7日J2リーグ18第22節が行われ、アルビレックス新潟はアウェイ松本平広域公園総合球技場で4位松本山雅と対戦し、0対2でアルビレックス新潟はホーム松本に再三押し込まれて耐え切れずに失点を重ねて敗れ、7勝5分10敗勝ち点26得失点差-5で17位に後退した。
試合は前半からシステムが定まらない新潟に対して松本が狙い通りのサッカーを展開して再三ゴールに迫るも最後の精度を欠いてしまいゴールにならず、新潟は前半終了間際にFW河田の惜しいヘッドがあったが得点できずに折り返した。
後半も松本が押し込む時間が続き後半12分にPKを献上してこれをFW高崎に決められて先制を許すと、後半36分に再びFW高崎にダメ押しのヘッドを決められて新潟は最後までゴールを目指すも有効なシュートを放てずに終わり新潟は6位以内から勝ち点差10まで離された。
これでアルビレックス新潟は自動昇格はほぼ絶望的となり、6位以内もかなり厳しい状況に追い込まれた。
首位に立ったチームと全く機能しないチームの差が浮き彫りになった試合だった。松本山雅のサッカーを観ていたらそれぞれがやりたい事を確りやろうとしている。対して新潟はどうやって得点を獲るのか選手たちが迷い続けている印象だ。
松本山雅は縦の攻撃で意図が非常に明確であり、奪ったら前線の3枚を走らせてゴールを狙えという事で予め守りを堅めた上での速攻、セットプレーからの得点という事で得点パターンが非常に明確だ。
新潟はボールポゼッションを重視するあまりにシュートで終わるという形が全くできていない。終盤にクロスからゴールを狙おうとしたが、毎度言っているけれどJ2の多くのクラブは事実上の5バックを敷いているために中央からゴールを狙う事は非常に難しい。逆に両サイドからのシュートは有効であるためにむしろ両センターバックのサイドからシュートを狙う事が必要だ。
半分戦って中央で有利な状況を作る事はほぼ無理だという事を半分消化してもわからないのはかなり重症である。セットプレーでゴールが決まるならまだ救えるが、セットプレーからもゴールはサッパリ決まらない。
あと守備についてもマンツーマン守備が果たして今の選手達に適している守備なのか?という部分もある。慶やレオがいた時にはその守備は確かに有効だったが、今はポジショニングを重視した守備の方がポジションに穴を空けずに守れるのではないかと感じる。失点シーンをみると相手選手につられてポジションを空けてしまう所を狙われている。
新潟の選手達のレベルはJ2では高い方なのでわざわざボールを奪いに行くような守備をする必要は無いと感じる。そもそも今出場する選手の多くはボールを奪いに行く守備を得意にしている選手が多くない。強いて言えば前線の達也、貴章、新太は該当するだろうが、磯村、小川、坂井、善朗らをみているとその守備が適しているのか?
守備のやり方を変えるのは容易ではないが、福岡戦のように最初から奪いに行かない守備を成功させている事を踏まえてもボールを奪う守備は控えた方が良いのではないかと思う。
あと最大の問題は攻撃の形だけれど、ボールを回すポゼッションサッカーが新潟に適しているのか?という事を改めて考えさせられる。W杯でもスペインのように驚異的なポゼッションをしながらゴールを奪えない状況が続いたケースもあり、ポゼッションサッカーは終焉を迎えるのではないかと感じている。
結局のところサッカーはいかにゴールを奪うかなのでゴール付近にいかに選手がポジショニングできるかだと感じている。いくらクロスを上げてもそこに選手が少なければゴールが遠いのは当然だし、カウンターにしても走る人数が少なければゴールする確率は大きく下がる。
シュートに持ち込むためのプレーが非常に少ない。チャンスを作ってもシュートに持ち込めなければチャンスを作るだけ空振りとなる。
ポゼッションサッカーというのはかなり視野の広さや選択したプレーの成功率が高くないと成り立たないので2年前のように保持するばかりに執着してしまう事がある故に、新潟の選手レベルでは成立はかなり困難だと感じる。実際にサポーターの多くがポゼッションサッカーが適さないのではというのを周りの話を聞いていると余計感じる。
この試合では田中達也が新潟に移籍後初のフル出場を果たした。移籍後は先発した試合は必ず途中交代をしていたけれど、これも怪我を防ぐ意味が大きかったし、何より前線の運動量はかなり消耗するので本来なら途中交代させてあげたかったが、最後まで走れる事を証明した事は大きい。
35歳の選手がこれだけ走れる訳だから他の攻撃的選手はもっと走る事をしないとまだまだ達也を超える事なんてできないし、まだまだ達也から学ぶ事はたくさんあるという事だ。
次は天皇杯3回戦を挟んでホームで6位横浜FCと対戦する。今の新潟にとって全て強豪との対戦なので前回の対戦は全く参考にならない。このまま残りシーズン昇格争いから無縁のまま過ごすのか?ここから奇跡の連勝に次ぐ連勝を続けるのか?残りリーグ戦20試合で浮上できるのかできないのかが決まる7月戦線の重要な試合になる。
