31日Jリーグ17YBCルヴァンカップ第7節が行われ、

アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンでヴィッセル神戸と対戦し、

0対1で敗れそれぞれの選手がアピールしたものの

できた選手とできなかったん選手の明暗が別れ、

ルヴァンカップ0勝1分5敗勝ち点1得失点差-9で

最下位でルヴァンカップを終えた。

既に敗退が決まっていた試合の中で出場する選手がアピールする場となったが

戦術が変わった中でできた部分が全くできなかった部分があり

良く観ていかないといけない。
もう勝敗は気にせず観ていたので勝ち点獲れれば御の字という位の感覚で観戦していた。

単刀直入にこのメンバーで戦うという時点で一体試合になるのか?

という感じもあったけれど、スコアとして試合になったし、

決定的なチャンスもあった事で試合にはなった。

その中で誰がアピールできてアピールできなかったのか

という部分について触れていく事にしたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1

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リーグ戦のメンバー全員代えて挑んだ。

まず戦術という部分についてだけれどサンドロコーチが

守備の戦術を徹底した事により守備については

大きな改善をされているのでそれはリーグ戦のメンバーも

カップ戦のメンバーも守備の戦術については浸透している。

そうじゃなかったら甲府よりも選手レベルの高い神戸で

しかもカップ戦1位通過を狙ってレギュラー数人を投入していただけに

このメンバーでどこまで抑えられるだろうか?

という点を考えた時に1点で収まったのは

どん底の状況から考えたら及第点ではないもののそれなりによく守ったと言える。

決定的なシーンでGK川浪が何度もコースを消していたし、何よりセーブしていた。

やはり失点のシーンについては1番弱いところから突かれているという事だ。

私の中ではサイドバックをどうするか?

という点については既に固まっていて現状を考えると

巧を右サイドバックに抜擢して良いと感じている。

尚紀の守備力を考えると尚紀よりも巧の方が試合を積み重ねれば

守備は確りすると思うし何よりもクロスで何度もチャンスを演出する武器がある。

現状として考えると尚紀よりも

巧の起用が良いと感じるだけのプレーをしてくれた。

CBについてだけれど竜馬と高聖のコンビだっただけに

どうなる事かと思ったけれど私はよくやった方だと思う。

高聖のヘッドで得点のチャンスがあったし、

高聖も昨年1年間福島でプレーした事で色々経験しただけのプレーを見せてくれた。

竜馬も昨年J1で出場経験をした事で下手なりにプレーしている。

2人は今後CBが出場停止になった時に出番が待っていると思ってプレーしてほしい。

宣福についてだけれど私の中では正直嵌るポジションがないんですよね。

吉田監督、文丈監督にサイドバックでプレーさせましたけれど、

ボールに対する執着心がないというかプレーに対する見切りが早すぎる。

追いかける意識に欠ける部分があるのを踏まえると

現状で宣福の適したポジションが呂比須になってからもないというのが実情だ。

本来は2トップの一角が良かったのかもしれないが、

これだけチャンスを活かせないとなるとしばらくは

サテライトでキッカケを掴む課題に取り組んでほしいところだ。

ボランチの2人はさすが教官!というプレーをみせてくれた。

やはりリーグ戦でもどちらかをボランチで起用したい。

ロメロはフィジカルが強いものの守備に対する

予測力が欠けるのは確かに欠点ではある。

今のボランチメンバーでは慶以外には輝綺が1番予測力があるだけに

呂比須はボランチの選考を考え直すのではないかと思う。

慶は不動としてももう1人誰を起用するか?

と考えた時に現状では勲、成岡、輝綺になるだろうね。

ロメロについてはダメとは言わないけれどリザーブとしては最適だと思う。

問題の2列目だけれど当然得点を獲る為のポジションなので

このポジションの動きに不満があったのは確かに否めない。

この試合で1番問題だったのは誰を攻撃のキーマンにするかだった。

呂比須はこの試合攻撃の軸を誰に据えていたのか?

というのは呂比須にしかわからないところだけれど

リーグ戦ではガリャルドが軸としているので解りやすいが、

この試合では2列目より前のポジションでそういう選手がいなかった。

それ故に端山、伊藤、森の3人は誰も軸になり得なかった故に

攻撃に対する効果を出す事ができなかったと言える。

伊藤のトップ下には驚かされたが呂比須の意図は

中央からドリブル突破ができる選手という事で配置したと感じる。

前節が端山だったが全く機能しなかった。

端山はどちらかと言えばサイドの選手でアタッカー!

