26日J2リーグ20第22節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンでヴァンフォーレ甲府と対戦し、1対1で新潟は甲府のオウンゴールで先制するもパスミスから2分後に同点に追いつかれて決定的なピンチはGK小島が何とか止めてドローとなり、7勝10分5敗勝ち点31得失点差+3で暫定7位に浮上した。

勝ち点80を目指す上で大切な後半戦初戦で新潟は上位対決でゴールを決めるという形に執念を持たなければならない。

いよいよ後半戦開始となったけれど、3か月で半分を折り返すというとんでもない日程を消化しているがJ1の場合はリーグ戦34試合だが、J2リーグは42試合ある為に5連戦が計6回も続く訳でその3回目に突入している。これだけの過密日程は誰もが初めてだが、やはり選手を固定していく事はかなり厳しい事を痛感している。

基本J2は中3日で戦うケースは2019シーズンは年間2度ほどしかなかった。今季は東京五輪もあり計3度あるはずだったが新型コロナウイルスにより東京五輪は延期となり、Jリーグも6月27日まで再開されなかった。J2に残された試合数は41とこの試合数を消化する為には5連戦を6回やる必要がある訳でJ2の過酷な移動を踏まえるとかなりタイトな日程だ。

J2の週1試合というペースならベストメンバーを固定して戦っても問題ないが、これだけ中2,3日で戦うとなるとやはりある程度ターンオーバーしていかなければ次第に動けなくなる。

新潟の場合はGKを除くとCBはマウロと舞行龍が不動となっておりそれ以外のポジションは代えが利くが、CBだけが代えが利かない。この試合でもCBでミスが目立っただけにやはりそろそろCBを休ませながら戦う事も視野に入れなければならないとは感じている。

新潟が勝ち点80を目指す為には勝ち点50以上が必要で、昨年の横浜FCが15勝5分1敗と驚異的なペースでJ1昇格を決めている。前半戦終了までさっぱりだった横浜FCが後半戦中村俊輔の加入で大きく変わったがそれだけでは当然行けなかったはずだ。

全ては1つのキッカケが必要という事を踏まえて今の新潟に必要な事は何かを試合を通じて振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4-2-3-1

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スタメン発表では至恩がFWだったが、実際には高木善朗がトップ下に入り鄭大世が1トップでプレーした。

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まずこのシステムにした意図については最近2トップがあまり機能していなかった事もあるし、何よりもトップ下でプレーできる選手が多い事もある。むしろ今の新潟にはサイドハーフやウイングでプレーする選手がいるというのもあるけれど渡邉新太不在の中でファビオと鄭大世を同時に先発で使うよりもこの方がボールが回るという事もある。

ただこのシステムにするならトップ下はシルビーニョの方が良かったのではないかと感じる部分もある。シルビーニョは昨年の吉永監督体制になってからトップ下でプレーして活躍したシーンがあり、今のシステムだと活かせるポジションに苦慮している。この試合でも途中出場で右サイドハーフでプレーしたけれどやはりシルビーニョの良さが活かされたとは言い難い。

これまでの4-4-2システムはトップ下はないシステムであるだけにトップ下を得意とする選手にとっては不向きなシステムではある。

試合展開に戻ると前半はお互い中2日という事もありボールポゼッションを重視するチーム同士という事もあってそれほど大きなチャンスが多かった訳ではなくゴール前まで持って行くもののそこからシュートまで持ち込むシーンがこの試合前半は本当に少なかった。


ただコーナーキックのチャンスは新潟10回、甲府7回とかなりあっただけにこのチャンスを活かせたシーンは両チームなかった。この試合を一言で言ってしまうとミスから得点が両チームに生まれた試合でありシュートシーンも両チームともに多く作れていなかった。但しゴール前には数多く侵入していたにもかかわらずにだ。

