23日J2リーグ19第5節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで22位アビスパ福岡と対戦し、0対1で決定的なシーンでゴールを決める事ができずにコーナーキックからの失点して敗れ、2勝1分2敗勝ち点7得失点差2で暫定7位に後退した。

ホームで弱いと言われて早5年となる新潟はどうしたらホームでの弱さを克服できるのだろうか?

2014年を最後にからっきしホームで勝てない新潟と言われるようになり今季こそは!という気持ちで挑んでいる。どうしてホームで弱いのか?と問われてしまうとそれがわかったら誰も苦労しないという回答しかできない。アウェイであれだけ闘える訳だからホームで闘えない理由にはならない。

但し決定的に違うとすれば基本アウェイのクラブは引き気味に戦う事が苦戦の原因という面はなくはない。とにかくホームで得点が獲れないというのは今に始まった事ではないが、決定的な得点力が必要である事は確かなので守る相手を崩せるだけの攻撃力が不足しているというのが正しい見解でもある。

そんな中で挑んだ福岡はこの時点で何故か最下位という昨年までの選手層からは考えられない状況だ。そういう悪い状態のクラブ程ゴール前を堅める傾向が強くなるだけにそういうクラブに新潟は相性が良くない。そういう点を踏まえて振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2

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再び達也がスタメンに戻りスタートした。

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開幕から5試合中4試合同じメンバーを起用しているけれど、まずある程度のメンバーで戦術及びシステムの精度を向上させていく事は悪くないし、その中で連係が良くなればさらに良い訳で、ある程度の形を形成する必要はある。但しこのメンバーを見た時に何が足りないのか?と考えた時に2列目の攻撃力が足りないと感じてしまう。

全体のバランスは悪くないものの、いざ攻撃力という観点を考えた時に祥郎、善朗の攻撃力をどう踏まえるか?というのがある。2人の攻撃力がないとは言わないものの、物足りなさは感じる。特に祥郎は確かに攻守に運動量は素晴らしいものがあるけれど、攻撃面ではまだまだ大きな課題がある。この試合でもクロスの精度が良くなくいいチャンスを作れなかったシーンもあった。2列目の選手をどういう位置づけに捉えるかと言えば言うまでもなく攻撃のピースの1つと考える。

新潟の得点力があった時代は2列目に攻撃力ある選手がいた事により2列目からの得点も少なくなかった。しかしFWの攻撃力だけに頼るようになり決定的な攻撃力不足に陥るようになり今に至るという事だ。確かに祥郎の運動量は捨てがたいものの私としては祥郎の攻撃力に物足りない部分がある。勿論祥郎が成長して攻撃力も向上していけば良いけれど、2列目の選手の起用については攻撃力の向上する鍵を握っているだけに考えていきたいところだ。

この試合ではやはり攻め切れない決め切れないの2つがあり先制していれば確実に試合展開は変わっていたシーンで後半決め切れなかった事が全ての試合だ。前半にボールポゼッションする福岡は今季からスペイン人監督が就任してスペインらしくパスを重視したサッカーを展開している。昨年の新潟がこんな感じだったんだけれど、パスに執着する為にセットプレー以外では流れで崩される事はなく、崩されそうになっても相手の決定力不足に助けられた。

ポゼッションサッカーは決定的なゴールを決められる選手が不在だと機能しない。昨年の新潟が決定的な選手不在により八方塞がりになっただけに、ボールを持たせているだけならそれほど苦はない。

但しやはりセットプレーについてはそういう訳に行かず、この試合でもセットプレーからの失点が全てといえる。先制していたなら十分はね返せたであろうシーンだが、得点が入らないとこういう0対0のシーンでは事故になる可能性があるというのは昨年の愛媛戦でも同じようなゴールを決められているので決め切れない時の怖さを露呈したと言える。

但しこの5試合のうち2試合の2敗は完敗ではなく勝ち点を獲れた試合であるという事だ。勝てないとしてもドローにする事を視野にいれて戦う事が必要だし、やはり得点が獲れなくても0対0で終わらせる事をしなければ最後の最後で勝ち点1に泣くケースは十分考えられるので選手たちにはもう少し強かさを持って挑む必要がある。

そしてサポーターも相手が現在最下位だからとかいう意識を持っているようなら昨年厳しさを味わった事を何1つ学んでいないという事だ。J2は魔境であり格上格下はないと昨年あれほど痛感させられただけに心して挑まなければ勝ち点すら獲れない事を今後も心して挑まないといけない。

5試合を通じて守備が完全に崩されているシーンはなく、守備は1失点に抑えられるという自信は選手たちは持って良い。但し1失点以内に抑えられても2得点獲れなければ勝ち点3の可能性は高くないという現実も確り向き合わなければならない。攻撃の1試合2得点以上という意識を持つ事ち守備は1試合1失点以下に抑える事を前提に今以上の戦術、システムの精度を上げていく事だ。

次節はアウェイで徳島と対戦する。これまた現在調子が上がらずまたもスペイン人監督相手だ。ポゼッションサッカーで守る時間が長くなるが僅かなチャンスを逃さず決める事ができるか?連敗は許されない!勝ち点を持ち帰る試合をしよう!

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