25日J2リーグ20第7節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで水戸ホーリーホックと対戦し、1対0で新潟はMF本間至恩のスーパーゴールを最後まで守り抜き、3勝3分1敗勝ち点12得失点差+3で5位に浮上した。

勝ち切れない試合が続いた新潟はようやく守備が安定し逃げ切り方を学び始めている。
8月もリモマ5000は継続される事になった訳だけれどなかなかガイドラインを守りながら試合を観る事がいかに難しいのかを感じる訳ですが、まずは観客から感染者を出さないという事を前提にしなければならない訳で改めて自分は大丈夫という気持ちは捨てないといけない。

そんな中で迎えた試合だけれどこれからは3連戦、5連戦が続いていく事になる訳で8月は8日から始まる5連戦がまず最初の山になると感じている。この山を越えるにはやはり連戦で勢いを付けて連勝していく事になる訳だけれど、近県の対戦が多かっただけにどうしても強豪ばかりの対戦が続いたが幸いこの対戦では負けていないという事が救いでもある。

今回対戦した水戸も昨年7位と新潟より上だった訳でどのクラブも下がないのがJ2の恐ろしさである訳で、当然組みやすい相手はない。そして次第に新潟のサッカーが研究されてきているのでここからどうやって研究されてきたサッカーを進化させていくかも重要だ。

そんな中で新潟は勝ち方を覚え始めている。その試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4-2-2-2

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シルビーニョ、至恩が先発で出場した。

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試合は前半から新潟がボールの主導権を握って展開するも水戸の新潟を研究してきている事もありなかなかゴール前に侵入できない。

当然7試合もやってくると当然研究される訳だが、開幕から3得点試合が4試合もある訳で当然どうやって崩してくるのか研究されるのは当然でありやはりこういうポゼッションサッカーの場合は後ろで回させて中盤で奪いカウンターという狙いが相手にある。

新潟もカウンター対策はここ2試合できてきた訳だけれど、ボールを回すだけでなく相手が攻めてきたところにロングフィードでカウンター、サイドチェンジからサイド攻撃というバリュエーションもあり、さらには中盤のパスから崩すなど攻め手は多いので封じられたら別の攻め方をアルベルト監督は身に付かせている。

問題はそこで確り決められるかどうかなのだが、前半は決定的なシーンを1度作ったがそこでファビオがシルビーニョがふかしてしまい決める事ができずに前半を折り返した。

特にファビオのシーンは枠内にシュートを打てれば間違いなく決まっていたシーンだ。このシーンまでGK藤田からMF本間至恩がドリブル突破してFWファビオまでわずか2つの経路しか経ていない事からも手数を掛けずに崩すシーンを今季は作れている。

後半はここで思い切った交代をしてくるけれど、MF秋山に変わってDF史哉を新潟に入ってから初めてDMFで起用された。元々史哉は何処でもプレーできる選手だったので秋山より守備の読みが上手い史哉をDMFに起用する事で中盤での守備と拾った後のカウンターを狙った交代だ。

そこから史哉は大本が新加入した中島の交代で左SBに回るなどユーティリティを発揮する。新加入の中島だがこの試合ではDMFのポジションで起用された。元々攻撃力ある選手らしいのでてっきり2列目で起用されると思ったが予想外のDMF起用にポジションはこれからのようだ。

交代でポジションチェンジして迎えた後半26分にMF本間至恩が目が覚めるスーパーゴールを決めて新潟が待望の先取点を手にした。このシュートはJ1でもなかなかお目に掛かれないシュートだっただけにさすが至恩の才能の片りんを観たシーンだった。

その後新潟は守備を確り堅めて時間を使うシーンを多用した。これまでなら追加点を狙いに行くシーンでも1点を守る上でコーナーで時間を使うシーンが今季は目立つ。これが複数点リードしていたらまた違うのだろうが、1点差なら相手の攻撃する時間を減らす事を優先するというこれもアルベルト監督のやり方でもある。

確かにこの策は相手に主導権を握らせなければ非常に有効な手段だ。だからカウンターからむやみにゴールを狙わないのは観る側からするとじれったいが、これ位確実に勝ち点3を確保する事で昇格に近づけるには最善の策と言える。

さすがに残り8分は少し早かったと思うが、それだけ僅差の試合だと逃げ切る術を選手たちは学び始めていると言える。これで3失点以上の敗戦から学んだ1つだという事だ。逃げ切る術と相手に押し込まれた時の対処法を身に付ける事がこれからの闘いで必要という事だ。

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次節はアウェイで東京Vと対戦する。これまで1度も勝利した事のない相手だが今の新潟なら十分その壁を破るだけの力はある。いかに先取点を獲って有利に試合を進めていくか?アウェイ連戦となるがここで勢いのまま連勝を重ねたい。

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