28日J2リーグ18第39節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで3位FC町田セルビアと対戦し、2対0で新潟がMF渡邉新太の2ゴールで勝利し9月から負けなしを継続し、15勝7分17敗勝ち点52得失点差-5で14位のままだったが8位と勝ち点差4まで浮上してきた。
来季最大の壁となる町田相手に今の新潟がどれだけできるのか?注目してみた。
来季最大の壁となる町田相手に今の新潟がどれだけできるのか?注目してみた。
J1残留争いのカギを握る町田との対戦は来季の昇格争いの最大の相手になる訳でもあり、これだけ戦術、システムが確りしたクラブがそれなりの選手が揃えば今以上の力を間違いなく発揮する。その中で来季の主軸がこのメンバーであろう選手たちがどれだけやれるのか?という試合だった。
まあ来季の事を考えれば町田には是非とも2位以内に入って頂き降格するクラブが1クラブとなれば多くのクラブは今季のクラブと対戦する事になり戦力差がそれほどにならないとも言える。ただいざ対戦する事になれば負ける訳にはいかないだけに今持てる力を出すのがフェアプレーである。
試合を振り返りたい。






アルビレックス新潟のフォーメーションは4-2-2-2


前節と同じメンバーでスタートした。




試合は前半からここ8試合継続している入り方を確りできている。ボールを奪ったら素早く縦へボールを展開し、そうでなければサイドを有効に使って崩していく攻撃は選手たちにかなり浸透した。
自分たちの想像力だけでやっていた時は1人1人の選手が動きに迷いがあったけれど、縦へのカウンター、サイド攻撃という併用により戦術の中で選手たちが伸び伸びとプレーしている。やる戦術がハッキリしているだけに選手たちもプレーの予測が確りできているし、ポジショニングも格段に良くなっている。
パスやクロスに対して意図があるからこそ例え跳ね返されてもセカンドボールを拾えているし、何よりも戦術に対する動きができているのでサイドからのクロスにもこの試合の得点シーンである後半の新太の得点となったプレーでは河田がスルーして新太に繋がったけれど、これは8月まではスルーしても新太はいなかった。しかしサイド攻撃に対する動きとポジショニングができているので河田がスルーして新太がいる事で生まれた得点だ。
守備についても確り約束事を決めた事で守備が崩されたシーンはこの試合殆どなく、例え抜かれてもその後にカバーされているから大きなピンチにならない。確かに何度か終盤にピンチを招いたけれど、それもディフェンスが確りコースを限定しているからこそGK大谷が確り対応できる。
私が以前語っていた新潟にはポゼッションサッカーは合わない。サイド攻撃とカウンターの併用をしてポジショニングを重視した守備をした方が良いというサッカーが今のアルビのサッカーとして適していると言える。
もちろんボールを追いかける部分もあるけれど、ボールを追う選手が限定されており、以前は何人もボールを奪いに向かってしまったためにポジションをがら空きにしてしまっていた8月までの守備から明らかに改善されている。
あとカウエの存在も守備を安定させている。合流当初こそ連係不足だったが9月になって1週間練習する時間を重ね続けてきた事で今や中央で欠かせない存在だ。大宮から借りている現状を踏まえるとカウエの残留は難しいかもしれないが、ここに来季カウエがいない場合でも輝綺で埋められるようにしたいところである。
終始新潟ペースで試合を進めた事で今の新潟の強さは本物になってきたと言える。もちろんこの強さを来季開幕から持続させる必要がある訳だけれど、現状として新たなる監督を選ぶのではなく、片渕監督をそのまま続投させて浸透させる事が必要だ。
当初片渕監督に不安を抱いていた人も少なくないと思うが、如何せん残留争いをした4試合と昨年の2試合代行の状況ではできる事って限られてしまい色を出す事は難しかった。
でも正式に監督になってから自分がやりたいサッカーを上手く描いているのでよくここまで立て直してきたと思うし、試合を重ねていく事で成長しているだけに戦術、システムをハッキリ決めて指導しているから今の選手たちに適しているのだと感じます。
コーチやヘッドコーチだと結局は監督の要求通りにやらなければならない訳であり、なかなか自分の意見を言っても食い違えば意思疎通に支障が生じるから監督の意向通りにしてしまうものだ。
ただこれが監督になれば別で監督として自分の描いたサッカーをやろうという事ができるのはやはり監督権限でしかできない。正式に監督となってから福岡戦こそ敗れましたが、ここまで7勝2分1敗ですから代える理由はないと言えます。
今の新潟は3季連続監督が代わって開幕を迎えているのでそれは避けたいところです。
次節はホームで熊本と対戦する。既に21位以下が決まった熊本ですがまだJ2残留が無くなった訳ではありません。残留を信じて必死に向かってくる相手に対して跳ね返す事ができるか?今の力が試される試合となります。







