18日J2リーグ20第27節が行われ、アルビレックス新潟はアウェイケーズデンキスタジアム水戸で水戸ホーリーホックと対戦し、3対1で新潟はDFマウロの先制で先制し、後半途中出場のMF中島の2ゴールで追加点を上げて勝ち切り、11勝10分6敗勝ち点43得失点差+10で5位のままだった。

試合は前半から新潟がボールを支配して展開し再三ゴールに迫るもなかなかゴールが割れず迎えた前半40分にCKからDFマウロのヘッドが決まって先制し前半は1点リードで折り返した。

後半水戸に押し込まれる時間帯が続いたが後半30分に新潟は水戸陣内で奪ったボールをMF中島が決めてリードを2点に広げた。このまま逃げ切ろうとした後半45分に水戸に1点を返されたが、アディショナルタイムにPKを獲得してこれをMF中島が決めて新潟が水戸に勝ち切って連敗を阻止した。

これでアルビレックス新潟はクラブの窮地を勝利で封じ次節ホームで岡山と対戦する。


ALBLINEUP2020-018


15日にFWファビオが道路交通法違反となる酒気帯び運転によりその直前まで同乗していたFWペドロマンジーと共に書類送検されるという不祥事が発生した。

まずこの件については契約先であるアルビレックス新潟に所属する者として皆様に多大なるご迷惑をおかけした事をお詫び申し上げます。

リリースによると9月17日の午前1~2時に検挙されたという話でこの日は2日のオフを終わって練習が再開された水曜日の夜だった。それにもかかわらず深夜まで深酒を飲んでいたという時点でも問題だが、さらに酒気帯び運転という昨今日本では厳罰化されている違反という事でまことに弁解の余地すらない。

実際に酒を飲んだお店を後にして検挙されたのか?それとも友人宅で飲んだ上なのかは私の方ではわからないが、どちらにしたとしても今は家飲み以外は酒は控えなければならない。残念ながらファビオ、ペドロマンジーについては今シーズン残り試合謹慎の上シーズン終了後契約解除の運びになるだろう。

そんなクラブ史上でもこれまでにない不祥事の後に迎えた試合は批判を抑える為には勝つ以外になかった試合だった。ファビオという高さを失って厳しい戦いを覚悟したが、選手たちはこのピンチを力に変えてくれた。

福岡戦のようなプレーがこの試合でも随所に出ていたし、ボールを簡単に失わなくなってきた。失っても素早くボールを奪い返して自分たちのピンチにしないというプレーが前半からできていた。

先制すれば新潟は落ち着いて試合を展開できるので前半40分のマウロのヘッドは大きかった。

後半はFW不足が顕著で守る時間も増えたけれど、今季の新潟は1人の選手に依存しない戦い方ができている。特に攻撃は色々な選手がゴールを決めておりどこからでもゴールを狙える事もファビオを失っても攻撃力はそこまで落ちずに済んでいる。

ここにきて中島が2ゴールとようやく元FWの得点感覚でゴールを奪えるようになってきている事も新潟には明るい材料だ。現在FW登録が3人しかいないだけに残された選手でどうやって得点を奪うかを考えていかなければならないが依存してこなかった事がこの非常事態でも危機管理能力をいかんなく発揮した。

次節はホームで岡山と対戦する。中2日という厳しい日程だが今回はホームで岡山を迎える。前回アウェイで悔しい思いをしたが今の新潟は勝ち続けなければ何を言われるかわからないだけにどんな内容でも勝ち続けていくのみだ。



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