11日Jリーグ161st第15節が行われ、

アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで暫定4位大宮アルディージャと対戦し、

1対0でアルビレックス新潟がMF成岡のゴールを守り切り

リーグ戦2か月ぶりの勝利を上げて、

3勝5分7敗勝ち点14得失点差-7で16位のままだった。

この試合前に新潟のOBによる新潟クラシックが開催され、

OBたちの前で新潟は伝統を見直すきっかけになる勝利を上げる事ができた。

リーグ戦9試合勝利なしという過去最長タイを記録した中で迎えた試合は

2試合悪い流れの中でどう立ち直っていくかを試される試合でもあった。

私としては失点さえしなければ勝ち点3を重ねられると考えているので

とにかく守備を重点にしていく事が必要であると思っている。

1試合平均1点以上の得点力がある以上は

どんな形でも1点は取れる訳だからなおさらだ。

この試合では始めてアルビレオ新潟時代から20年間の間にプレーした選手たちが

ここに集結してOB戦を繰り広げられた。

試合のレビューの前にまずOB戦について触れるけれど、

OB戦は私が良く知るのはJ2になってからの1999年からになる。

それ以前になると知る選手は古俣健次位になってしまうのだが

それだけ昔を知るサポーターは少ないという事でもある。

今のJ1に昇格してからの選手はみんな知っているけれど

その中で別格なのはやはり酒井高徳である事は言うまでもない。

最も高徳がここに出場するには早すぎるんですけれどね。

という事でOB戦は寺川、鈴木慎吾が入ったチームと、

内田、酒井高徳が入ったチームとで対戦し、

寺川の入ったチームが2対1で勝利した。

さすがに現役を引退してそれほど時期を経過していない鈴木慎吾、寺川、内田は

サッカースクールやコーチをやっているので動けるけれど、

それ以外の選手は足元は上手いけれど、

流石に動けないのはまあいかにサッカー選手は動きが大切かという事になる。

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さて試合に戻るとこれまで強豪と対戦してきて

あれだけ守れたチームだったが守田の欠場でその堅守が崩壊していた。

しかしこの試合は守田が復帰した事で再び堅守が復活した試合でもあった。

守りの大切さを説きながら試合を振り返りたい。

アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2

GK守田

DF

右SB松原 CB舞行龍 CB和成 左SBコルテース

MF

ボランチ レオ 小林

右SH大 左SH成岡

FW 山崎 端山

松原が大けがからスタメン復帰して、守田も戻り、成岡、端山が入ってスタートした。

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試合は開始早々新潟にチャンスが到来する。

大宮が試合に入り切れていない前半4分新潟は右サイドで

FW端山が粘って奪ったボールのクロスにMF成岡が押し込んで新潟が早々に先制した。

この時間に先制できた事で新潟は自分たちのペースで

試合を展開する事ができるようになった。

対する大宮は家長を中心に試合を組み立てようとするが、

前半に関していえば大宮は殆ど自分たちのサッカーを展開できなかった。

外国人選手がベンチスタートだったという事もあるでしょうけれど、

家長以外に前線でキープできる選手が見当たらなかった。

元々守備をベースに少ないチャンスを活かすチームですから

ある意味仕方ない部分もあるでしょうし、

怪我人により思うように起用できなかったという側面もあった。

前半は新潟リードのまま折り返した。

後半になると新潟に2つのアクシデントが襲う。

MF成岡、小林が揃って負傷交代するアクシデントだった。

それほど重症でなかったけれど、

大事を取っての交代だったがこれにより流れは大宮に傾いていく。

新潟も後半開始早々にDFコルテース、FW山崎のシュートがあったけれど

決め切れずに大宮の攻勢を受ける。

しかしGK守田が体を張ったセーブを連発して失点を許さない。

DF陣も体を張ったプレーでゴールを割らせない。

後半30分過ぎからは耐える時間が続いたが

いい時に得点を取れないとどうしてもこういう展開になる。

しかしこの試合は最後まで集中力を切らす事無く守り切り、

新潟はリーグ戦では10試合ぶり、

ホームではリーグ戦初勝利となりようやくホームで初日を出す事ができた。

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ホームで勝利できなった期間で言えば2009年の6月から2010年の5月までの

約10か月が最長なんだけれど、

しばらくホームで勝利がないのはやはり堪える。

それでもホームでは4分2敗だったから必ずしも酷い試合をしていた訳ではなかった。

負けた2試合も1対2なので大敗ではない。

アウェイの2勝1分5敗はアウェイで自分たちのサッカーを展開できない

というもどかしさを感じながらプレーしていたという事実でもある。

それでも5月にガンバ、浦和、川崎と強豪3チームに完封した

という自信は守田が1番得た自信だったと思うし、

守田自身もこれで4試合連続完封とリーグ戦5試合完封に貢献している。

1度3試合ベンチから試合を見つめた時期があったけれど、

あの経験が今のプレーを見つめ直すきっかけになったのは間違いない。

GKは0に抑える事が仕事なので4試合守田の好セーブがチームを救っている。

守備も松原が復帰した事で右SBの守備が確りした。

これは非常に大きい事であり、新潟にとってようやく右SBのレギュラーが帰ってきた。

松原離脱後の右SBはとにかく苦労の連続だった。

本来なら昨シーズンに尚紀が飛躍すればよかったが

結局飛躍できず修行に出る事になった。

それにより右SB不在という長きに渡り苦労する事になったが

松原の復帰でその問題は解消された。

もちろんリオ五輪に選ばれたら喜んで出す事になるので

その時まで確り勝ち点に貢献してほしいところだ。

やはり今の新潟にとっては守備が確りすれば勝ち点を重ねられる

という当たり前の事さえできれば必ず勝ち点を積み重ねられる。

前半戦2試合だが勝ち点を積み重ねて後半戦に向けて戦える状態にしたいところだ。

次節はアウェイで東京と対戦する。

東京はACLを戦った事もあり水曜日に広島と対戦する。

中2日で迎えるだけに運動量では新潟が上回れる可能性が高い。

平均1点に満たない得点力も新潟にとって追い風になる可能性もある。

確り守備ができれば勝ち点3は取れる!

ここで浮上の足掛かりにしていきたい試合になるだろう。

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