19日Jリーグ17第23節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで12位べガルダ仙台と対戦し、1対2でアルビレックス新潟は前半23分FWドウグラス・タンキのゴールで先制するも、後半37分に同点に追いつかれると、後半41分に逆転ゴールを許して11試合勝ちなしの4連敗となり、15位との勝ち点差は11差のままだったが2勝3分18敗勝ち点9得失点差−33で最下位のままだった。

東京戦以来の得点は先制点となった試合だったが後半35分に運命の分岐点となった試合はどうすれば勝てるのかとより難しくなった試合となった。

5月20日の札幌戦以来勝利がないチームにとって1勝を求めるのがいかに難しい事なのかを更に痛感させられた試合だったけれど、どうやって残り時間プレーするのか?という部分で曖昧にしてしまった部分はない訳じゃない。でもこの1年で昨年プレーしていた選手が慶、大、山崎以外に誰もいないという事も深刻ではある。

今のチーム状況は昨年いない選手の寄せ集め状況になっており、さらに途中加入選手がこの試合だけでタンキ、磯村、大武、富山が出場しており短期間で呂比須監督が目指すサッカーを刷り込む事は困難である。監督交代をしてしまうと戦術がそのままならともかく、三浦前監督がやってきた戦術からかなり方針転換しただけに長年同じ選手が多いならまだ対応できるが、そうじゃない場合あまり難しい事をすると周りが対応できず機能不全に陥るものだ。今の状況は簡単に説明するとそんな状況だ。

基本システムがある以上基本システム以上の難しい事は避けるべきだと思う。その上でこの試合自分が監督ならどうするべきだったか?を考えていきたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1

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前節と同じメンバーでスタートした。

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試合は前半から不安定な立ち上がりになったものの前半10分からシュートを放つとその後は新潟が押し込む展開となり、前半23分CKからのこぼれ球をFWドウグラス・タンキがダイビングボレーがゴールを割り新潟が4試合ぶりに先制する。これまでタンキのプレーはなかなか上手く機能しなかったけれど、このプレーのあとはこれが本来のタンキのプレーなのだと感じながら見ていた。前半は仙台にシュート1本も打たさずに前半を折り返した。

後半新潟は次第に仙台に押し込まれる時間が増えてくる。これは10試合も勝利のないチームにとって非常に厳しいものでどうやったら勝利できるのか多くの選手が応えが見つからない中でプレーし続けたと思う。ピンチも増えてきたがそれでもクリスランが入るまでは仙台に得点の匂いがしなかった。でもクリスランが入った事で流れが大きく変わる。

90分は無理だけれど短い時間で流れを変えられる選手として仙台は控えにしているのだと思う。正直なところクリスランが出てくるまではシュートまで打たれたけれど得点の匂いはせず乗り切れていた。ここで今日の試合仙台は4−4−2の2トップで闘い続けてきたがここから3トップになった事で流れは大きく変わる。

2トップと3トップでは当然守り方が違うんだけれど新潟が1トップで戦っている事を思えば対策ができない訳じゃない。クリスランの両シャドーを防げばよい訳だけれど前回の対戦で劇的なゴールを決められた印象が選手たちに残っていた事も過剰なまでに警戒心が増したのは事実だと思う。

この試合では後半24分にタンキに代えて富山を起用したけれど富山の前線の守備は非常に効果的でありタンキの運動量が落ちた事で機能不全寸前を上手くリカバリーした訳だ。問題は仙台はこの交代で3枚目のカードだった事だ。仙台にとって得点を獲るしかない以上4−4−2から3−4−3にチェンジした。

今季仙台は3−4−3で戦ってきたが試合に応じて4−4−2でも戦える。これも仙台が4シーズン渡辺監督で戦っているからこそできる采配であり昨年までいる選手がシステム変更を行っても練習で準備しているから十分対応できるという事だ。

問題は新潟の方だけれど昨年前4−1−4−1で戦ってきた新潟は今季は4−4−2で始まり、呂比須監督になり4−2−3−1になった。その間に選手の入れ替えもあり前チームでこのシステムをやっていた選手は問題ないがやっていない選手はこのシステムに対応するのはそう簡単な事じゃない。

今日のスタメンで昨年まで新潟に在籍していたのは慶と大と山崎だけなので3人にしても過去3シーズンで4−2−3−1は1度もやっていないシステムなんですよね。山崎は磐田時代にサイドハーフの経験があるし、大も愛媛時代にトップ下経験はあるとはいえ同じチームで短期間でシステムが変わってしまう事でポジションも代わり対応に苦労している部分はあると思う。パスを観ていると余計にそれぞれの意図が全く合わないシーンも少なくない。それが寄せ集めになってしまった状況で起きる連係不足になる訳だ。

こういう場合は呂比須監督のサッカーはシステムの基本は4−2−3−1であるならそのシステムやり続ける事だ。その点については悪い事ではないし、年数が経過し熟練度が増せば新たなるシステムを試す事は十分ありだ。でも今の状況は熟練不足過ぎてアレンジした采配は逆に選手たちを混乱させ1つの交代で機能不全に陥ってしまったのがこの2試合と言える。

采配には意図があり、その意図で選手たちが次の守りや攻撃に入る訳だけれど、この後半35分の仙台FWクリスラン投入システムが4−4−2から3−4−3に代わった中でジュフンを準備した。この意図は空中戦に負けないという意図だったしゴール前の人数を増やす意図をグランドでは感じていたはずだ。

しかし交代カードは左サイドバックの堀米だった。確かに堀米は身長が低いけれど左サイドバックの運動量としてまだまだ動けたし、このメンバーの中に左サイドバックを経験したメンバーが慶以外にいなかった。もし呂比須監督の意図が慶を左サイドバックにして貴章を右サイドバックに下げるつもりだったら練習からやらないと選手たちは混乱してしまう。慶自身も自分が左サイドバックに行く考えが思い浮かばなかったと思うし、貴章が下がるなら最低でも5−4−1にしないといけない。そう考えた時に運動量が落ちたガリャルドを下げてホニか小川を右サイドハーフに入れる事でバランスが保てたはずだ。

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これはPGM21監督ならの話であり他の監督ならどう考えるかは他の監督次第なので呂比須監督?この采配なら乗り切れたのでは?と提示する事も時としては必要だと思う。悪い以上!では問題解決にならないので何が問題でどうするべきだったかを考える事にしよう。

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もう残り試合数と同じ勝ち点差11という事で14位、15位が揃って負けた事で勝ち点差はそのままというのだけが唯一の首の皮1枚繋がっている状況と言えるものの限りなく残り7試合しかない。勝ち点3を積み重ねなければ残り試合は伸びないという状況に変わりない。

これだけ苦しい状況でもサポートし続けるサポーターの姿勢は絶対に必要だし、この状況でも闘えるという気持ちにさせてくれる。こんな事でへこたれていたらこのステージじゃなくても闘えないので今後も全力でサポートし続ける。

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次節はアウェイで柏と対戦する。今のチーム状況でどれだけ好調の柏に闘えるのか?慶が出場停止となる事で小川、ホニの出番が回ってくると思う。何処かで負の連鎖を止める!どんなに辛くても闘い続けよう!

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