8日J2リーグ18第32節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで18位FC岐阜と対戦し、5対0で新潟がFW河田のハットトリック、MF祥郎のプロ入り初ゴール、MF小川のダメ押しゴールで今季最多の5ゴールで8試合ぶりの勝利を上げて、9勝6分17敗勝ち点33得失点差-13で18位に浮上した。

もう後がない状況になった新潟は片渕監督新体制3試合目でようやく白星を手にしてJ2への生き残りの戦いは続く。

残り11試合でこのカテゴリーに残る事がミッションという受け入れ難い状況ではあるけれど、これもJ2は甘くなかったという現実なので受け入れるしかない。

片渕監督正式就任から3試合目となったこの試合は正式就任から取り組んできた守備の意識、サイド攻撃が選手たちに浸透し始めている。その結果当然起用される選手が代わるのは仕方ない話であり、監督が代われば戦術に適する選手が起用されるのがこの世界の常である。

鈴木前監督があまりにも高度な戦術要求をした事で選手たちがついていけずに脱落していた事を踏まえても、今のサイド攻撃中心の戦術は選手たちにとってもわかりやすく戦術を成熟させていく上では時間を要さない反面、難しくない戦術故に選手の個人技が問われる訳だが、福岡戦は戦術完成度の差があまりにも激しすぎた。

愛媛戦で11試合ぶりの完封して守備に一定の効果が出てきたがこれも下位にいるクラブ相手という事で額面上は相手に助けられたと言える。そして迎えた岐阜戦では岐阜もここまで連敗中という悪い状況の中でどちらが本当に状況が悪いのか?という試金石でもあった。

試合を振り返りたい。


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アルビレックス新潟のフォーメーションは4-2-2-2

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大が復帰してCBには広瀬が入った。


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試合はパスで攻めてくる岐阜に対して新潟は縦へボールを入れてサイドから崩そうとするが、立ち上がりは上手くいかないシーンも目立った。最初の15分は正直なところ機能したとは言い難かった。無理もないけれどこれだけ長く勝利がないチームはプレーに自信を失っているためにやりたいプレーができないのは両チームとも仕方ない事だ。

均衡が破れたのは前半18分MF祥郎のグラウンダーのクロスにFW河田が中央から落ち着いて決めて新潟が先制する。岐阜の守備のまずさもありましたけれど、この先取点が新潟の選手たちに大きな勇気を与えたのは事実だ。

ここから河田のゴールショーが続く、前半34分にはDF尚紀のクロスにFW河田がヘッドで決めて追加点を上げると、前半41分にはDF泰基のクロスにFW河田が足で合わせてハットトリックで3点リードで折り返した。

この3点がチームに勢いと自信をもたらし、後半も完全に新潟ペースで進み、後半5分にDF泰基がゴール前まで侵入しパスからMF祥郎がプロ初ゴールを決めて4点目となると、後半18分にはDF尚紀のグラウンダーのクロスに途中出場のMF小川のゴールで今季最多の5点を取った新潟はその後岐阜の反撃を許さずに快勝し、5得点勝利は公式戦では2015年ナビスコ杯準々決勝の浦和戦以来、リーグ戦では2012年の9月の名古屋戦以来となった。

まだまだではあるけれど、今は何よりも結果が重要なのでこの結果がチームにもたらしたものは大きい。これまで取り組んできたサイド攻撃がこの試合でようやく機能した。やはりサイド攻撃は中央のポジショニングとどれだけ選手がゴール前に走り込めるかで得点できるかできないかが決まってくる。

これまで何度もサイドからクロスを供給してもゴール前に誰もいなかったシーンが数知れなかったが、戦術が明確化された事でゴール前のポジショニングの取り方が選手たちの間でかなり共有された事は間違いない。明確な戦術の中で選手たちが描くポジショニングが一致したからこその5得点と言える。

全員が全員想像力がある訳じゃないので戦術の明確化は選手たちにとっても良かったと思います。守備も2試合連続完封という事で積み重ねていく事で守備面でも自信を取り戻す事になるだけに0の時間を延ばしていきたい。

これで下位直接対決を制した訳だけれど、これによって今後の残留争いの対象は以下の通りとなる。

残す10試合
現在の上位7チーム
1位松本
2位町田
3位横浜FC
4位東京V
5位大分
6位福岡
7位大宮

太字は上位7チーム
アンダーバーは直接対決

愛媛勝ち点36得失点差-14

A 栃木
H 福岡
H 千葉
A 松本
H 横浜FC
A 金沢
H 東京V
A 京都
H 町田
A 熊本

新潟勝ち点33得失点差-13

H 金沢
A 水戸
A 岡山
H 讃岐
A 甲府
A 京都
H 町田
H 熊本
A 徳島
H 山口

岐阜勝ち点32得失点差-14

A 徳島
H 東京V
A 金沢
A 山口
H 岡山
A 松本
H 千葉
H 山形
A 水戸
H 福岡

京都勝ち点27得失点差-18

A 岡山
H 栃木
H 福岡
A 熊本
A 大分
H 徳島
H 新潟
A 大宮
H 愛媛
H 千葉
A 讃岐

熊本 勝ち点26得失点差-22

A 東京V
A 松本
H 京都
H 千葉
A 讃岐
A 水戸
H 岡山
A 新潟
A 福岡
H 愛媛

讃岐勝ち点25得失点差-32

A 大分
H 山形
H 大宮
H 町田
A 新潟
H 熊本
H 山口
A 甲府
H 栃木
A 東京V
H 京都

愛媛 残り11試合中上位5 直接2
新潟 残り11試合中上位1 直接3
岐阜 残り11試合中上位3 直接0
京都 残り12試合中上位3 直接4
熊本 残り11試合中上位3 直接4
讃岐 残り12試合中上位4 直接3

熊本、讃岐が上位対決が続くだけに新潟にとっては次の金沢、水戸戦で連勝する事が抜け出す一歩になる。今日の試合で5得点で得失点差が一気に減った事も大きい。10月に讃岐と京都との直接対決があるだけにそこまでに安全圏まで上がっておきたいところだ。

次節はホームで金沢と対戦する。この勢いをそのままに金沢に連勝する事ができるかできないかで今後の展開が大きく違ってくる。残り10試合で確実に残留できる勝ち点まで積み重ねていこう!

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