11日J2リーグ20第33節が行われ、アルビレックス新潟はアウェイヤマハスタジアムでジュビロ磐田と対戦し、1対1で新潟は磐田の遠藤中心の攻撃に苦戦するもFW鄭大世のゴールで先制し逃げ切りを図ったが終了間際に追いつかれて痛恨のドローとなり、13勝14分6敗勝ち点53得失点差+12で5位に後退した。

試合は前半から遠藤中心にパスを回してくる磐田相手にボールを支配される苦しい展開が続き、何度も遠藤に際どいシュートを放たれてピンチの連続を迎える。しかし新潟もチャンスではゴールに迫り前半は0対0で折り返した。

後半FW鄭大世、MF本間至恩を投入して一気に勝負に出た新潟は後半13分にFW鄭大世のゴールで先制すると磐田の猛攻に耐え続ける時間が続く。しかし終了間際の後半45分に磐田がFWルリーニャのゴールで追いつかれて新潟は痛恨のドローとなった。

これでアルビレックス新潟は痛恨のドローで2位との勝ち点差が12に広がり残り9試合で最大でも勝ち点80を目指して最後まで戦い抜く。

ALBLINEUP2020-020


9月に対戦した時とは全く別のチームになっていた。鈴木監督は2年前に新潟の監督を務めていただけに鈴木監督のサッカーは理解している訳だけれど、やはり引き出しを持っている選手を中心に据えて戦うスタイルが1番鈴木監督のサッカーを体現するという事は証明された試合でもあった。

18年前の磐田には名波浩という希代の司令塔が君臨していた。しかし2年前の新潟にはそれを体現できるような選手はおらず結果経験値のない若手は次々と脱落してしまい最終的には機能不全に陥って解任に至った。

しかし今の磐田には名波と同じ希代の司令塔遠藤がいる。この遠藤を中心にするだけでこれだけ磐田がパスで周りを翻弄するサッカーを展開できるのだから頭を使って考えられる選手1人いるといないでは大きく違ってくる。

故に今季1番新潟は支配率が4割を切る試合となってしまった訳だが、それでも粘り強く戦い続けて後半13分に先制した。先制すれば強い新潟はそこから5バックにして守りを堅める戦術を用いて守るも磐田の猛攻は激しくGK藤田が何度も止めなければ負け試合だった可能性すらあったほどだ。

失点のシーンについては逃げ切ろうとした事を踏まえると確実にカウンターに備えて前でプレーする選手を少なくしておく必要があったがどういう訳か45分の失点のシーンでは選手が上がっていただけに、ここで1点を守るのか?それとも1点を取りに行くのか?という意思が少し曖昧になってしまった感じだ。

後半45分のシーンだけは選手たちも悔しいシーンの1つだと思う。

これで9試合を残して2位との勝ち点差が12に開いてしまったが新潟が最大に勝ち点を積めるのは80までであり、それも全て勝っての話だ。徳島が4勝1分以上4敗、福岡が5勝1分以上3敗、長崎が6勝以上3敗したら届かない。

ただここから1勝するのがどれだけ大変なのかは上位にいるクラブほどプレッシャーがかかる訳でこのまま勢いを続けられるかにもよる。

新潟は残り9試合は長崎と直接対決を残すが、残り8試合は全て下位との対戦だけにまずは長崎との直接対決まで全て勝たなければ昇格はない。それ位追い込まれている。

次節はホームで千葉と対戦する。低迷する相手だが選手は揃っているだけに油断できる相手ではない。けが人も新井、ロメロの出場は厳しいだけに総力戦になるが残った選手で可能性ある限り戦い続けていくしかない。