13日J2リーグ19第22節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで12位横浜FCと対戦し、0対2で新潟は横浜FCのMFレアンドロの変幻自在のCKを防ぐことができず、攻撃もGK南に尽くシュートを止められて今季初の3連勝を逃し、8勝5分9敗勝ち点29得失点差+3で暫定12位に後退した。

ホーム12試合アウェイ9試合を戦う新潟にとってホームで戦える試合が多い夏場はホーム連勝が必需な試合を落とし上位との勝ち点差を縮める事ができなかった。

後半戦最初の試合という事でホームが12試合ある後半戦はいかにホームで勝つかがポイントになる。ホームで勝てなければ当然昇格などない訳だが逆にホームで勝利する方が難しいという事にもなる。何故なら多くのクラブはアウェイになると守備を重視してくるからでもある訳で、守りを堅められたら打開策が見つけられないのが今の新潟の最大の弱点だ。

この試合でもいかにして得点を獲るかが課題になった訳であるけれどその上でいかに失点しないかも大事だという事の裏付けにもなる。その点を踏まえて試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1

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前節と同じメンバーでスタートした。

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試合は前半から新潟が押し気味に試合を展開するも横浜FCのGK南の好セーブに阻まれるシーンがあり先制する事ができない。この試合必ずしもゴールまで辿り着けない試合ではなかったが、最後の決定機でGK南に阻まれ続ける事になる。特に前半11分のレオナルドのヘッドは本当に決定的なシーンで前回の大宮戦とほぼ同じようなシーンだった。

でも流れの中ではなかなか得点できないシーンも珍しくなくこの試合はセットプレーで明暗を分ける事になった。セットプレーが1番打開策として均衡を破る決定的なシーンとなる訳だが、昨年の松本も同じようにセットプレーから局面を打開するサッカーで昇格を勝ち取っていった。横浜FCも先日中村俊輔を獲得したがその狙いは局面を打開するFKを蹴れる選手が必要という事だ。

今の時点でもレアンドロがいる訳なんだけれど、レアンドロのキックだけでは局面を打開し切れないという事でもある。そのレアンドロに尽くやられた訳だからいかにセットプレーで失点しない事が大切なのか?という事でもある。新潟の前半戦は引き分けが少なかった事も影響した訳だが、これからはいかに負けない事も大切なのか?という事もある。

その為にもいかに失点しないかが重要でもあり失点するような守備ではまず昇格は有り得ないと肝に銘じなければならない。流れ方の攻撃を封じられた時にセットプレーから得点できる状況を作る事ができないとこういう試合展開になるという事だ。

但し攻撃の形そのものは悪くはない。この試合はGK南野好セーブに何度も阻まれただけであり打開できるチャンスは十分にあった。だからこそ悔しいとも言える。でもこれからは悔しいという事は許されない訳で今の順位より下位のクラブには絶対に勝ち点3を手にしなければならない。

次節はアウェイで山口と対戦する。これから山形と対戦するまでは上位との対決がないだけにこの4試合で4勝する事が昇格生き残りの絶対条件となる。上位が勝ち点39~40に5チーム並ぶという状況はある意味勝ち点の潰し合いで勝ち点が伸びない可能性も十分ある。大きな連勝が追いつくチャンスになるだけに直接対決まで絶対に勝ち続ける試合をし続けていく以外道はない。

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