19日J2リーグ20第20節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで徳島ヴォルティスと対戦し、0対1で新潟は敗れ、7勝8分5敗勝ち点29得失点差+3で暫定9位に後退した。

これで前半戦の上位対決は全て終わり1勝4分3敗という厳しい結果になったがまだ何も決まっていない!

この8月末から始まった上位直接対決でハッキリした事はチームは昨年より確実に成長している。しかし現在上位に勝つ事ができたのはわずか1勝!これが現実だ。

昨年の前半戦21試合で

8勝5分8敗勝ち点29得点31失点26得失点差+5の11位で折り返していた。この時の上位10クラブとの対戦成績は1勝4分5敗と上位に5敗も屈していた。

現在20試合で7勝8分5敗勝ち点29得点29失点26得失点差+3

実はこの時点で得点と失点は次の試合で2対0で勝利すると勝ち点以外は全く変わらない。

しかし昨年より3つ負けが少なく上位対戦成績では現時点で1勝と3敗は確定し順位次第で分数は変動するが次節勝利すれば昨年より勝ち点3多く勝ち点32で折り返せる。

現時点で首位北九州が勝ち点44なので最大勝ち点47で折り返す事になる。それ以外では徳島が最大43、長崎が最大42で折り返す事になる。一見厳しい状況だが昨年の事例も踏まえてこれで逆転2位以上が可能なのか?という事をデータを元に検証していく事にするが、この時点で言える事は目指す後半戦の勝ち点がハッキリしたという事だ。

この試合ではバルサでかつて一緒に仕事を監督相手という事で手の内を知られながら戦った。新潟の攻撃はどうして封じれてしまったのか?振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1

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徳島対策で新太を守備時にトップ下でプレーさせるシステムを導入した。

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試合は前半から新潟がボールを握るもその殆どは最終ラインとサイドバック付近に集中した。これは今季の戦術で最終ラインからビルドアップしてサイド及び中央へパスワークから崩していく訳だけれど、この試合では何度もやり直す展開ばかりになってしまった。

どうしてここまでやり直す事になったのか?と言ってしまうと徳島は新潟の生命線であるパスワークをポジショニングで遮断していた。具体的に言うと新潟の攻撃は相手を引き出す事でポジションを剥いでいく訳だけれど、この試合の徳島は無理やり新潟の最終ラインにボールを奪いに来たわけではない。

バルサのサッカーを完全に熟知している徳島の監督はその弱点も知り尽くしている訳で無理やりボールを奪いに行ったら思う壺になるという事で0対0の間は無理に行く必要はないという指示だったと感じる。その代わりにゴール前と中央はやらさせない。

この試合何度かサイドからクロスや突破を図ったが徳島の3バック=5バックの前に中央は確り堅められていた。故に尽くクリアされた訳だが、こういう相手に対してどうすべきだったのか?と問われるとゴール前で1対1で勝負してシュートを狙わなければ打開できない。

鄭大世のシュートは力こそ弱かったが前半に良いシーンがあったけれど、ディフェンスを1人交わして狙わなければ徳島にディフェンスを崩す事は難しい。そしてこの試合のコーナーを生かし切れなかった事も痛かった。

前半はパスミスからピンチを招いたシーンもあったが相手のミスに助けられていたが、後半は徳島のポジショニングが修正された事で大きなピンチを招くケースも増えた。ピンチを招いた殆どはやり直しによるパスを奪われているが、これはポジショニングでその方向に徳島のディフェンスが誘導した結果だった。

パスコースを遮断すればどういうパスを新潟がするのかを多くの手の内を見せすぎた。相手の事を知り尽くしている監督相手ほど手を見せてはならないのだが、前半でその下地を作らせてしまい後半に通用しなくなっていった結果90分持たなかったというのがこの試合だ。後半に決定的なピンチが増えたのはその為だ。最後は河田に見事に仕上げられてしまったのは必然だった。

相手があまり積極的に奪ってこなかった前半にこそ思い切って突破を狙いシュートを増やしていったらこの結果は少し違っていたと思う。やり直しの手の内を見せる機会が少なければ後半相手もポジショニングを取れなかったという事だ。

これで20試合を終わって勝ち点は昨年の前半戦の29に並んだままだが、昨年より3敗少なく最大勝ち点32で折り返せる状況はチームとして昨年より成長しているのは確実だ。

ただ冒頭で述べたように上位に1勝しかできなかった事は昨年と変わらない。負け数が昨年より2少なくなったという成長をどう捉えるかという事になるが、昨年の20試合時点より可能性は感じるサッカーは私はしていると感じている。

今季開幕からの5試合で11失点を屈したが6節から15節まではわずか6失点に抑えた。この5試合中4試合が上位3強との直接対決となったが1勝1分3敗得点7失点9と現在の3強(北九州、長崎、徳島)に対して1分2敗得点3失点5と敗戦した試合は1点差負けという状況なので悲観するほどではない。

