15日J2リーグ20第34節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンでジェフユナイテッド千葉と対戦し、0対2で新潟は後半にセットプレーから失点すると攻撃に転じた所をカウンターで失点し最後までゴールを奪えずに敗れ、13勝14分7敗勝ち点53得失点差+10で6位に後退した。

この敗戦により1位徳島,2位福岡ともに勝利し今季のJ1昇格は極めて厳しくなった。

残り9試合全て勝利しても勝ち点80にしかならない中で今日の敗戦は非常に痛く、首位徳島が勝ち点71に乗せた事により2位以上が勝ち点80以上になる事はかなりの確率で高くなった。

この試合で敗れた事により6位に後退したものの、例年のシーズンであればプレーオフ圏内であり通常のシーズンならプレーオフ圏内の確保は十分できるだけの戦いぶりではあった。

ただ来季もそうだけれど2年連続プレーオフなしという中では今の戦い方では昇格は厳しいと言わざるえない。3シーズン目となったJ2の戦で今季が1番いい戦いをしているものの、今の新潟に何が足りないのか?振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4-2-3-1

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堀米が左SHに入り、田上が復帰してスタートした。

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試合は前半は最初の10分こそ千葉の前線からのプレスに苦しんだが次第にボールを支配した。立ち上がりは新潟のペースで進んだだけにできる事なら前半に先制すれば良かったがここで先制できなかった事が後半の失点に繋がっていく訳だが、今季14を数える引き分けを振り返ると勝ち切れない試合が本当に多いという事だ。

負け数については福岡が8敗しているが、新潟は7敗なので大差はない。それだけ決め切れない試合が新潟が多い原因として確かにボールを保持しているけれど、冷静に振り返るとFWの故障や離脱などもあったとはいえ強引に決めるというイメージが全くない。

必ずと言って良いほどサイドから崩すか、セットプレーから押し込むというところだが、ある程度強引さに欠ける。その分どこからでも決められる力が身に付いたからこそ誰が出場してもゴールを狙えるのだが、その中でも決定的なゴールを決められる選手がいない事がシーズンを通して苦しくさせている。

新太が故障せず今でもプレーしていたらどうなっていたのかわからないが誰でも決められる反面得点源の軸になる選手がいないのも事実だ。

1トップにしてから得点力が落ちたというのもありますが、2トップにするにもFWが足りず特に高さある選手がいない為に組めない。

それだけファビオが抜けた穴はデカい訳だが、シーズン通せば軸になるFWが最後まで不在だった。

DFについては舞行龍、マウロ、DMFには島田が完全に主軸となった訳で、2列目も本間至恩が成長している。しかしFWはいないというよりいなくなった。

今の戦術が悪い訳ではなくどこからでもゴールを狙えるというのは強みだが、その中で決定力ある選手がいれば新潟も決められる試合で決められたのではないかと感じる次第だ。

それが引き分け14という数字に表れている。これが5つ勝利にしていたら今の立ち位置は間違いなくJ1昇格を狙える立ち位置にいた事だろう。

残り8試合となったけれど最大の勝ち点は77になった。ただまだ対戦していない愛媛に新型コロナウイルスによる陽性者が発生したためにさらに感染者が出た場合は愛媛戦は残り試合全て中止になる可能性もある。そうなると勝ち点上限は74となり現在2位福岡が勝ち点68と考えるとほぼ絶望的な数字になる。

勝ち点77でもあと3勝で福岡は到達するだけに相当なブレーキがない限りまずこの差は縮まらない。事実上3位までがJ1昇格争いというのが現状だ。さすがにこの時期に勝ち点10差はかなり厳しい数字だけに現実は直視しなければならない。

次節はアウェイで金沢と対戦する。この4試合苦杯をなめている相手であり厳しい試合になる事は間違いない。残り8試合全力を尽くして戦うのみだ。

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