6日J2リーグ19第21節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで2位大宮アルディージャと対戦し、2対1でアルビレックス新潟は先制を許しながらもFWレオナルドのヘッド、MFフランシスのゴールで2試合連続逆転勝利で勝ち点29で2位大宮と勝ち点差7で折り返し、8勝5分8敗勝ち点29得失点差+5で暫定10位に浮上した。

リーグ戦しか残されていない今の新潟にとってJ1昇格には大宮に勝利する事が絶対条件の試合でもあった。

天皇杯で敗れてからわずか3日でリーグ戦22試合のみとなった新潟にとってJ1昇格のミッションが最大の目標である事に変わりないのですが、私も長年スワンに通い続けていますが今日のような事は初めてでした。

今の新潟の立ち位置は何処なのか?と問われると残念ながら昨年の16位のクラブという位置づけであり、今季はここまで12位と金沢の8位という順位だけ見ても金沢が今季好調という訳で既に2敗してしまっている。それ以上にこの試合まで10位以上の相手に対して0勝と現時点ではJ1昇格と言える状況にない中でこんなはずはないという認識が今だに残り続けているのだと感じます。

確かに人件費だけみればJ2トップクラスですがチーム完成度ではリーグ下位と見られても仕方ないほど今の監督になってから3か月しか経ていません。もうJ1が当たり前だった時代は既に終わっている事を自覚できない有志の人たちが今だに多い事に現実を観れていないのだと感じます。

この試合で出されたメッセージは試合直前には取り下げられたので観れなかった人も多いと思いますが、有志が示したメッセージという事でこちらでは掲載致します。

ここまでどん底に落ちたアルビレックス新潟を是永社長が再建に極力している中でこのようなメッセージを出された事はとても残念ですし、しかもこのメッセージは子供たちがサッカーをプレーする最中に掲載された事を踏まえるとこのメッセージを支持する事は全くできません。

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私は既に昨シーズン限りで退団を1度は決めて移籍を決断していた訳ですが、是永社長の説得によりファミリーの為に急転直下残留を決断した手前有志並びにアライアンスには今後関わる事はしない事を既に決めていますので今は有志がどんな事をしても私自身は関わらないのでこの経緯は預かり知らずですが、是永社長の件については色々接しておりますのでさすがに今回の件は子供たちに見せてどういうつもりなのか?と言わざる得ない状況です。是永社長もこのメッセージは見たと確認をとっておりますので私自身このメッセージは支持できません。これがクラブの為になると本当に思っているなら本当に代わらなければならないのは何処なのか?という事になります。

私はこんなメッセージを観るためにスワンに闘いに来ている訳ではありません!純粋に選手たちと共に闘いたいそして喜び合いたいから来ているのでこのメッセージを初めて観戦する人が見てどう思うのか全く考えていないのだと感じてしまいます。

これ以上書いても面白くないのでここまでにしますがJ1昇格を目指す為には大宮戦は絶対に勝利しなければならない試合でした。そんな試合では先月亡くなったターレス選手の追悼試合という事でターレスのプレーする姿を思い出しながら試合を闘いました。

2試合連続逆転勝利となった試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4-2-3-1

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前節から堀米に代わって泰基が入りスタートした。

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試合は開始早々から大宮に押されるシーンが続く。新潟も速攻からチャンスを狙ったがゴールにならず、大宮に押し込まれて前半17分に大宮はFWシモビッチに強烈なヘッドを決められて先制を許す苦しい展開となった。シモビッチはフリーにしてしまうとこのように決めれてしまうが確りマークすれば実はそれほど怖くはない。それにシモビッチは運動量が少なく守備は殆どしないので大宮は事実上フィールドプレーヤー9人で守備をする事になる。

大宮の守備の時は5-2-3だけれど、CFのシモビッチは全く守備をせずいるだけに等しい状況だから今日の新潟ディフェンス陣は後ろで回す事が普段の試合よりも難しくなかった。他のクラブから前線からボールを奪いに来るクラブが多く少しの判断ミスは命取りとなるが、この試合ではシモビッチにボールが回らなければそれ以外の選手で脅威になる選手はいなかった事もこの試合の救いだった。さらに大宮は速攻がほぼできなかった事によりカウンターも人数不足で後半の1シーンだけ決定的なピンチを招いたが走る距離が長すぎた事により助かった。

対して新潟は速攻についてはフランシスやそれ以外の選手が走れるので速攻しやすく何度か速攻が聞いたシーンもあったし、何よりフランシスの快速で2列目から飛び出すシーンで相手を置き去りにする動きはラインを上げるクラブには効果てき面だ。

あとこの試合で運があったのは大宮MF三門の負傷交代で前半21分に交代した事で大宮は完全に流れを失った。この負傷交代が大宮の中盤が上手くいかなくなった要因と言える。交代までは大宮は機能していただけに三門の負傷交代は大きかった。

この交代により大宮は交代カードを早く切らなければならなかった分3枚目のカードを新潟リードした後半31分に使い果たす事になる。ここから新潟は交代カードを有効に使って前線の守備固めとフレッシュな選手を投入した訳だけれどこの試合で逃げ切ろうとする上でいかに守るか?という部分では今日のカードだとFWと2列目の交代しかない訳で最後まで体を張って逃げ切った。

2試合連続逆転勝利となると何時以来になるだろうか?というほど覚えていません。元々先制されたら勝つ事が難しいのはサッカーでは普通なので逆転勝利ができるようになるのはそれだけ攻撃に自信を取り戻しているからでもあります。これまで攻撃に課題があったクラブとしては攻撃より守備に課題になった事でバランスを上手く取れるようになれば十分浮上していけると思います。そして何よりも9位以上のクラブに0勝で前半戦を折り返さずに済んだ事は大きい。

大宮に勝利した事で2位大宮とは勝ち点差7と追いつけない勝ち点差ではなくなった。敗れていたら10になりさすがに厳しいが7なら1か月で追いつける勝ち点差なので混戦模様になっていた方が新潟にとっても都合が良い。柏が抜け出すと思われた今季柏がまさかの得点力不足で抜け出せない事も大きい。それほど柏ほどのクラブでも簡単に勝てないのが今のJ2という事だ。

次節はホームで横浜FCと対戦する。幸い移籍ウインドーオープン前なので中村俊輔の加入前になるが、下平監督となりやり方が以前の監督と異なるだけに要警戒だ。比較的勝ち点差がないクラブとの対戦が続くだけにここで競り勝って6位以内を射程圏にしていく必要がある。後半戦12試合ホームで戦えるアドバンテージを活かすためにもホームでは絶対に勝ち点3の積み重ねが重要だ。

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