18日J2リーグ18第29節が行われ、アルビレックス新潟はアウェイNACK5スタジアム大宮で暫定7位大宮アルディージャと対戦し、1対2で新潟はチャンスを多く作りながらもわずかな決定機を決めた大宮に内容以上の差を突きつけられ今季ワーストのリーグ戦5連敗となり、8勝5分16敗勝ち点29得失点差-15で19位のままだった。

試合は前半から新潟はチャンスを作るもゴールを奪う事ができず迎えた前半19分に大宮はFKからMFマテウスの直接FKが決まり先制を許すとその後は大宮に押される展開となり前半を1点リードされて折り返した。

後半新潟は何度もコーナーからチャンスを作り出すもゴールを奪えずに迎えた後半27分に大宮は右サイドのクロスからMF茨田に決められて追加点を奪われた。その後新潟は何度もゴールに迫るも後半アディショナルタイムFW新太が1点返すのが精一杯だった。

これでアルビレックス新潟はリーグ戦5連敗となり出口は見えないまま残留争いの9月を迎えようとしている。

ALBLINEUP2018-28


サイドから崩すという意図は十分伝わっているんだけれど、肝心のサイドからクロスを上げても中央に選手がいないというのがここ何年も新潟の悪いシーンの連続である。

サイド攻撃の肝は中央にどれ位選手がポジショニングをできるのか?というのがポイントなんだけれど正直なところ中央に誰も走り込んでいないんだよね。

堅碁がいた時は本当に堅碁が良いポジションにポジショニングしていたから尽くゴールを決めていたけれど、今の選手はゴール前のポジショニングが全くできていない。だからいくらクロスを上げても危険なポジションに選手がいないから決める事が殆どできないし空振りに終わる。

あと決定的なのはFKとコーナーキックが全く決まらないという事だ。これがこの試合の決定的に新潟と大宮の差である。大宮の場合流れで崩せない時にはFKやコーナーキックから崩せるキッカーがいる。前回の対戦では大前が、今回の対戦ではマテウスが僅かなチャンスとなったFKを決めてこれが事実上の決勝点だ。

松本もそうだけれど流ればかりで決めようというのは今のJ2ではほぼ不可能だからこそセットプレーで決める力があるかないかが大きく左右する。J2の殆どが5バックで守る以上は余計にセットプレーで決める力が必要になる。

新潟にキッカーがいないのなら深刻だが、キッカーは小川、善朗など蹴れる選手はいる訳でやはりいかにセットプレーの練習ができていないのかがここ長年の課題となっている。

まず今の新潟の課題として

1.サイド攻撃時の中央の選手のポジショニング

いくらクロスを供給しても中央に選手が1人しかいないとかではCB3人で守るゴール前は崩せない。中央だけに人数を掛けるだけでなくクロスを上げる時には逆サイドにもポジショニングする選手が走り込んでいる事が必要だ。

2.セットプレーのポジショニングと精度

やはり流れで崩せない場合はセットプレーがカギを握る。セットプレーのチャンスを得ているだけにセットプレーの時直接狙うキックの精度、誰かに合わせる時の選手のポジショニングとバリュエーションを磨かなければゴールを奪えない。

3.守備時の奪いどころ

これが今1番難しいところなんだけれど、新潟の最大の欠点であるのはマンツーマン守備をする時にどうしてもボールに追いかけていく為に選手間の間が間延びしてしまう。当然ボールに追いかけて行く訳だからポジションが空いてしまう訳だけれどここは見直さなければならないと思う。

選手との間を確保するポジショニングを重視してロングボールを多用する相手に対してはMFとDFの間で奪ってカウンターを仕掛ける事で攻撃時に人数を掛けるという戦術が必要だ。

今の状況ではボールを奪いに行く選手ばかりで攻撃する時に人数が足りずにカウンターが掛からない。良い判断をする前にポジショニングを重視した守りからポジショニングによって可能な攻撃を逆算しないといけない。

まずこの辺の課題を克服しない限りは得点もそうだけれど守備も改善できないのではないかと感じる。

この試合では梶山が入った事で中央から良い展開を何度もできていただけに残すはどうやってゴール前に迫るのか?という課題だ。中盤までは悪くないが、ゴール前で行き詰っている。

次節はホームで福岡と対戦する。1番苦しい6月〜8月の最後の強敵となるがここの対戦が終わると順位の近い相手ばかりになるだけに9月の生き残りの戦い向けて3月以来のホーム勝利を掴みたい。