6日J2リーグ18第13節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで首位大分トリニータと対戦し、1対2で新潟は先制を許した直後に追いついたものの、2試合連続オウンゴールで勝ち点を失い上位浮上を逃し、5勝2分6敗勝ち点17得失点差0で12位に後退した。
上位浮上の大きなチャンスも13年ホームで勝利していない大分相手に苦杯を舐める事になった。
上位浮上の大きなチャンスも13年ホームで勝利していない大分相手に苦杯を舐める事になった。
この試合では最低でも勝ち点3を与えないミッションが必要だった試合だっただけにJ2になって初の連勝をしてきただけに何としても勝ち点確保が必要だったが勝ち点は2試合連続のオウンゴールで失うという状況になった。唯一の救いは多くのチームが団子状態であり連勝すれば抜け出せるという状況であるが、現状として新潟がどういう相手が苦手なのか?というのがある意味はっきりし過ぎているというのもある。それは触れていくけれど、これからどうやって打開すべきなのか?振り返りたい。
アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2
河田の負傷とルヴァン杯を戦わなければならないために戸嶋が入り、小川がFWで起用されてスタートした。
まずこの試合の先発だけれど2トップで戦うならどうしてFWが小川なのか?という事だ。本来新太がFW登録なので普通に考えれば新太を2トップの一角にして小川をサイドハーフで起用した方が良かったと思う。この試合の前半に限りだが大分は意外とラインを上げていたので上手くロングボールを有効に使えば新太を走らせて突破させる事が十分可能だった。2列目だとさすがにロングボールで追いかける事は厳しい訳だけれど小川とターレスのコンビではさすがにロングボールを追いかけて追いつくのはさすがに厳しい。新太をFWにして左右に走らせたらもう少し違った展開になったのではないかと思う。
この試合では高木善朗がベンチ外になったがこれは言うまでもなくルヴァン杯を戦う為に外さざる得なかった。それなりの戦力を並行して戦う為には止む無い判断と言えるが、これがルヴァン杯を戦うメリットなのか?と問われると疑問視しなければならない。少なくてもリーグ戦を戦う上ではメリットはない。12試合戦ってカップ戦を戦う余裕など最初からなかった訳だからね。
それだけのハンディを背負って戦った中で大分も最初の30分だけは確かにいいプレーが多かったけれど、残りの60分についてはリードをした事もあるけれどそれほど攻撃で脅威になった訳じゃなかった。これまで敗れた6敗は全て先制された試合だ。先制した試合では負けなしという状況だけれど、元々爆発的な攻撃力を持たない新潟にとって6敗中5敗が穴熊戦術を用いた相手だ。
この穴熊戦術というのは解りやすく言えば守備時に5バックとなり、MFが4枚、1トップの5−4−1だ。この守備はJ1時代には浦和時代のミシャ、広島時代の森保が用いていたけれど、この戦術に対して新潟は全く勝てなかった。少なくても2012〜2017シーズンまでリーグ戦に限っては広島に僅か1勝、浦和に至っては1勝もできなかった。
全く勝てなかった戦術に対して新潟はこの13試合戦ったけれど勝利した相手の殆どは4バックの相手であり、ドローの松本、京都も3バックという状況だ。
対して6敗中大宮を除けば全て3バックのチームで守る時にはWBが下がり5バックを敷いてくる相手には尽くゴールを奪えずに敗れるという解りやすい状況である。
よく裏やスペースを狙えと指示しているけれど、敗れた6チーム中5チームは裏もスペースもない相手なのだ。これじゃあいくら裏やスペースを狙おうとしてもそこには相手が待ち構えている。だからスペースはほぼ後ろ及びゴール前しか空いていない。ペナルティエリア内はスペースなどない。だからこういう相手には馬鹿正直にスペースや裏を狙おうとする事は打開できない要因となっている。こういう相手にはセットプレーから崩すか徹底的にサイドから突破してクロスを供給するかだ。
今の現状を踏まえるとセットプレーも決まるほど精度が高い訳じゃない。小川の精度は高いけれど、大の精度は低いとは言わないが全く決まる気配がない。だからこそ中央から狙うよりもサイド攻撃から崩す形を徹底する事が必要だ。そこでサイドから侵入してクロスを供給するか?サイドから中央に出てミドルを狙う姿勢を持つ事だ。打開するためにも1つでも多くCKとFKを獲得しなければ穴熊戦術をやってくるクラブに勝利する事は難しい。
敗れた6敗も大宮は一撃必殺のFKのみ、愛媛は事故級のCKからの得点、熊本はこれしかないロングボールからのカウンター、岡山は不用意なPK献上、栃木は一芸のロングスローからの2失点、そして大分はサイド攻撃のみの揺さぶりだけと、相手のバリュエーションは全然多くないのでこの一芸を防げばそれほど失点する事はない。
以上の傾向からみても攻撃は相手の穴熊戦術を攻略するための攻撃とプレーを!守備では相手の一芸戦術を封じてしまえば正直何もできる相手ではないという事だ。多くのクラブはガチンコで戦って勝てる相手じゃないと挑んでくるゆえにもう一芸に全てを賭けてくるという事だ。
次のホームでの山形もまた守備は穴熊戦術で挑んでくる可能性が高いだけに穴熊戦術をどうやってこじ開けるかを真剣に考えないと苦杯を舐め続ける事になりかねない。
次節はリーグ戦はアウェイで千葉と対戦するがその前にルヴァン杯はホームで横浜と対戦する。あと2試合をどうやって乗り切るか?今はそれだけを考えている。15節の山形戦まで乗り切ればJ2クラブと同じ条件となるだけに今はこの厳しい状況を乗り切る事だけを考えていこう!
アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2
河田の負傷とルヴァン杯を戦わなければならないために戸嶋が入り、小川がFWで起用されてスタートした。
まずこの試合の先発だけれど2トップで戦うならどうしてFWが小川なのか?という事だ。本来新太がFW登録なので普通に考えれば新太を2トップの一角にして小川をサイドハーフで起用した方が良かったと思う。この試合の前半に限りだが大分は意外とラインを上げていたので上手くロングボールを有効に使えば新太を走らせて突破させる事が十分可能だった。2列目だとさすがにロングボールで追いかける事は厳しい訳だけれど小川とターレスのコンビではさすがにロングボールを追いかけて追いつくのはさすがに厳しい。新太をFWにして左右に走らせたらもう少し違った展開になったのではないかと思う。
この試合では高木善朗がベンチ外になったがこれは言うまでもなくルヴァン杯を戦う為に外さざる得なかった。それなりの戦力を並行して戦う為には止む無い判断と言えるが、これがルヴァン杯を戦うメリットなのか?と問われると疑問視しなければならない。少なくてもリーグ戦を戦う上ではメリットはない。12試合戦ってカップ戦を戦う余裕など最初からなかった訳だからね。
それだけのハンディを背負って戦った中で大分も最初の30分だけは確かにいいプレーが多かったけれど、残りの60分についてはリードをした事もあるけれどそれほど攻撃で脅威になった訳じゃなかった。これまで敗れた6敗は全て先制された試合だ。先制した試合では負けなしという状況だけれど、元々爆発的な攻撃力を持たない新潟にとって6敗中5敗が穴熊戦術を用いた相手だ。
この穴熊戦術というのは解りやすく言えば守備時に5バックとなり、MFが4枚、1トップの5−4−1だ。この守備はJ1時代には浦和時代のミシャ、広島時代の森保が用いていたけれど、この戦術に対して新潟は全く勝てなかった。少なくても2012〜2017シーズンまでリーグ戦に限っては広島に僅か1勝、浦和に至っては1勝もできなかった。
全く勝てなかった戦術に対して新潟はこの13試合戦ったけれど勝利した相手の殆どは4バックの相手であり、ドローの松本、京都も3バックという状況だ。
対して6敗中大宮を除けば全て3バックのチームで守る時にはWBが下がり5バックを敷いてくる相手には尽くゴールを奪えずに敗れるという解りやすい状況である。
よく裏やスペースを狙えと指示しているけれど、敗れた6チーム中5チームは裏もスペースもない相手なのだ。これじゃあいくら裏やスペースを狙おうとしてもそこには相手が待ち構えている。だからスペースはほぼ後ろ及びゴール前しか空いていない。ペナルティエリア内はスペースなどない。だからこういう相手には馬鹿正直にスペースや裏を狙おうとする事は打開できない要因となっている。こういう相手にはセットプレーから崩すか徹底的にサイドから突破してクロスを供給するかだ。
今の現状を踏まえるとセットプレーも決まるほど精度が高い訳じゃない。小川の精度は高いけれど、大の精度は低いとは言わないが全く決まる気配がない。だからこそ中央から狙うよりもサイド攻撃から崩す形を徹底する事が必要だ。そこでサイドから侵入してクロスを供給するか?サイドから中央に出てミドルを狙う姿勢を持つ事だ。打開するためにも1つでも多くCKとFKを獲得しなければ穴熊戦術をやってくるクラブに勝利する事は難しい。
敗れた6敗も大宮は一撃必殺のFKのみ、愛媛は事故級のCKからの得点、熊本はこれしかないロングボールからのカウンター、岡山は不用意なPK献上、栃木は一芸のロングスローからの2失点、そして大分はサイド攻撃のみの揺さぶりだけと、相手のバリュエーションは全然多くないのでこの一芸を防げばそれほど失点する事はない。
以上の傾向からみても攻撃は相手の穴熊戦術を攻略するための攻撃とプレーを!守備では相手の一芸戦術を封じてしまえば正直何もできる相手ではないという事だ。多くのクラブはガチンコで戦って勝てる相手じゃないと挑んでくるゆえにもう一芸に全てを賭けてくるという事だ。
次のホームでの山形もまた守備は穴熊戦術で挑んでくる可能性が高いだけに穴熊戦術をどうやってこじ開けるかを真剣に考えないと苦杯を舐め続ける事になりかねない。
次節はリーグ戦はアウェイで千葉と対戦するがその前にルヴァン杯はホームで横浜と対戦する。あと2試合をどうやって乗り切るか?今はそれだけを考えている。15節の山形戦まで乗り切ればJ2クラブと同じ条件となるだけに今はこの厳しい状況を乗り切る事だけを考えていこう!