まあ来季の事を考えれば町田には是非とも2位以内に入って頂き降格するクラブが1クラブとなれば多くのクラブは今季のクラブと対戦する事になり戦力差がそれほどにならないとも言える。ただいざ対戦する事になれば負ける訳にはいかないだけに今持てる力を出すのがフェアプレーである。
試合を振り返りたい。






アルビレックス新潟のフォーメーションは4-2-2-2


前節と同じメンバーでスタートした。




試合は前半からここ8試合継続している入り方を確りできている。ボールを奪ったら素早く縦へボールを展開し、そうでなければサイドを有効に使って崩していく攻撃は選手たちにかなり浸透した。
自分たちの想像力だけでやっていた時は1人1人の選手が動きに迷いがあったけれど、縦へのカウンター、サイド攻撃という併用により戦術の中で選手たちが伸び伸びとプレーしている。やる戦術がハッキリしているだけに選手たちもプレーの予測が確りできているし、ポジショニングも格段に良くなっている。
パスやクロスに対して意図があるからこそ例え跳ね返されてもセカンドボールを拾えているし、何よりも戦術に対する動きができているのでサイドからのクロスにもこの試合の得点シーンである後半の新太の得点となったプレーでは河田がスルーして新太に繋がったけれど、これは8月まではスルーしても新太はいなかった。しかしサイド攻撃に対する動きとポジショニングができているので河田がスルーして新太がいる事で生まれた得点だ。
守備についても確り約束事を決めた事で守備が崩されたシーンはこの試合殆どなく、例え抜かれてもその後にカバーされているから大きなピンチにならない。確かに何度か終盤にピンチを招いたけれど、それもディフェンスが確りコースを限定しているからこそGK大谷が確り対応できる。
私が以前語っていた新潟にはポゼッションサッカーは合わない。サイド攻撃とカウンターの併用をしてポジショニングを重視した守備をした方が良いというサッカーが今のアルビのサッカーとして適していると言える。
もちろんボールを追いかける部分もあるけれど、ボールを追う選手が限定されており、以前は何人もボールを奪いに向かってしまったためにポジションをがら空きにしてしまっていた8月までの守備から明らかに改善されている。
あとカウエの存在も守備を安定させている。合流当初こそ連係不足だったが9月になって1週間練習する時間を重ね続けてきた事で今や中央で欠かせない存在だ。大宮から借りている現状を踏まえるとカウエの残留は難しいかもしれないが、ここに来季カウエがいない場合でも輝綺で埋められるようにしたいところである。
終始新潟ペースで試合を進めた事で今の新潟の強さは本物になってきたと言える。もちろんこの強さを来季開幕から持続させる必要がある訳だけれど、現状として新たなる監督を選ぶのではなく、片渕監督をそのまま続投させて浸透させる事が必要だ。
当初片渕監督に不安を抱いていた人も少なくないと思うが、如何せん残留争いをした4試合と昨年の2試合代行の状況ではできる事って限られてしまい色を出す事は難しかった。
でも正式に監督になってから自分がやりたいサッカーを上手く描いているのでよくここまで立て直してきたと思うし、試合を重ねていく事で成長しているだけに戦術、システムをハッキリ決めて指導しているから今の選手たちに適しているのだと感じます。
コーチやヘッドコーチだと結局は監督の要求通りにやらなければならない訳であり、なかなか自分の意見を言っても食い違えば意思疎通に支障が生じるから監督の意向通りにしてしまうものだ。
ただこれが監督になれば別で監督として自分の描いたサッカーをやろうという事ができるのはやはり監督権限でしかできない。正式に監督となってから福岡戦こそ敗れましたが、ここまで7勝2分1敗ですから代える理由はないと言えます。
今の新潟は3季連続監督が代わって開幕を迎えているのでそれは避けたいところです。
次節はホームで熊本と対戦する。既に21位以下が決まった熊本ですがまだJ2残留が無くなった訳ではありません。残留を信じて必死に向かってくる相手に対して跳ね返す事ができるか?今の力が試される試合となります。







