19日Jリーグ161st第4節が行われ、

アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで17位柏レイソルと対戦し、

2対2でMF田中達也のゴールで先制するも、

その後逆転を許し後半ロスタイムにDF和成のゴールでドローに持ち込み、

1勝1分2敗勝ち点4得失点差-3で暫定13位となった。

ホーム連戦となった試合では前半こそ良かったが

次第に主導権を失ったものの最後まで諦めないプレーで3連敗は避けられた。
ホーム開幕戦ではラファの退場から主導権を失った。

この試合でも前半は主導権を握って展開したものの

達也の負傷交代から主導権を失っていった。

その中で全くダメだったのかではなく、

今ある課題を克服するにはこの状況を乗り越えなければならないというところである。

松原、舞行龍、林が故障してディフェンスの層が厳しい中で

若手には最大のチャンスである状況だ。

その意味で昨年経験してきた事を開幕当初に経験できるという点では

ある意味今後に繋がると感じている。

その点も踏まえて試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2

GK守田

DF

右SB小泉 CB繁人 CB和成 左SBコルテース

MF

ボランチ レオ 小林

右SH大 左SH達也

FW 指宿 山崎

ラファの出場停止で山崎が入りCBには史哉から繁人が入ってスタートした。

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まずCBに繁人を入れた事で空中戦で勝つ確率がかなり大きくなった試合でもあった。

繁人にとってはこれがJ1初スタメンだった訳で

いきなりこの大事な試合で起用された事でどれだけ対応できるのか?

