昇格では湘南、柏、清水のみだ。1年で復帰する事がそれだけ自動昇格は難しい。2017シーズンの名古屋ですら3位でプレーオフでの昇格だった訳だからそれだけ厳しいカテゴリーという事だ。

ただ来季はJ2に降格するクラブはなく、J3から昇格するクラブがあるのみだ。来季は下手すれば優勝以外は4クラブによるプレーオフによる昇格争いという可能性すらある。その為には優勝以外はいばらの道になる。その為には最低でも今季6位以内に入る事が来季の昇格争いへの土台と捉える事だ。

次節はホームで群馬と対戦する。ホーム最終戦では勝利で飾り共に闘ったファミリーと共にホームでの戦いに別れを告げたいところだ。残り3試合今年1年新潟が昇格争いの資格があったという事を証明する為にも3連勝して終わろう!



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