15日J2リーグ18第33節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで15位ツエーゲン金沢と対戦し、2対1でアルビレックス新潟がMF新太のゴールで先制し直後に追いつかれたものの、後半アディショナルタイムに途中出場のMF本間至恩のプロ初ゴールで劇的な勝利を飾り、10勝6分17敗勝ち点36得失点差-12で18位のままだった。

前回の5得点の大勝で自信を取り戻した選手たちは最後の最後まで諦めず4月から5月にかけて連勝して以来の連勝となり残り9試合を闘い抜く。

片渕監督の戦術が浸透してきて動きにも迷いがなくなってきた。攻撃はサイド攻撃と縦へのカウンターが中心となり、守備はポジショニングを重視したディフェンスにした事で最終ラインは無理にボールを奪いに行かずポジションを空ける事が以前より少なくなった事もここ3試合の失点試合時間が続いている要因だ。


既に来季を見据えた戦いにもなっていく訳だけれど、至恩の劇的なゴールで連勝した試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4-2-2-2

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前節と同じメンバーが先発し、ベンチに来季加入が決まっている本間至恩、怪我から復帰した貴章がベンチ入りした。

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試合は両チーム拮抗した状況から始まり、お互いにチャンスを作りながら展開された。前回の戦いでは前半は新潟ペース、後半は金沢ペースで進んだがこの試合ではそれほど不利有利な部分はあまり感じられなかった。

ただ新潟の方が選手に迷いが無くなった事で戦術に適した動きができているという点では1番状態の悪かった8月の試合から比べると格段に良くなっている事だけは確かだ。

7月後半から8月の時は本当に選手1人1人が自信を失っただけじゃなく攻撃にも守備にも迷いが大きかった訳でやる事がハッキリしていると選手も動きやすいという事がこの試合を観ていても感じ取れるところだ。

前半23分にサイドからFW河田が崩してシュートを放ったこぼれ球にMF新太が押し込んで先制した。このシーンはこれまでの新潟ならシュートを放っても押し込む選手が誰もいなかったがこれもサイド攻撃の戦術が浸透した事により選手もサイド攻撃に適した動きができているからこそ新太がゴール前に走り込めている。

サイド攻撃の場合両サイドもゴール前に走り込む事が鉄則だ。鈴木監督体制では選手個々の想像力に委ねられていたために選手はどう動いて良いのかわからなくなっていたが、片渕監督体制ではこの攻撃の場合はどう動くのかを的確に指示されている。

そのため河田がシュートを放っても新太が押し込める体制がここにある。前節も祥郎が初ゴールを決めたシーンもゴール前まで侵入している訳で戦術の重要性はここにある。

しかし3分後にCKから押し込まれて同点にされてしまいその後両者の攻防が続く。

ここから金沢も守備を重視しながら攻撃してきた事もありなかなか突破口が作れない時間が続いた。途中交代した小川、貴章が前線でボールをなかなか追えないという事もあったけれど、それだけFW達也の存在が大きかった事が示されている。

膠着状態のまま両チームゴールを割れずに迎えた後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。リーグ戦初出場で来季加入が決まっているユースのMF本間至恩がこの重い空気を振り払うドリブルからのプロ初ゴールが決勝点となり新潟は4月から5月以来の連勝となり残留へ大きく前進した。

まだ体力やフィジカルが出来上がっていないものの、本間至恩のプレーは何かを変えるだけの想像力とドリブル、パスセンスがある。私が初めて観たのが昨年のルヴァン杯だったけれど、16歳と思えないほどの動きで相手選手を翻弄していた。そしてこの試合でも他の選手にはない動きでこの重い試合となりつつあった後半終了間際に大きく躍動した。

あのゴールを決めたシーンはドリブルでペナルティエリア近くまで侵入してそこからのミドルシュートは本当に圧巻だった。金沢の選手達もあのプレーについていく事ができなかった。

新潟だけじゃなく世界にも羽ばたけるほどの選手が新潟から出てきた事は本当に嬉しい限りだ。残り試合は来季に向けて短い時間だけれどスーパーサブとしてプレーさせてあげたいところだ。

これで2試合連続下位直接対決を制した訳だけれど、これによって今後の残留争いの対象は以下の通りとなる。

残す9試合
現在の上位8チーム
1位松本
2位町田
3位大分横浜FC
4位横浜FC
5位東京V
6位大宮
7位徳島
8位福岡

徳島と福岡が勝ち点で並んだため上位8チームで表記

太字は上位8チーム
アンダーバーは直接対決

愛媛勝ち点39得失点差-12


H 福岡
H 千葉
A 松本
H 横浜FC
A 金沢
H 東京V
A 京都
H 町田
A 熊本

新潟勝ち点36得失点差-12


A 水戸
A 岡山
H 讃岐
A 甲府
A 京都
H 町田
H 熊本
A 徳島
H 山口

岐阜勝ち点32得失点差-15


H 東京V
A 金沢
A 山口
H 岡山
A 松本
H 千葉
H 山形
A 水戸
H 福岡

京都勝ち点28得失点差-18


H 栃木
H 福岡
A 熊本
A 大分
H 徳島
H 新潟
A 大宮
H 愛媛
H 千葉
A 讃岐

熊本 勝ち点26得失点差-22

A 東京V
A 松本
H 京都
H 千葉
A 讃岐
A 水戸
H 岡山
A 新潟
A 福岡
H 愛媛

讃岐勝ち点25得失点差-37


H 山形
H 大宮
H 町田
A 新潟
H 熊本
H 山口
A 甲府
H 栃木
A 東京V
H 京都

愛媛 残り11試合中上位5 直接2
新潟 残り11試合中上位2 直接3
岐阜 残り11試合中上位3 直接0
京都 残り12試合中上位4 直接4
熊本 残り11試合中上位3 直接4
讃岐 残り12試合中上位4 直接3

今日の熊本戦次第だけれど新潟は9月に連勝し続ければある程度残留は確実にできる状況まで持っていける。京都、熊本、讃岐が上位対決も下位対決も多く残しているだけに完全に星を潰し合う事は確実なだけに連勝を伸ばしていく事が重要になる。

連勝が続けばこういうデータも載せずに済みますけれどね。

次節はアウェイで水戸と対戦する。今季最多の3連勝する事ができれば残留へ大きく前進する事になる。残り試合全て勝利しても勝ち点63が上限となるけれど残り試合勝ち続けていく事で次に繋がる事だけは間違いない。残り9試合全力を尽くして行こう!

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