6日Jリーグ16ヤマザキナビスコカップ第3節が行われ

アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで川崎フロンターレと対戦し、

0対5で全く良いところなく川崎に面白いようにボールを回され

そしてゴールを決められ課題だけが多く残り、

1勝2敗勝ち点3得失点差−5でB組5位に転落した。

若手主体のメンバーで挑んだものの結果はあまりにも厳しいものとなり、

その反省点を踏まえて立て直さなければならない。
決勝トーナメントへ近づくには勝ち点3が必要な試合だったが、

勝ち点3があまりにも遠過ぎた試合でもあった。

メンバーを入れ替えて挑む事は間違っていないし、

そうして行かなければチーム力は上がらない。

その上でこの試合で1番問題点が出た部分についても触れなければならない。

悪いというのは簡単だけれど、悪かった部分をどう改善して行くべきなのか?

その点も踏まえて試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−1−2−3

GK川浪

DF

右SB宣福 CB繁人 CB和成 左SB前野

MF

アンカー慶

右MF小塚 左MF成岡

FW

右W野津田 CFラファエル 左W山崎

主力を休養させながら若手を起用し、

広島から期限付き移籍した野津田を起用してスタートした。

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試合は開始早々から川崎の前線からの厳しいプレスの前に

ボールのキープもままならず選手たちの落ち着きすらないまま始まり、

前半8分CKからDFがクリアしたボールを川崎は

DF谷口が決めて先制を許す苦しい立ち上がりとなった。

この失点についてだけれど、この失点に限った事ではないけれど

今季の新潟はCKを含めたFKの場合では全員がゴール前を固める守りをしている。

私自身この守り方非常に不満があるんだけれど、

正面やゴール前のFKは仕方ないとしてもCKの場合は

ゴール前に11人全員が戻って守備を立ち上がりからするのは

やはり相手にとって攻めやすく守り易い。

この試合の3失点目がその象徴だったんだけれど、

前線に1人残しておけば仮にクリアボールが前線に残る選手に渡らなくても

相手はカウンターを警戒するので2,3人は残らなければならない。

しかし11人全員がペナルティエリアに入ってしまったら

例えクリアできても攻撃に転じられない。

11人がペナルティエリアに入っているなら相手にとって

ゴール前に人数を掛けるだけでなくクリアボールを拾った後の攻撃が可能であるという事だ。

セットプレーに課題があるからと言っても繁人の高さがあるし、

出場した選手皆が低い訳じゃないのであまりにも怯えすぎた印象がある。

この試合でゴール前にラファが戻るのは身長があるから当然としても

山崎が前線に残ればドリブルで突破できる訳だから相手にとっても

山崎のドリブルは脅威だ。

山崎がペナルティエリアに入っている時点で

相手にとって全く脅威じゃなくなる。

こういう相手にとって脅威にならない守備は正直なところ見直すべきだ。

3失点目のシーンがまさにそうなんだけれど、

あれだけゴール前をガチガチに人数を掛けた為に

ペナルティエリア外は完全にフリーでボールが渡ってしまう。

いくらゴール前を固めようと1列に多くの選手が並ぶ守備は

ある意味攻め方を変化させれば決められる可能性が十分あるという事でもある。

現実に3失点目のシーンはペナルティエリア外の選手に

ショートパスを出してディフェンスラインが前へ出たところを

ゴール前にクロスを上げられて崩された失点だった。

今のセットプレーの守備については今一度考え直してほしい。

相手にとってこの守備全く脅威にならないからね。

そしてこの試合で5失点したけれど、

この試合の多くは攻撃での消極的なプレーが全てをもたらした失点だった。

2失点目は相手も裏を狙ったパスを止められずにPKを献上し、

4,5失点は横パス、バックパスを奪われて決められた失点なので

失点した5失点全てに原因がある。

少なくても崩された失点というより横パス、バックパスを奪われて失点した訳だから、

殆ど数的不利でGKが1対1のシーンでの失点だ。

そしてこれらのすべてはパスミスからピンチを招いた失点が多いという事だ。

攻撃面でもそうなんだけれど、

川崎のパスはバックパスはやり直しのパスは少なく、

その多くは前への斜めパスとボールをあまり持たない

2タッチパスで相手を崩していた。

ボールをあまり持たないからその分周りの連携が重要になるんだけれど、

風間体制5年という事で風間監督が目指すサッカーが浸透しているからこそ

控えメンバーでもそのサッカーが実現できている。

これで大久保、憲剛、小林らが入ったらもっと凄いパスを繰り広げられるのだろうと思う。

そして守備も今季は前線からのプレスで積極的にボールを奪いに行く守備をしている。

積極的に行き過ぎる分ディフェンスに隙ができたりする事もあるようだが、

この試合では前線での守備が効果的に効いていた。

それゆえ新潟は殆どボールを回す事ができなかったと言える。

柳下監督時代の2013シーズンがこんな感じだった訳だけれど、

こういうサッカーをやってくる相手にはボールを保持するよりも

ロングボールでサイドを切り崩した方が効果的だったりする。

残念ながら前半にサイドを崩したシーンはあったものの、

そのチャンスを活かし切れなかった。

この試合で前線で高いボールを活かしたサッカーをした方が

私は良かったのではないかと感じる。

その意味では後半開始早々に宗を投入して空中戦で競れる前線にしても良かったと思う。

次の対戦の時には指宿の高さを活かして川崎の前線からのプレスを

かわしていくサッカーをした方が良いと感じた。

あと最後にサポーターの不満はあまりにも横パス、

バックパスが多くチャレンジしていない印象を持っている事だ。

何でも前へ行けば良い訳じゃないけれど不用意なバックパスが

失点に繋がっているだけにボールをキープする場合は

相手を突破する時以外はボールを持つ時間を

短くする事で相手に囲まれる前に回避できる。

次節はナビスコ杯は4節お休みなので残り3試合全て勝利しないと

得失点差で不利な状況となっただけに3戦全勝を目指す。

リーグ戦は3季ぶりの対戦となる磐田戦!健太郎、康裕がいるけれど、

対戦する時には新潟が成長した姿を見せられるようにしなければならない。

そしてここで勝利してACLを戦う広島に挑戦できるように

勝ち点3を勝ち取る強い気持ちが必要だ。

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