5日J2リーグ18第27節が行われ、アルビレックス新潟はアウェイ大分銀行ドームで3位大分トリニータと対戦し、0対4でアルビレックス新潟は全くいい所なく気持ちの差を突きつけられて大敗し、8勝5分14敗勝ち点29得失点差-11で19位に後退した。

試合は前半30分までは互角の展開を繰り広げるも、前半31分にMF那須川のスーパーゴールが決まるとムードが一気に大分に傾き前半を1点リードされて折り返すと、後半開始早々新潟は集中力の欠如から立て続けて失点を繰り返し、攻撃の単調のまま終始してしまい新潟はいい所なく4失点の大敗を屈した。

これでアルビレックス新潟は浮上の兆しすら失った中で1年でのJ1昇格は死語となりつつある。


ALBLINEUP2018-26


この状況で奇跡的に6位以内に入りプレーオフを勝ち抜いて昇格できたとしても1年でJ2に戻る事になるだろうね。というほど状況は深刻だ。

結果が出ていないのはわかるけれど、それならそれで若手を使い続ける事も必要だし、その中でベテランを起用していく事も必要だが、FWの起用を見る限り確かに貴章も達也もいい選手ではあるけれど、彼らはこれまでの経験をこれからの若手に伝えていく手本になる選手であり、常時2人が試合に出場しているようでは結果が出なくても積み上がらない。

祥郎と泰基はこのまま起用し続けても良いし、この1年どんな結果になっても来季必ず繋げてくれる選手になる。ここに新太も加えて起用し続けていれば違うと思いますが、現状では監督の求めるサッカーができないという事で外されているに過ぎない。

J2から落ちる事はまず考えない事だが、上がる事は限りなく難しい状況になっているので来季の目途が付いた時点で私はベテランは休ませて若手を起用して来季に繋げて上げる必要があると考えている。

正直なところ7位以下20位以上は同じなので7位以下が決まり次第20位以上が確定すれば残り試合は来季残す選手のみでプレーさせる事だ。残さない選手をプレーさせても正直意味を持たない訳で同じ敗戦でも次に繋げられる起用も必要ではある。

今の現状としては全てのポジションを含めても考えてもボランチとセンターバックの守備がまず相当低下している。今日の大谷起用でわかったけれど、ムラーニャが原因ではないという事だ。

ボランチも元々ボランチの選手じゃない小川、大を起用している時点でかなりボランチの守備力が低下するのは当然であり、どちらかが攻撃的な選手を起用するとしても1人は守備ができる選手が必要だ。そういう意味ではボランチの守備力の低下は、攻撃を重視しようとするばかりに起きた事であり、ボランチの専門の選手を起用する事が必要だ。

そして今1番深刻なのがセンターバックの人選だ。数試合輝綺、広瀬のコンビだったが、輝綺がアジア大会出場となった事もあり外れる事になり、ジュフンが復帰したものの正直なところ全く程遠い調子だ。

本来の専門である大武、柳が全くベンチ入りすらできないという状況は果たしてこのチョイスが正しい選択肢なのか?というのを感じる。個人的には柳を1度センターバックとして起用してほしいのだけれど、アンカーで起用できてもセンターバックでは起用できないという理由がよくわからない。

ジュフンが本調子と程遠いならまだ試していない柳をセンターバックとして起用する選択肢をしても良いと思う。

今の新潟は戦術が無くなってしまったところからリスタートしている状況なので監督が志向するポゼッションサッカーを継続しているが、正直なところポゼッションサッカーは既に新潟では根付かないし、何よりも想像力を求められる部分が強すぎて選手が入れ替わるようなクラブには不向きな戦術である。

柳下監督の時のようにある程度同じ選手で積み上げていく状況なら良かったが、柳下監督が退任されて以降は監督が代わり、監督が代わる事で選手の求められる役割も代わってしまったためにその時から在籍する選手の多くは迷走してしまったまま今いる状況である。

色々な監督を経験するとそれに対応できる選手もいるけれど、対応できない選手も必ず出てくる。それ故に当然監督が代わればその監督に慕ってきた選手がいなくなるのは当然な訳でチームの戦術ベースは何もなくなってしまう。

結果今出場していない選手は別の意味で苦しんでしまっているのが実情だったりする。あれだけチームで1番決定力と結果を出している新太がベンチ外というのはさすがにどうなっているんだ?という事になる。

監督代えれば良くなるという発想はもう止めなければならないし、本当にやるべき事は選手の判断だけじゃなくどの選手が来たとしても適応しやすい戦術を完成させる事がまず必要だ。現実に監督交代は再び0ベースとなりまた多くの選手が入れ替わる事になる。

今の状況として選手たちが自信を失っている。もがき苦しんでいる中でスタイルを再び確立する事がいかに大変なのかを痛感している。まず適応しやすい戦術は何かを考えていく必要があるし、現時点でこのレベルの選手達に自主的な判断力を求めていく事と想像力で展開するポゼッションサッカーは見直さなければならない時だと思う。

J2を1周して感じているのは選手たちの技術が粗削りでもチームに越したる戦術があれば上位を戦えるし昇格も目指せるという事だ。いくら選手のレベルが高くても戦術のないチームはチームとして戦う事が難しいという事だ。それだけは町田を観ているとよりハッキリする。

次節はホームで栃木と対戦する。事実上残留争いの直接対決という状況だけにもう目の前の試合に勝つ事だけを考えてやっていくしかない。