17日サッカーJ2アルビレックス新潟は吉永一明監督との契約満了を発表し、2020シーズンよりアルベルト プッチ オルトネダ氏の就任を合わせて発表した。

2年ぶりのJ1昇格を目指した新潟は今季片渕浩一郎前監督を9節で解任して吉永一明監督が10節以降指揮したが攻撃面では大きく改善されたものの、守備面では舞行龍が復帰してCBに固定されるまでの4連敗と3連敗が響いて3節を残して今季のJ2残留が確定していた。


アルベルト プッチ オルトネダ氏はFCバルセロナのアカデミー部門で長年育成面を担当し世界的選手を輩出した実績を持つ。今季はNew York City FCでヘッドコーチを務めていた。

これでアルビレックス新潟は5シーズン連続監督交代となり、Jリーグ加入後初となる純粋な外国人監督として新たなる哲学が注入される事になった。



今年1年是永社長と何度も直接話す機会を作っていたので今回の決定については私自身は既に8月には新たなる外国人監督を迎える事は話越しには感じ取っていた。私自身直接監督交代について聞いたのは5月に片渕前監督の交代の時だけなので8月以降是永社長に監督交代の是非を聞いている訳ではありません。

ただ今の新潟においてJリーグ加入後日本国籍を持つ呂比須ワグナー氏が監督を務めた以外はずっと日本人監督が新潟を指揮してきましたが、正直今の新潟にとってこれ以上日本人監督が指揮し続けてもチームを向上させる事そのものが難しいのではないかとJ2降格した2017年には感じておりその時から外国人監督の必要性は何度か語ってきました。

ただそういうコネクションが当時の新潟にはなく、海外で色々なコネクションのある是永社長が就任した当時は新潟が倒産危機と言えるほど深刻な状況であり是永社長としたら本来片渕監督を2018シーズン限りで交代する事を考えていたと考察しております。

しかし当時の新潟は人心が大幅に離れる危機にあり、私も是永社長から残ってくれと残留要請を受けた事からもいかに新潟が存続する為には片渕監督を続投させるしかなかったという苦渋の状況だったと言えます。この1年社長はアルビレックス新潟を存続させるために奔走し続けてきた事を踏まえればまず残す事を優先し本来の道筋はその後という青写真を描いていたという事だと思います。

その土台が社長就任会見でも語ったメゾット部門の設立にあり、その目途を付けるために1年間土台作りをしてきた訳ですが、土台が固まれば次はトップの土台を固める必要がありそこに今回のアルベルト プッチ オルトネダ氏を満を持して就任要請したという事です。

私自身はバルサのサッカーは実はあまり好きではありませんが、ボールを保持して主導権を握り相手の隙をつく視野の広さ、予測力、洞察力が必要なのでこれはいきなり加入する選手よりアカデミーから同じ哲学でプレーしてきた選手の方が圧倒的に有利になります。

今の新潟は若手が多数起用させており今後加入していく選手もアカデミーからの昇格を軸にしていく事は間違いありません。これまでトップの監督交代でその都度戦術が変わりアカデミーの指導方針が定まらなかった事を踏まえれば同じ哲学が共有されていく事で数年後低予算でも勝てるクラブになっていく可能性は広がります。

ここから育成からトップまでの哲学は継続は力なりです!こればっかりは大金を叩いて買えるものではありません。確りした形を作るためにブレない気持ちが必要になっていきます。

そして監督交代によって選手の適正もありますので現在所属する選手で適性に合わない選手も出ると思いますのでそういう選手は入れ替えて事になるとは思います。

新たなる哲学の投入でアルビレックス新潟は新たなるステージに入る事になった。





FCバルセロナの人材育成術
アルベルト・プッチ・オルトネーダ
アチーブメント出版
2011-10-04