15日J2リーグ20第5節が行われ、アルビレックス新潟はアウェイ町田GIONスタジアムで町田ゼルビアと対戦し、3対3で新潟は開始早々に失点し前半で2失点して折り返すも後半反撃に転じて1度同点に追いつき再び突き放されたがMF本間至恩のスーパーゴールでドローに持ち込み、2勝2分1敗勝ち点8得失点差+2で6位に後退した。

試合は開始早々の1分にフリーキックからクリアし切れずに先制ゴールを許すと、前半37分にも町田のカウンターからMF吉尾に決められて前半は良いところなく折り返した。

後半システムを3-4-2-1から4-2-2-2に変更して挑みシステムと連携が機能し始めると新潟ペースとなり、後半8分にフリーキックからDF田上が直接決めて1点差にすると、後半30分にCKからDF舞行龍が押し込み同点とするが、後半39分に町田がMF高江にゴールを許してリードされるが、後半44分に新潟はMF本間至恩のスーパーボレーが決まり新潟が土壇場でドローに持ち込んだ。

これでアルビレックス新潟は5試合で4試合目の3得点を記録するも3得点試合がわずか1勝と課題はハッキリしている。


ALBLINEUP2020-005


立ち上がりの集中力の欠如から流れを失った前半でもあったけれど、それ以上に新潟の場合はここまで5試合観ているけれど、基本陣形による3バックは機能しないという事を感じた試合だった。

試合中にシステムが変形する事はサッカーを観ている人なら良く分かると思うんだけれど、基本、攻撃時、守備時とシステムが変わる。

今回の3-4-2-1の1トップ2シャドーは攻撃時は本来5トップ位のイメージをおそらくアルベルトが描いていたのだろうけれど実際には全くと言ってよいほどウイングバックが上がり切れなかった事で距離感が長くなり前半は前線の選手やオーバーラップをした選手が孤立した。さらにボールを回すにも純粋な3バックなのでボールの出しどころが思った以上になく逆に中盤でカットされてカウンターから失点するという前半は悪循環でしかなかった。

町田相手に最初から3バック守備時に5バックで守る必要があったのか?と感じた位なので最初から4バックにして戦った方が良かったと感じた前半だった。

後半はシステムを一気に変えた事で選手の距離感が良くなりボールが回り易くなりサイドから侵入しやすくなった。その理由はやはり1トップから2トップにした事で町田のCBがゴール前から動けなくなった事が大きい。1トップの時は1人がマークしてもう1人がボールを遮断すれば良かった2トップだとそうはいかない。サイドからチャンスを演出し、中央からもボールを両サイドへ供給しやすくなった。

今の新潟からすると基本陣形は4-2-2-2で戦った方が確実に機能するという事だ。後半だけで3ゴールで来た事を踏まえると前半の入り方が悔やまれる。それ以上に5試合中4試合が3ゴールしている訳だが、この4試合の勝敗が1勝2分1敗勝ち点5と12ゴールしながら11ゴール許すという被シュート数も4試合で27本だが群馬戦を除くと26本と再開後3試合は9本以下のシュートで3.67ゴールを許している。3本に1本ゴールを許している現実はそれだけミスが絡んだシーンが多いと言える。

新潟は平均シュート数11本以上なので新潟の攻撃は普通にこれだけのシュート数を放っていれば13ゴールを奪えるのは理解できるが、平均9本以下で3ゴール以上許すというのは守備の改善は必要という事だし、いかにシュートを打たせないかがより重要になる。例えシュート数が少なくても決められやすいシーンを3回中1回作らせている訳で決めさせないようにしていかなければならない。

新潟の決めたシーンは完全に新潟が崩して決めているシーンばかりなので失点シーンはミスからが多いのが非常に残念だ。最強の鉾を持っても貧弱な盾では勝てない事はかつてのJリーグの歴史でも史上初の事態となった2012シーズンのガンバ大阪の得点力1位によるJ2降格劇があるだけにまず守備からなのが私のサッカー論だがアルベルトのバルサ流はあくまで主導権を握ってピンチを少なくしていくのがバルサのサッカーなので少ないピンチに決めさせない事を選手たちは学ばないと上へは行けない。

次節はホームで山形と対戦する。昨シーズンは1分1敗と苦杯を舐めている相手だけに油断できない。果たして守備は改善できるのか?攻撃以上に守備の改善が求められる。