28日J2リーグ20第37節が行われ、アルビレックス新潟はアウェイトランスコスモススタジアム長崎でVファーレン長崎と対戦し、0対2で新潟は前半30分に先制を許すと前半終了間際に決定的なシーンがあったか決められず、後半にも追加点を許して得点を奪えず敗れて、14勝14分9敗勝ち点56得失点差+6で6位のままだった。

この試合は前半からホームの長崎が押し気味に試合を展開するも次第に互角の展開となっていく。しかし前半30分に長崎は左サイドからのクロスにFW富樫のゴールで先制を許す苦しい展開となるも、前半終了間際に長崎のミスでMF大本に渡るもこれを決める事ができずに前半を1点ビハインドで折り返した。

後半新潟は逆転を目指して攻勢を仕掛けるもなかなかゴールを割る事ができず、後半22分にFWエジガル・ジュニオにゴールを許しその後長崎の堅い守備を崩す事ができずに今季2度目の連敗を屈した。

これでアルビレックス新潟は極めてJ1昇格が厳しくなり29日に福岡が勝利すると今季のJ2残留が決まる。

ALBLINEUP2020-022


今シーズン9敗中8敗が先制を許した試合という先制した試合では1敗しかしていない事を踏まえればいかに先制を許したら未勝利という事からもリードを許した時に逆転する力が今の新潟にはないという事でもある。

これだけJ2という過酷な日程を戦い続けて同じメンバーで戦い続ける事そのものが非常に厳しいのはわかっていたけれど、アルベルト監督の戦術を精度を上げていくにはそれなりに同じメンバーで戦い続けていかなければ上がっていかない事も理解できる。特にDFラインはほぼ固定と休養十分の舞行龍、マウロだったら最大限に力を発揮するとは思うけれど、これだけ5連戦が何回も続いていくとさすがに厳しいものがあった。

週1試合だけならメンバーを固定して戦えばパフォーマンスを発揮するとは思うけれどこれだけ連戦が続いたらやはり限度がある。そして不祥事による2選手の離脱に怪我人による4選手の離脱と主力6選手がいなくなったというのが次第にチームを極度の疲労という状況が打つ手すら失っていく結果になった。

日程については全クラブ同じ条件なので仕方ないが今上位にいるクラブは徳島は3年以上同じ監督で継続しており戦術が完成している。福岡は驚異的な連勝もあったが連戦に適した戦い方をしている。長崎も昨年からの継続した戦術が機能した。

目指す戦い方については私自身間違っていないと感じているし、この戦術は1度リードを奪うと非常に有効な戦術で相手に主導権を握らせないからこそ先制した時はかなりの確率で勝ち点をキープできる。しかしリードを許すとゴール前まで手数を掛け過ぎる為に短時間でゴールに迫るという事ではマイナスになる。リードを許した試合でもゴール前に迫るまでかなりのパス交換をしているが、そうなるとどうしてもゴール前を堅められてしまいシュートやスペースはほぼない。

それを当初は高さあるファビオで打開していたが、ファビオがいなくなってからはそれもできなくなった。現在FWに高さある選手が鄭大世しかいないというのは流石に空中戦で戦うには無理があると言える。来季は鄭大世がどんな形でも新潟に残ってくれるのかは不透明だがどちらにしてもFWには高さあるFWを獲得しなければ来季は空中戦で勝てない試合が増える事になる。

前半戦勝ち切れなかった試合の多くは空中戦に勝てるFWがいなかったからなので来季のFWの補強はそこが最大のポイントとなる。そして残り試合については明日の結果次第で5試合を残してJ2残留が決まるという状況だ。

ただし来季はJ2に降格してくるクラブはないだけにJ2残留が決まった場合は最低でも今季6位以内場合によっては4位以上でフィニッシュしなければならない。何故なら来季のJ1昇格ラインが3位と4位になるからだ。そのうち3位は徳島、長崎、福岡の3チーム中1クラブとなる訳だからどのクラブが残っても来季のJ1昇格候補筆頭になる。

J2残留が決まったとしても6位以上で終わらなければ何もなければ今季J1プレーオフ出場権を獲得していた事を証明できない。最低でも6位以上はキープしたい。

あとは残り試合来季に向けた選手起用も考えていく必要があるが現有戦力の維持を前提に高さあるFWの獲得並びに中盤の軸になる外国人MFの獲得、マウロの残留交渉など至上命題は多い。ただアルベルト監督が続投する事により同じ監督の下でプレーしたい選手も少なくないだけにこれで監督が代わってしまうと選手の確保は難しくなっていた事を踏まえればアルベルト監督のサッカーを継続できる事は新潟にとって来季へのプラスだ。

次節はホームで栃木と対戦する。前回の対戦では苦戦した相手だけに厳しい戦いが予想されるが残りホーム2試合勝利して終われるようにしなければならない。