次の現在の3強に対してこの対戦成績を逆にする必要がある。何故なら今季のレギュレーションは勝ち点が並んだ場合は得失点差の次に直接対決が来るからだ。今季はコロナ禍の影響で最悪42試合消化できない事が想定されており勝ち点の次は得失点差だが本来なら次は得点数になるのだが試合数が少なくなった場合これは完全に不利となる為直接対決が上位になった。ここで1試合以上対戦していた場合はその成績が反映されるので現時点で得失点差が並んだ場合は直接対決では長崎以外は下になってしまう。それを逆転するには2戦合計で得点かアウェイゴールで上回らないとならなくなる。

北九州の場合はホームで1対0か2点差勝利、徳島に対してはアウェイで2点差か2対1以上の勝利、長崎は勝利か3対3以上の引き分けが必要になる。

これは勝ち点と得失点差が並んだ場合なので現時点では圧倒的に得失点差が不利なので勝ち点勝負でいくしかなく3強に3勝できるかが昇格の鍵になるのは確実だ。

昨年のケースからいくと昨年は上位3位までで折り返したクラブで昇格したのは1クラブしかない。昨年3位で折り返した柏が最終勝ち点84で優勝している訳だけれど、前半戦の勝ち点は37だった。昨年首位で折り返した山形は勝ち点40で折り返したが最終勝ち点は70の6位、京都は柏と同じ勝ち点37で折り返したが勝ち点68で8位に終わった。

2019前半戦3強

1位山形 40+30=70(6位)
2位京都 37+31=68(8位)
3位柏  37+47=85(1位)


これを20試合時点の3強は

1位北九州 44(47)+?=?(?位)
2位徳島  40(43)+?=?(?位)
3位長崎  39(42)+?=?(?位)


かっこは次節勝利した場合の最大勝ち点数になるが昨年後半戦で勝ち点40以上を上げたのは

12位横浜FC 29+50=79(2位)
3位柏    37+47=84(1位)
9位徳島   31+42=73(5位)


以上の3クラブになるが昨年は1クラブも前後半で勝ち点40以上上げたクラブはなかった。

このデータからも後半に勝ち点40以上積み上げたクラブが最終的に5位以上となっているので昇格ラインを80と設定した場合

1位北九州 36(33) 12勝以上
2位徳島  40(37) 13勝1分以上
3位長崎  41(38) 13勝2分以上


以上になる。

これを新潟超える為には

9位新潟 29(32) 17勝か15勝6分以上

17勝の場合は4敗、16勝の場合は3分2敗、15勝の場合は6分0敗

これは後半戦21試合の場合なので愛媛戦に勝利すると条件は1勝分緩和される。

昨年横浜FCが前半戦上位11クラブとの対戦が1勝2分8敗と散々だったが後半戦15勝5分1敗で勝ち点50を積み重ねている事例があるだけに新潟が昨年の横浜FC並に勝ち続けられるかどうかが昇格できる基準になる。

ただ3強が勝ち点85以上まで勝ち点を伸ばした場合は新潟が重ねられる最大勝ち点は92〜95までなので最低18勝以上必要となる。これは3強が失速しなければなので昨年の3強で戦力がJ1トップクラスだった柏は別格としても戦力均衡の現在の3強が各クラブの厳しいマークに勝ち切れない試合が増えていく可能性は昨年の山形、京都のようなケースが十分ある。

確かに現時点の勝ち点差ではかなり厳しいが昨年横浜FCが首位との勝ち点差8から2位に浮上している。次節の徳島、長崎次第だが徳島、長崎が共に引き分け以下なら勝ち点差9、どちらも勝利した場合は勝ち点差最大11を追う事になる。

徳島が敗れ長崎が引き分け以下の場合は勝ち点差は8となり昨年の横浜FCと同じ勝ち点差となる。

徳島の相手は大宮、長崎の相手が町田だが共に明日対戦カードとなっており中2日で挑む相手になり徳島、長崎が2戦連続アウェイとはいえ中3日の差はかなり大きいが町田、大宮とも事実上ホームでの連戦なので移動距離の負担は徳島、長崎の方が負担は大きい。

これがどう影響するかだ。

次節はアウェイで愛媛と対戦する。中2日で挑む愛媛に対して新潟は中3日で挑める。

ただ次節は中2日で甲府とホームで対戦が待っているだけに出場メンバーを大幅に変えて戦いたい。

現在下位に低迷する相手だが通算成績は1勝1分2敗だが、アウェイでは1勝1分でアウェイでの相性は悪くない。昨年の前半戦勝ち点29を更新して後半戦への勢いを付ける試合にしたい。

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