22日サッカーJ1アルビレックス新潟はFWドウグラス・タンキ選手を完全移籍で加入する事が内定した事を発表した。

ドウグラス・タンキ選手は2015シーズンにJ2群馬でプレーしたものの十字靭帯断絶の重傷でわずか4試合1ゴールに終わったが決定力は高く、今季メキシコ2部リーグで28試合10ゴールと復活していた。呂比須監督のラブコールに応えて加入が決まった。これでアルビレックス新潟は深刻な得点不足解消の切り札を獲得し次は呂比須監督のリクエストであるセンターバック獲得を目指す事になる。

2015シーズンに群馬でプレーした経験があるので日本の環境には十分対応できると思う。それに1番良い部分は今合流できた事で1か月間練習する時間がある事だ。これまで途中加入しても中断期間がなく連携面で合わせる事が難しかったが今季は3週間の中断期間がある事で確り練習できる時間が確保できる。これを幸運と思わないといけない。3試合はタンキを欠いて闘う事になるが総力戦として何とか15位との差を勝ち点差3差以内にしたいところだ。

戦術としては言うまでもなく1トップのCFだ。これまで指宿が抜けてから高さで競り勝てるCFが不在になっていた。最も指宿が故障がちで機能しなかった事も大きかったんだけれど、クロスを上げても高さが起点の選手が前線にいない事で全く競り勝てないという状況だった。しかしタンキが入る事で両サイドからのクロスも有効になる事は間違いないし、守る時はカウンターでホニ、攻撃の時は高さでタンキを目掛けてクロスを供給するという手段がある。これだけでも相手に大きな脅威を与えられる。前線にテクニックがある外国人選手で攻撃を組み立てる事になる。

問題は守備面だけれどロメロが外国人枠の関係で帰化しない限りは出場できない。そうなるとボランチを慶と誰が務めるのか?そして貴章は再び右SBに戻るのか?呂比須監督のリクエストはCBという事なんだけれど日本人でセンターバックのできる選手が移籍市場にいるとは思えないだけにここを補強するのは容易じゃない。補強できたとしても富澤のように出場機会の少ない選手になるだろうからここを考えようだ。個人的には鈴木大輔の復帰を望んでいるんだけれど、大輔も向こうでまだまだやり残したことは多いだろうから可能性は高くない。次の補強は予算の限られているので百歩譲ってボランチの補強をした方が良いのかもしれないと思う。ボランチの本職が意外といないだけにCBより泣き所だとも感じる。

これでアルビレックス新潟は夏の補強第一弾が決まり、さらなる補強を目指して行く。



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