21日サッカー天皇杯17第2回戦が行われ、アルビレックス新潟はホームでバンディオンセ加古川と対戦し、延長までも持ち込まれたものの延長前半12分DF竜馬が決めて辛くも2回戦を突破して新潟は3回戦でセレッソ大阪と対戦する。内容よりも結果が求められる試合で新潟は結果だけは残したが今の新潟には勝つという結果がチームとして薬になるという事だ。

今の新潟にとって勝つというのが非常に難しいほど選手たちが自信を失っている。今日のプレーも見ただけで自信のないプレーの連続でもっと自信を持ってプレーしていたらこの相手に対しても十分大差で勝利できる相手だった。しかしそういう相手にもかかわらず今のチーム状態はそういう相手に対しても苦戦してしまうほど重症な状況である。そういう状況だからこそ何よりも勝利という結果が必要なのであるけれど、自信を取り戻すには1つ1つの積み重ねが必要である。試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1

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リーグ戦と大幅に入れ替えてスタートした。

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試合は序盤から新潟は前へボールを運ぼうとするが全くゲームを組み立てる事ができずに進んだ。それでも前半17分にDF宣福のクロスをMF大がヘッドで決めて先制する。これで落ち着くと思われたがやはり勝っていない状況で自信を失った状態ではままならず、前半35分加古川はFKからGK川浪がまさかの後逸し、これをDF福田に押し込まれて同点にされてしまう。雨でスリップするような状況だったのは差し引いてもこれを後ろに後逸されたらさすがにみんな頭を抱える。この試合この場面以外にも90分終了間際に決められそうなシーンがあっただけに本来なら負けていても不思議はなかった状況だった。

こんな展開だからホニ、ガリャルドを投入しなければならなかった訳で本来なら宗や森を試したかったと思うけれど、そんな状況にできないのが今の新潟の深刻な状況である。この試合を通じて感じた事はCFに成岡を起用したけれど本来なら成岡を120分もCFで起用するのはさすがに無理があると思うんですよね。成岡の場合2トップのFWであれば活きるけれど、1トップのFWでは競り勝つ事も厳しいだけに1トップができる選手が今の新潟にいないのが呂比須監督の悩みである。ここに宗を起用しようにも宗の動きがあまりにも良くない訳で起用を見送ったと言わざる得ない。やはりCFは高さで競り勝てる選手じゃないと厳しい。

中盤についてはボランチに勲とロメロを起用したけれどカップ戦の起用は勲中心なのだが確かに90分は厳しいと思う。それでもバランスという点を踏まえると勲の存在はパスを回すという点では効果的な存在である。ロメロのボランチについてあまり良い印象が少ないのはフィジカルの強さはあるものの運動量があるボランチでないし、ポジショニングと予測力という点でどうしても劣る側面があり、特にポジショニングについて不満を持つ人が多いと思う。それにボールを展開するという点で踏まえたらロメロは展開力に欠いてしまう。控えにいると心強いがスタメンに出場させるには色々な欠点が目についてしまうのだと感じる。ただどちらにしても帰化しない限りは19節以降は外国人枠の関係でベンチ外になるだけに誰をボランチに起用すべきかのか?という点で呂比須監督はボランチに本来は本職の富澤を起用したいのだろうとは感じる。CBの経験値が低い選手が多いために富澤をCBで起用しているものの本来はボランチの選手なだけに夏のウインドーが空く期間にCBを獲得できるのか?

DFについては巧をCBで起用されたけれどユース時代にもCBで起用された経験があるし、その適正を観たかったから起用したのだと感じる。尚紀を起用する為もあるだろうが、尚紀のプレーを観ると攻撃的に行っているケースの時は良いが相変わらずボールにプレッシャーが掛かると直ぐに後ろに下げる癖は今だに直らない。全て前を向けという訳じゃないけれどその頻度が多いという事だ。今日のプレーを観る限りはサイドバックで使うのは厳しいと言わざる得ない。むしろ宣福の方が攻撃面ではクロスで2得点のアシストを記録しただけに宣福も守備ではまだまだ課題は多いものの宣福の方が攻撃面ではいい部分を出した。

振り返れば内容は本当に良くないものではあったものの天皇杯であれ公式戦に勝利から遠ざかっているチームにとって勝利する事の重みは1番選手たちがわかっている。だからこそ内容が悪くても勝利を上げる事で選手たちは少しでも自信を取り戻すし、これからも内容が良くなっていくきっかけになる事は間違いない。次の3回戦はセレッソ大阪と中2日で対戦する事になるだけに正直新潟には完全に不利な状況である。それを跳ね返せるようならチームに自信を付ける事ができるキッカケになるのでカップ戦のメンバーは次の天皇杯を目指してほしいし、もちろんリーグ戦出場を目指してほしい。

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次はアウェイで鹿島と対戦する。この状況で鹿島に勝利するのはかなり厳しい訳だけれどどんなに厳しくても前へ向かっていく姿勢を持たなければならない。ボランチは慶以外に誰を出場させるのか難しいが運動量を活かしたプレーが必要であり誰が出場しても激しく守備をしてほしい所である。1つ1つのプレーに勇気を持ったプレーを!

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