6日Jリーグ162nd第7節(年間第24節)が行われ、

アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで年間12位ヴィッセル神戸と対戦し、

1対0でアルビレックス新潟がFWラファエルのゴールを守り切り、

6勝6分12敗勝ち点24得失点差-9で年間14位のままだった。

ホームで3連敗したチームは勝ち点3を目指して泥臭く戦い降格圏から離れる一歩となった。

野津田不在の中でこの試合をどう戦っていくのか?という部分があったけれど、

元々野津田がスタメンに入ったのはここ4試合だったのも事実であり、

実際に誰が出場しても大きな差がないのが現実だ。

この試合では舞行龍が体調不良で欠場するというアクシデントがあり、

竜馬がリーグ戦初出場する試合になった。

絶対勝たなければならない試合で選手たちは最後まで守り切った試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−1−4−1

GK守田

DF

右SB松原 CB竜馬 CB和成 左SBコルテース

MF

アンカー小林

右SH大 トップ下成岡 トップ下レオ 左SH達也

FWラファエル

前節から大幅に入れ替えてスタートした。

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試合は立ち上がりから新潟は不安定な守備で何度も神戸にチャンスを与えてしまう。

立ち上がりの印象はとにかく竜馬が初先発だった事もあり上手く機能していなかった。

前半15分で失点していても不思議じゃないほど守備は不安定だったが

最初の15分を乗り切った事で次第に新潟の守備は纏まり出していった。

特に竜馬のような初先発リーグ戦初出場という選手ほど

最初の15分が肝心だっただけに試合が経過する事で安定度は増していった。

攻撃についてはこちらもちぐはぐな攻撃に終始したというべき状況だった。

この試合では1トップにラファエルを入れたけれど、

ラファの場合守備をしない分1トップからのプレッシャーはそれほどかからない。

それ故に途中から右SHへポジションチェンジしたけれど

ラファの守備についてどう考えるか?だと思うんですよね。

ラファの場合は1トップよりも2トップで

もう1人が守備に走る方が戦術として機能すると感じますし、

何よりラファが中央にいるだけでボールの出しどころがハッキリするんですよね。

サイドにいるとどうしても前線へ繋ぐ事が難しくなる。

何よりサイドにいるとそのポジションの守備が落ちるという点を踏まえても

1トップにするなら2トップで中央にポジション取りさせた方が

カウンターを掛ける時に絶対に有効だと感じています。

そんなカウンターに警戒しながら進んだ前半41分新潟はカウンターから

FWラファエルが決めて新潟が先制する。

前半はこれで終了した。

後半新潟は立ち上がりに攻勢を仕掛けるもここで獲れないのが

今の新潟の大きな課題である。正直立ち上がりの10分は大きなチャンスがあっただけに

ここで2点目を決めていたらもっと楽に試合を進められた。

でもそれができないのは今のチームとして課題であり、

攻撃の起点が定まらない課題でもある。

その後は神戸の攻勢に耐える時間が続いたものの、

神戸も中盤でゲームを組み立てる選手が不在というのも正直痛かった。

昨年森岡がその役割を担っていたが森岡が移籍した後は中盤で組み立てる選手がいない。

それにこの試合ではペドロが出場停止

と決められる選手を1人欠いた事も神戸にとって痛かった。

最後まで守り抜いた新潟はホームでの連敗を3で止めて16位との勝ち点差を5に広げた。

どんな形でも1点取りそして逃げ切った。

今季の勝利は全て1点差なんだけれど、

突き放す力がない以上はこういう1点を獲ったら守り切るという戦いが必要ではある。

何とか1点は確実に取れる力はあるので、

この1点を守り切るという気持ちがまず大切だ。

途中から小林を下げて慶を入れて4−2−2−2にしたけれど

相手にカウンターを警戒させるにはこのシステムの方が警戒するし、

何より中盤で慶が動けた事で確りピンチの目を摘んだ。

最終ラインも最後のシーンで体を張って守り切った。

竜馬が試合が経過していく事で試合に慣れてきたことも

大きかったが空中戦に強い相手がいなかった事も大きかった。

でも攻撃については正直なところ収めどころが定まらなかったという感じだ。

これはシーズン通してなんだけれど、

ここ2シーズン新潟は得点源を定められていない。

確かにラファの得点力はあるけれど、

得点源として機能しているか?と問われると正直不安定だ。

故に誰を中心に得点を獲りに行くのか?という問題が解消していない。

新潟が良かった時期は必ず得点源が機能したし、

周りも得点源を中心にサッカーを展開できた。

しかしここ2シーズン堅碁が移籍して以降得点源を失ったことで攻撃源が定まらない。

ラファの長期離脱という不安定要素がそうさせてしまっているんだけれど、

ラファはどちらかというと裏に抜け出すのが

得意な選手なのでカウンター攻撃には適しているけれど、

パスを回すサッカーでは正直なところ活かし切れていない。

ポストプレーヤーではないだけに上手く前を向かせて走らせて

個人技で持ち込む方がラファには合っている。

この試合でもカウンターからのドリブルシュートは本当に見事だった。

どうやって得点を獲るのかという部分と得点源をどう考えるか?

で得点力不足解消につながると感じる。

今の選手攻勢だと1トップでパスを回すよりも上手く裏へ抜け出す

パスとサイドから崩すクロスを増やした方が良いと思うし、

スピードとドリブルを得意とする選手が多いチームにとっては

上手く走らせてゴール前に持ち込む展開がマッチしていると感じる。

次節はアウェイで甲府と対戦する。

ラファが出場停止になるが、

甲府もダビィが出場停止となるのでこの出場停止がどう影響するか?

勝利すれば一気に降格圏から8差にできるチャンスなので

どんな形でも勝ち点3を持ち帰ってきてほしい。

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