試合は前半からシステムが定まらない新潟に対して松本が狙い通りのサッカーを展開して再三ゴールに迫るも最後の精度を欠いてしまいゴールにならず、新潟は前半終了間際にFW河田の惜しいヘッドがあったが得点できずに折り返した。
後半も松本が押し込む時間が続き後半12分にPKを献上してこれをFW高崎に決められて先制を許すと、後半36分に再びFW高崎にダメ押しのヘッドを決められて新潟は最後までゴールを目指すも有効なシュートを放てずに終わり新潟は6位以内から勝ち点差10まで離された。
これでアルビレックス新潟は自動昇格はほぼ絶望的となり、6位以内もかなり厳しい状況に追い込まれた。
首位に立ったチームと全く機能しないチームの差が浮き彫りになった試合だった。松本山雅のサッカーを観ていたらそれぞれがやりたい事を確りやろうとしている。対して新潟はどうやって得点を獲るのか選手たちが迷い続けている印象だ。
松本山雅は縦の攻撃で意図が非常に明確であり、奪ったら前線の3枚を走らせてゴールを狙えという事で予め守りを堅めた上での速攻、セットプレーからの得点という事で得点パターンが非常に明確だ。
新潟はボールポゼッションを重視するあまりにシュートで終わるという形が全くできていない。終盤にクロスからゴールを狙おうとしたが、毎度言っているけれどJ2の多くのクラブは事実上の5バックを敷いているために中央からゴールを狙う事は非常に難しい。逆に両サイドからのシュートは有効であるためにむしろ両センターバックのサイドからシュートを狙う事が必要だ。
半分戦って中央で有利な状況を作る事はほぼ無理だという事を半分消化してもわからないのはかなり重症である。セットプレーでゴールが決まるならまだ救えるが、セットプレーからもゴールはサッパリ決まらない。
あと守備についてもマンツーマン守備が果たして今の選手達に適している守備なのか?という部分もある。慶やレオがいた時にはその守備は確かに有効だったが、今はポジショニングを重視した守備の方がポジションに穴を空けずに守れるのではないかと感じる。失点シーンをみると相手選手につられてポジションを空けてしまう所を狙われている。
新潟の選手達のレベルはJ2では高い方なのでわざわざボールを奪いに行くような守備をする必要は無いと感じる。そもそも今出場する選手の多くはボールを奪いに行く守備を得意にしている選手が多くない。強いて言えば前線の達也、貴章、新太は該当するだろうが、磯村、小川、坂井、善朗らをみているとその守備が適しているのか?
守備のやり方を変えるのは容易ではないが、福岡戦のように最初から奪いに行かない守備を成功させている事を踏まえてもボールを奪う守備は控えた方が良いのではないかと思う。
あと最大の問題は攻撃の形だけれど、ボールを回すポゼッションサッカーが新潟に適しているのか?という事を改めて考えさせられる。W杯でもスペインのように驚異的なポゼッションをしながらゴールを奪えない状況が続いたケースもあり、ポゼッションサッカーは終焉を迎えるのではないかと感じている。
結局のところサッカーはいかにゴールを奪うかなのでゴール付近にいかに選手がポジショニングできるかだと感じている。いくらクロスを上げてもそこに選手が少なければゴールが遠いのは当然だし、カウンターにしても走る人数が少なければゴールする確率は大きく下がる。
シュートに持ち込むためのプレーが非常に少ない。チャンスを作ってもシュートに持ち込めなければチャンスを作るだけ空振りとなる。
ポゼッションサッカーというのはかなり視野の広さや選択したプレーの成功率が高くないと成り立たないので2年前のように保持するばかりに執着してしまう事がある故に、新潟の選手レベルでは成立はかなり困難だと感じる。実際にサポーターの多くがポゼッションサッカーが適さないのではというのを周りの話を聞いていると余計感じる。
この試合では田中達也が新潟に移籍後初のフル出場を果たした。移籍後は先発した試合は必ず途中交代をしていたけれど、これも怪我を防ぐ意味が大きかったし、何より前線の運動量はかなり消耗するので本来なら途中交代させてあげたかったが、最後まで走れる事を証明した事は大きい。
35歳の選手がこれだけ走れる訳だから他の攻撃的選手はもっと走る事をしないとまだまだ達也を超える事なんてできないし、まだまだ達也から学ぶ事はたくさんあるという事だ。
次は天皇杯3回戦を挟んでホームで6位横浜FCと対戦する。今の新潟にとって全て強豪との対戦なので前回の対戦は全く参考にならない。このまま残りシーズン昇格争いから無縁のまま過ごすのか?ここから奇跡の連勝に次ぐ連勝を続けるのか?残りリーグ戦20試合で浮上できるのかできないのかが決まる7月戦線の重要な試合になる。