と言う部分があったけれど、

持ち味の身長を活かしたヘディングで数多く勝っていた事で

史哉を起用していた時よりも空中戦で競り負けるようなことはなかった。

やはり1人身長がずば抜けている選手がいると違う。

その中で後ほど課題を上げるけれど、前半早々新潟が主導権を握って進み、

前半9分に左SHで起用される達也がドリブルから見事なシュートを決めて先制する。

達也の2列目の起用だけれど、

確かに今の達也はFWで起用するには単独でドリブル突破は難しいけれど、

2列目でのキープ力と判断力は優れている。

そして何より献身的守備もするので中盤で持てるという点では

達也のMFでの新境地開拓は新潟にとっても大きい。

ただ前半は多くの主導権を握った事で多くのチャンスを演出した。

セットプレーからの守備もこの試合ではほぼ問題なくはね返した。

やはり繁人が入った事で空中戦で指宿、を含めると

高さで競り勝てるだけの状況を作れていた。

ただここで問題なのはやはりこの試合でもCKになると

同点の状況で全員戻る守備をする事だ。

通常10人でゴール前を固めて1人だけカウンターからのドリブルに備えるものだが、

前節では指宿しか高さに対応できる選手がいなかったので全員も仕方なかったが、

この試合では繁人が入った事でセットプレーの守備は

十分対応できるだけの状況になった。

それを踏まえるとこの試合では山崎を前線に残して

ドリブル突破を狙った方が良かったのではと思う。

この守備を今後も続けると相手はそれほどカウンターを警戒せず

ゴール前に人数をかけてくるチームが増えてくる可能性がある。

前半は主導権を握りながら終えた。

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後半は最初こそ主導権を握っていたものの、

MF達也の負傷交代から主導権を失っていく。

できれば前半で2点リードがほしかったが、

達也タイムが予想以上に短かった事もその後の主導権を握れなかったことに繋がる。

達也が2列目にいる事でボールをキープできただけでなく

判断よく周りの選手を使っていただけに伊藤が代わりに入ったものの

伊藤を活かすには少し早過ぎた。

伊藤は確かにサイドのドリブル突破は上手いけれど、

90分継続するだけの力があるかと問われると神戸戦でも見たけれど

後半20分過ぎから登場した方が効果的なドリブルができる選手だと感じるが、

右サイドからのドリブル突破は1つに起点に放ったが

周りを活かすという点では達也の方が圧倒的に長がある。

ここから主導権を失っていったことで新潟は守備に回る時間が長くなった。

そして後半13分に右サイドを突破されると

MF武富にヘッドを決められて同点にされると、

後半26分にも同じく右サイドを突破されFWエデルソンに再びヘッドで決められた。

同じパターンで決められたけれど、

新潟の失点している3試合の殆どはミスと右サイドからの失点だ。

神戸戦は前半ミス2つ、後半はセットプレー、

そして右サイドを切り裂かれて大量失点、

横浜戦でも史哉の右サイドを突破されて失点と本来レギュラーだった

松原、舞行龍の穴を突かれたというケースが多い。

小泉も本来ボランチの選手なので本来右SBの選手ではない。

松原がほぼフル出場していた14シーズンは右SBの守備も確りしていたが、

昨シーズンは尚紀が多く出場したものの守備が不安定でレンタルに出されたほどだ。

松原が今季完治すると見込んだが再び負傷し、

舞行龍、林が故障した事で本来ナビスコ杯から起用するつもりだった

史哉らを起用するしかない状況だった。

そう踏まえると本来起用されるはずだった選手で失点しているのではなく、

これまで試合経験と本職でない選手が起用されての失点である。

その点から考えると右SBに誰を起用するか?という問題点はある。

現時点で小泉を起用してきたが、2つのクロスから失点している事で

吉田監督は小泉を諦めて宣福を起用した。

宣福も過去に左SB経験はあるけれど、

右SB経験はまだない中で起用されたが、

左に慣れていれば右は視野の問題なので現役時代DFだった

吉田監督が見込んで起用したというべきだ。

他にも竜馬、巧という手はあるけれど、

松原、舞行龍の故障で突かれているというのが現状だ。

逆に言えばそれだけ若手にとってチャンスであるのも事実であり、

完成していないだけ可能性がある部分では必ずしも悲観的に捉えていない。

その分選手の成長を見込めるからね。

ここから新潟は同点を目指してゴールを目指すも、なかなかゴールまで辿り着かない。

そして後半ロスタイムに新潟はセットプレーからDF和成の起死回生の同点ゴールで

新潟は3連敗を阻止してドローに持ち込んだ。

3連敗とドローでは全然違う訳で、

この状況で最後まで諦めずゴールを目指した選手たちは本当に称えたいし、

吉田監督もゴールを目指す姿勢は繁人をパワープレー要員で前線に上げた事でもわかる。

指宿を下げたとはいえ意図を選手たちに伝えるわかりやすさは

ベンチの指示でも見て取れる。

下手なボール回しよりもクロスをロングボールで高さで

競り勝ってこぼれ球を狙うという意図は柳下監督時代ではなかっただけに、

その点では相手のわかりやすいが、

その分高さで競り勝てる選手がいる状況なら絶対有効な手段である。

指宿が下がっても空中戦に強い宗を入れた事でも

下手にサイドでボールを持つ時間よりロングボール1つで

ゴールを目指すというシンプルさはサッカーでは比較的シンプルに考えられる。

新潟の場合指宿、繁人の高さはリーグでも上位になるし、

それ以外にも宗、舞行龍、林らが入ればさらに狙える訳で

そういう戦い方を確り持てる強みを活かすという点では

吉田監督の勝ちへの執念では同点に追いついても

すぐに戻れと逆転を狙った姿勢でも現れていた。

色々な戦術を持つ事で色々な戦い方ができるというのは相手にとって嫌なものだ。

戦い方が限られるとその戦い方だけ準備すればよい。

そう考えれば今は選手たちに状況に応じた戦い方を身に着けている最中である。

繁人もクロスの対応では絶対に競り勝たなければならなかったが、

これがJ3とJ1の違いという事を肌で感じられた事が大きな経験だと思う。

これも慣れていけば必ず対応できるので

ナビスコ杯では2試合とも出場して経験させてほしい。

次節はリーグ戦は1週お休みで次はナビスコ杯1節アウェイ仙台戦となる。

これまで起用していない選手を起用して色々試すチャンスになる試合だけれど、

2年連続グループリーグ突破には絶対勝ち点を持ち帰る事が必要なので

フレッシュなメンバーでそのミッションをコンプリートできるのか?

注目していきたい。

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