26日Jリーグ17第24節が行われ、アルビレックス新潟はアウェイ日立柏サッカー場で4位柏レイソルと対戦し、1対1でアルビレックス新潟は前半30分にMFガリャルドのゴールで先制し、柏に退場者1人を出した直後に柏のCKをGK大谷がファンブルして痛恨の失点!

その後数的有利で柏の実力差で互角に戦ったものの勝ち越しゴールを奪えずに勝ち点1に止まり、15位との勝ち点差は10差に縮めたが2勝4分18敗勝ち点10得失点差−33で最下位のままだった。

試合は前半から柏ペースで進んでFWクリスティアーノのFK、CKに苦しむも体を張って守り続ける。そして迎えた前半30分MFホニのパスカットからドリブルでサイドを駆け上がりクロスをMFガリャルドがヘッドで決めて先制する。

そして前半37分には柏DF中谷がこの日2枚目の警告で退場となり数的有利となる。しかし前半44分CKから柏はGK大谷のファンブルを見逃さずMF大谷が決めて同点で前半を折り返した。

後半新潟は数的有利の中でプレーを進めるもシュートは尽くGK中村に防がれる。新潟もFWクリスティアーノのFK、CKからのピンチを迎えるも何度も跳ね返す。

新潟はMFガリャルドのシュートもGK中村に防がれてしまい結局勝ち越しゴールは奪えず新潟は勝ち点3を獲れた試合を落とした。

これでアルビレックス新潟は勝ち点差こそ10に縮めたが事実上4試合差を縮められず残り10試合を戦う。

ALBLINEUP2017-30


不利な時間帯が続く事は最初からわかり切っていた事なので仕方ないし、わかり切っていたからこそ狙いを定めてプレーした前半は見事に的中した。ホニはこれまで左サイドでプレーする時間が長かったけれど今日のプレーを観る限りやはり右がホニの適したポジションである事は間違いない。

山崎が復帰して貴章が右サイドバックに下がった事でホニのスピード、山崎のドリブルが活かせるシーンが増えた。元々それほどチャンスを作れていた訳じゃなかったチームを考えると狙いがハッキリした事で今後両サイドからのクロスで決めるのが流れのシーンになるし、ガリャルドももっとミドルシュートを打っていけばゴールは見えると思う。

これも中央にタンキ、ガリャルドと長身の選手がいる事で狙いがハッキリするし、逆に相手も高さを警戒する事になるので低いボールも有効になる。その点では今日の右ホニ、左山崎はシーズン前に描いていた形の1つなのでこの組み合わせは今後も継続してほしい。

守備という点では今日のDF陣についてはよく踏ん張ったし、DFでのミスはなかった訳ではなかったけれど相手のミスもあり良く体を張って守り切った。しかしGK大谷についてはこの試合新潟が出場した選手の中で最低点を与えるプレーをした。

前半43分のFWクリスティアーノのFKでは枠外にも関わらず触ってしまいピンチを続けてしまった挙句にGK保護エリアにも関わらず目測を誤るファンブルというプレーはさすがにGKとしてやってはならなかった。

私が監督だったら大谷は第2GKなので大谷の飛び出しでゴールをがら空きにしてしまうシーンが多くDFが安心して守れない。あれだけ飛び出されてしまうとカバー以前にGKがいないという点で問題だし、ゴール前ではじくならまだ相手の動きを見逃さなければ防げるが、がら空きにしては防げるボールも防げないだけに残り10試合は守田で行った方がJ1通算100試合以上経験値が今の新潟には必要だ。

数的有利になった時点でリードしていただけにリードして折り返せば柏もリスク覚悟で攻めてきたはずだ。ただ同点になった事で極力リスクを回避しながらカウンターを狙った攻撃にシフトした事で大きなピンチは限られたとはいえ前半44分のプレーは非常に悔やまれる。

この試合では選手たちはよくやったし、みんなゴールを目指して必死にプレーした。この勝ち点1が前向きな勝ち点1になってほしい。

次節はホームで勝ち点10差の広島と対戦する。残留を争う直接対決は勝ち点3以外は絶望的状況になる。過去広島にはホームで10年アウェイでも5年勝利していないだけに厳しい戦いにはなるが相手も戦術が変わって慣れていない部分では新潟の方が若干の部がある。

もう勝つしかない!この直接対決が残留できるかできないか全てが決まる!今持てる力で全力プレーをしよう!
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