ゴール前に近づけないのならこれだけのシュート数の少なさに繋がっても仕方ないのだが、ゴール前に近づきながらシュート数が少なくなってしまったのは最近ボールを失いたくないという気持ちが何処かに選手たちの中に芽生えてしまっているのかもしれない。

最近はボールを保持してもゴール前まで近づけずに何度もやり直しするシーンが増えている。これは相手がゴール前をがっちり堅めてしまう為でもあるんだけれど、ポゼッションサッカーの辛いところは相手がゴール前にがっちりブロックを形成されてしまうとシュートコースも少なくなってしまうという事と、ゴール前では全くスペースが無くなってしまう事にある。

愛媛戦でもそうだったけれど、相手が下位のクラブは特に顕著でとにかく5バックを形成してゴール前にスペースを与えない戦術が多くなる。そうなってしまうとスペースは後方にしかなくなるので何度もやり直しが増えていく。その為に最近後方でミスが増えているのは何度もやり直してしまう為に新潟のパスコースが読まれてしまうという現象だ。

今季の戦術はバルサのようにボールをキープして攻撃の時間を長くするという一言で言うとそういう戦術なので無理ならやり直していいという約束事がある。ただ新潟の古参のサポーターは反町さんのカウンターサッカーに心酔してしまった人が多く(特にサッカーに詳しくなくサポーターになった年配の方々)こういうサッカーが好きではない人が多い。後ろで回す事が好きではないのだ。

私の場合は数多く色々なサッカーを観ているので今季からのサッカーについては割り切ってしまっているけれど、今一番恐れているのは今のサッカーを否定し出してしまう事だ。このクラブに長年在籍しているからわかるんだけれど、やっているサッカーが上手くいかないからその戦術を否定してしまうとやるサッカーを次第に失っていく。今やっているサッカーをもし否定するなら当然肯定するサッカーを提示しなければならない。

結果が出ないから否定するのではなく結果が出ない時でも否定しない事が重要なのであり、今のサッカーをどう改善していくかが本来重要だと言いたい。ここで私が提示したいのはサッカーではシュートで終わる事が1番リスクを負わない。シュートで終わればカウンターを受けるケースもなく確り守りを形成できるからだ。

この5連戦に入ってから3試合を観るとシュートまで持ち込めているシーンが少なくペナルティエリアからシュートを放とうとし過ぎている。もう少しミドルシュートで相手のブロックを崩していくシーンを作らないと特に中央は崩せないだけに3試合選手からゴールなしという事を含めても狙えたらシュートを放つ選択肢をしていかないといけない。

この試合の結果はお互いのミスから1ゴールを分け合ってドローとなったがお互いに勝ち切れていないチーム同士らしい結果にはなった。甲府が最多11分、新潟が10分と分け数が2桁に乗っている。甲府に至っては負け数が最小の3なので勝ち切るだけの決定的なものが無いというのは新潟にも言える事ではある。

上位対決の最初となった試合はとにかく最悪の敗戦は避けられた最低限の結果というのが現実だ。

これから前半戦上位の北九州、徳島、長崎、福岡、甲府、京都、磐田の7クラブはかなり厳しい戦いを強いられる。その最初の上位対決は1分けになった訳だが、後半戦最初の試合だった事もありそれほど差が離されずに済んだ。特に徳島が20位松本に勝つ事ができなかった事も幸いだ。

これから上位対決が組まれるとそのカードは思ったより勝ち点が伸びなくなるだけにいかに前半戦10位以下だったクラブとの対戦で勝ち点3を拾えるかが後半戦最大のポイントになっていく。

次節はアウェイで琉球と対戦する。ホームでは大宮に大勝し、先日のアウェイでは松本の監督解任を決定づける大勝をしているだけに油断ならない。昨年のアウェイでも予想だにしないFKを決められてしまっているだけにこのアウェイで勝ち点3を手にできるかが浮上の足掛かりとなる。

厳しい試合になるが相手がホームではあるが中2日で迎える事を踏まえると中3日で戦える新潟は1日分をアドバンテージとして活かしてほしい。

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