森はドリブラーだけにそれぞれ特徴を出したプレーが欲しかったのは事実だ。

途中から入った本間至恩はまだ16歳のユース選手!

身長161cmで本当に小柄な選手だ。

この選手は前節の甲府戦からベンチ入りしていたけれど

実際に練習ではわからなかったプレースタイルを観れたけれど、

呂比須が起用したいと思わせるだけのプレーをしてくれた。

高さでは勝てないが、ドリブル、とボールコントロールに優れていて

パスのセンスも高い。

トップ下で起用した理由はパスとドリブルで局面を

打開できる選手という意図が十分伝わったし、

現実ボールを持ったプレーは光るものがあった。

ただまだフィジカルが全然なだけに仮にベンチ入りさせるとしても

プレーさせるのは20分ぐらいがベストだろう。

いい選手ではあるけれど、

公式戦で起用するなら次の天皇杯2回戦が有力だろうね。

1トップ宗についてだけれど宗のプレーは武蔵と異なる事は

確り理解しないといけないんだけれど今日の選手構成だと宗が活きないと思う。

宗のプレースタイルはポストプレーヤーなので

自らドリブル突破するような選手じゃないんだよね。

空中戦で競って勝ったボールを他の選手が拾って繋ぐ。

そしてボールが収めて叩くプレーであり、

ゴールを狙うとすればヘッドが1番確率が高い。

シュート打つならミドルを狙う意識が必要だ。

もう少しで巧のクロスが合いそうなシーンもあっただけに

宗を活かすプレーができなかった事もある。

ある程度浸透してきたシステムで近年戦えていない事で

選手が色々なシステム理解度を求められているという現実がある。

少なくても柳下政権以降では4−2−2−2から始まり、

3−4−3を経験し、吉田監督時代は4−1−4−1を中心となり、

そして文丈監督では4−2−2−2、

呂比須監督になり4−2−3−1と多彩に変化してきた。

これを観る限りこれだけ多くシステムが変わってしまう事で

選手がシステムに対応できない状況に陥っているのは理解できる。

サッカー経験者なら理解できると思うけれどシステムが変わるのは

戦術が変わるのと同じぐらい大変な事だ。

4−2−2−2のサイドハーフと4−2−3−1のサイドハーフでは全然役割が違うし、

求められるプレーも違う。

それを普通ならキャンプから浸透させていく訳だけれど、

今は試合をやりながら浸透させようとしている訳だから

リーグ戦に出場が少ないメンバーがこのシステムの変更に対応するのは

想像以上に大変だと理解しないといけない。

移籍する選手がシステムに適合するケースとしないケースがあるけれど、

それはその選手がシステムに適合の有無が関わってくる事を

理解しないで選手を批判してはいけないという事だ。

2トップと1トップでは全然求められるプレーが変わる。

2トップならどちらかが高さ、どちらかがドリブルとなるけれど、

1トップはポストプレーが中心になりやすい。

もちろんドリブラーもいるけれど、1人2役はできない。

システムに適した起用法が必要である事は理解しないといけない。

今のシステムだとボランチ以下は役割は変わらないが

2列目より前は役割が変わるという事だ。

今の広島のように前線3枚が広島のミシャシステムに対応できず

苦戦している姿をみればいかにシステム理解度、戦術理解度が重要なのか?

そこをプレー以上に重要視しないといけないと思う。

今のメンバーでいいプレーをした選手、そうでない選手と別れたけれど、

キッカケ1つでまた変わってくるしチャンスがないとは限らない。

どこでチャンスが巡ってくるのか?

は誰にもわからないだけに役割は変わっても練習に打ち込んでシステム、

戦術理解度を上げてほしい。

これでルヴァン杯は終わったけれど、

このメンバーでサテライト、天皇杯は戦う事になる。

リーグ戦を主軸におく以上仕方ないができる事を選手たちがやっていく事が

今は浮上するための役割を全うしてほしいところだ。

次はアウェイでセレッソと対戦する。

今日の試合で何人リーグ戦で選ばれるのか?

楽しみにしている。

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