21日J2リーグ18第24節が行われ、アルビレックス新潟はアウェイNDソフトスタジアム山形で10位モンテディオ山形と対戦し、2対1でアルビレックス新潟がリードを許すも後半アディショナルタイムにDF安田のゴールで逆転に成功して6試合ぶりの勝利を手にし、8勝5分11敗勝ち点29得失点差-5で16位に浮上した。

試合は前半から新潟がボールを支配するもシュートまで辿り着かずにパスだけ回す展開となる。膠着状態が続いた前半37分GKムラーリャのキックミスからピンチを招き、これをFW小林にアンラッキーなシュートを入れられて先制を許す苦しい展開となり前半を折り返した。

後半新潟は逆転を狙いゴールを目指すもゴールは遠い、後半21分にFW新太が入ると流れは少しずつ変化し始めて迎えた後半42分パワープレーの混戦からFW新太のミドルシュートが決まり新潟が同点に追いつく。

このまま終わると思われた後半アディショナルタイム終了直前に新潟はFW新太が奪ってドリブルからのカウンターからDF安田が決めて新潟が19節の福岡戦以来となる勝利で崖っぷちを踏ん張った。

これでアルビレックス新潟は6試合ぶりの勝ち点3を手にし浮上のキッカケにしたい。

ALBLINEUP2018-25



MF梶山が加入したにもかかわらずスタメンは前節と同じであり、ベンチ入りメンバーも前節と同じという何のために補強したのか?という状況からスタートしていただけにこの試合で負けるような事があればさらに指揮官の決断が疑われた試合でもあった。

新潟の場合ボールを保持し過ぎるためにチャンスを作るにもとにかくパスの回数を必要とする。J2の多くのクラブはシンプルにゴール前まで運んでゴールを目指している中で新潟だけゴール前までのプロセスが異様に長く、そしてシュートまで辿り着かない。

全くボールを回すなとは言わないが正直多すぎる。それ故に相手に守りを堅める時間を作らせてしまう訳で、その時点でゴールを目指す事はかなり困難になるという事だ。8勝中アウェイで7勝となったけれど、その理由はアウェイの方が相手は攻撃的に来るという事だ。

通常ホームの場合はどうしてもアウェイ以上に勝つ事を目指すので攻撃的になる。そうなると必ず守備でリスクを伴った守備になるからその分守備が手薄になる。後半終了間際も山形は勝利を目指してきたからこそ守備が手薄になった。

このところ新潟は全くカウンターが決まらなかったがパワープレーをしていた事で皮肉にもカウンターとなったが、ここで右SBの安田が猛烈にオーバーラップをしてきた姿を河田が新太に指示して新太が絶妙なパスで安田に繋いだのが決勝ゴールに繋がった。

これだけのパワープレーを可能にしたのは後半21分にMF大を下げてMF戸嶋をサイドハーフからセンターに配置転換した事が大きかった。戸嶋の運動量がなければこの逆転劇はまずなかったし、戸嶋がセンターにいる事で小川との役割分担が明確になった。

大と小川では役割がダブってしまいどちらが攻撃に専念し、どちらが守備をするのか曖昧だった。戸嶋の運動量で助けられるシーンは多いが、ゴール前での仕事がなかなか思うようにいかないシーンが多いだけに戸嶋はセンターでプレーした方がボールを拾いに行く事もできるし、終盤でも持つスタミナで大きなピンチを防げるだけの守備もできる。

私なら間違いなく戸嶋をセンターで使う。かつての三門のように中央で相手の攻撃を摘み、ボールを拾っていく姿が戸嶋らしいのではないかと感じる。

新太もやはりゴールを狙う姿勢ではこのチームで1番ある。ここ数試合ベンチスタートとなったが途中出場よりも先発で試合出場させた方が必ずゴールに直結するプレーをしてくれる。スピードもありドリブル突破ができる選手でもあるだけに先発に戻したい。

守備については完全なミスだけにミスは減らしていかないと勝ち点3を獲り続ける事は難しいだけに今日のような守備は絶対にしない事だ。そしてやはりボールを回すよりも縦へ強引にボールを入れた方が相手が嫌がるという事だ。競り合えば相手も次第に耐えられなくなるだけにゴール前での工夫をもっとしないといけない。

この試合で打開したのが新太のミドルからだった事でどうやってゴールをこじ開けるのか?を掴んでほしいところだ。

次節はアウェイで東京Vと対戦する。この3連戦がJ2では最後の連戦となるだけに3連勝して上との差を縮められるように最後まで諦めずにプレーしていこう!