17日J2リーグ18第4節が行われ、アルビレックス新潟はアウェイニッパツ三ツ沢球技場で4位横浜FCと対戦し、3対0でアルビレックス新潟がFW河田、貴章、MF小川のゴールで横浜FCに快勝し、3試合ぶりの勝利で2勝2分0敗勝ち点8得失点差+4で4位に浮上した。

試合は前半は横浜FCのイバを中心にした攻撃に苦しむ時間が続いたが、次第にボールを支配してきた前半34分左サイドのクロスをMF大が折り返しこれをFW河田が決めて新潟が先制する。そして前半43分には相手GKのミスをFW貴章が逃さずに奪ってそのままゴールに流し込み今季初の複数得点となる2点目となり前半を折り返した。

後半横浜FCはMFレアンドロ・ドミンゲスを投入して流れを作り始めて新潟は押し込まれる時間が続くも最後のところで体を張って相手にゴールを許さない。そして迎えた後半29分にMF小川のゴールでダメ押しした新潟はそのまま逃げ切り開幕戦以来となる勝ち点3を手にした。
これでアルビレックス新潟は開幕4試合負けなしとなり4位に浮上しホームで最下位愛媛と対戦する。

ALBLINEUP2018-08


前節と同じメンバーで挑んだ新潟はルヴァン杯では全員控えメンバーを起用した事でリーグ戦の先発メンバーはほぼリーグ戦と同じ状況で挑む事ができた。ルヴァン杯で活躍した戸嶋、新太らがベンチ入りする事でベンチ入りの競争も激しくなっているが、そのためのルヴァン杯なのでこれはこれで試合勘を全員が持っている事も大きい。


横浜FCとは2010年の天皇杯以来の対戦で、リーグ戦は2007年以来の対戦となる。11年前は2試合とも快勝した試合だったし、山口素弘現役最後のシーズンで対戦した事を思い出すけれど相性はその時以来だが良い相手だった事は忘れていない。


横浜FCは何と言ってもイバをどう抑えるか?これに尽きた。昨シーズンの得点王という事でJ2ではその実力は既に証明されているだけに横浜FCはイバを起点に堅守で守り抜くという印象があるものの、今シーズンはそこに2011シーズンのMVPレアンドロ・ドミンゲスが加入した事でこの選手が出場すると大きく違うチームになる事もわかっただけにまだコンディションが上がっていないうちに対戦できた事は幸いした試合だった。


新潟はここまで3試合1試合も2桁シュートがなく、パスから隙を狙ってゴールを決めるという感じになっているが、この試合でもシュートはわずか6本で前半で5本、後半で1本だったものの、相手のわずかな隙から前半に河田が決めた事で試合の主導権を握った事が大きかった。0対0が長く続くと今季無失点中だった横浜FCだけに新潟にとって難しい試合になるところだった。


貴章が決めた2点目は相手GK山本のトラップが大きくなったところを見逃がさなかった事が大きい。J1時代の時もFWではGKに果敢にチャージに向かっていた姿はベテランになった今でも建材のところをみせてくれた。貴章はこのゴールで3得点目とJ1時代は1度も2桁得点がなかっただけにJ2では貴章の高さは規格外という事になると思う。貴章が入った事によって両サイドバックも貴章を目掛けてクロスを上げている事で他の選手にも通るようになった。相手選手はどうしても貴章を警戒するだけにそれ以外の選手のマークが緩和されている。


J1時代の4シーズンは堅碁が移籍して以来指宿がいたものの、クロスで崩すという印象があまりなく、ここ最近の2シーズンではクロスからの得点が殆どなかっただけに鈴木監督もその点でサイドから徹底したクロスで相手を崩す事を念頭に入れているからこその貴章の3ゴールと言える。後半の小川のゴールについては本当にあれだけのフリーを小川に与えれば十分決めてくれる選手なので2列目の得点がこれが今季初となったが、もっとMFの選手もゴールを狙う姿勢が増えると相手もかなり嫌がってくるだけにパスで回すなというのでなくシュートの選択肢も増やしてほしいと思います。


守備についてはGKムラーリャが故障で離脱中とはいえ第2GKが大谷という心強さがある。ムラーリャが故障から復帰すればそのまま正GKに戻すと思いますが、大谷も奮闘しているので守備に関してはキャンプから精力的に取り組んだことによって1失点する可能性こそあるものの、複数失点はしないだけの守備は構築できている。昨年のアキレスけんだった右サイドバックに安田が入った事で試合運びはかなり安定してきた。2列目も磯村、小川、大が昨シーズンから共にプレーしているので連携面については問題ない。昨年残ったベースで確り守れている。


この守備なら複数得点を獲ればかなりの確率で勝ち点3を手中に収められるだけに複数得点を獲れる試合を増やしていきたいところだ。


次節はホームで愛媛と対戦する。現在最下位だがかつて新潟でプレーした河原、新潟出身の有田がおり油断はできない。総合力では新潟が圧倒的であるのは変わりないし、次の試合では中3日という同じ条件で戦える事も大きい。今度こそホームで勝ち点3を積み重ねていこう!