14日サッカー天皇杯3回戦の残り試合が行われ、

アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンでJ2徳島ヴォルティスと対戦し、

1対2で前半30分に先制を許し苦しい展開も後半26分に

MFレオのFKで同点に追いついたものの後半30分に

徳島FW長谷川に決められ最後までゴールを狙ったが割れずに終わり

5年連続3回戦敗退となった。

主力の多くを休養せざる得ず故障者でユースの選手を駆り出さないといけない状況だったが

今後に向けて収穫を得る部分そして課題も来季への出題として突きつけられた結果だった。
昨年のようにベストメンバーで負けたなら流石に黙っていられないが、

今日のメンバーについてはチームが残留を決めていたなら

この試合に主力を思いっきり出して上を狙える状況にできたかもしれないが、

現実問題J1で来季も戦うという事が最優先になってしまう中では

このメンバーで戦わなければならなかった。

攻撃面とボランチは問題なかったが、

2列目と最終ラインについては正直なところこのメンバーで戦わなければならない

という今のチームが抱える問題そのままに現れた試合だった。

私が言いたいのは選手たちが悪いとか、監督が悪いとかいう問題ではない。

長年抱える問題を浮き彫りにした中でこの試合を振り返りたい。

アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2

GK黒河

DF

右SB松原 CB長谷川巧(ユース) CB高聖 左SBコルテース

MF

ボランチ レオ 優平

右SH尚紀 左SH宮崎幾笑(ユース)

FW 達也 宗

ベンチ入り

GK川浪

DF林

MF小林

MF斎藤宏太(ユース)

FW山崎

FWラファエル

ベンチ入りメンバー1人足りず、

さらにディフェンスラインは怪我からの復帰選手と経験不足の選手で構成されてスタートした。

まずこのメンバーについてだけれど、

ボランチとFWはともかくDFはこのメンバーしか組めないほどなのかというほど

私がJ1で戦ってきた中で最も経験不足のメンバーという布陣だった。

松原が半年ぶりの実戦、巧は本職がサイドバック、高聖は試合勘不足、

コルテースもケガから復帰とこのメンバーで守り切らなければならないのか

と考えたら流石に酷だった。

本来だったらCBの本職を起用したいところだったが、

DF林は90分に不安があった故に起用できずこの時点で相当厳しい訳で、

前半無失点で耐える事ができたならこのような終わり方はしなかったのかな?

という感じだった。

攻撃も2列目に尚紀と幾笑を起用しなければならないほど2列目の選手がいなかった。

実は今季新潟にとって最大的なアキレス腱となっているのが2列目でもあった。

康裕は不動の2列目ではあるものの、

それに続く選手が試行錯誤を繰り返したり、

システムを変更して2列目の選手不足を何とか補っていたが

流石にもう起用できる選手が康裕以外に殆どいなくなってしまった。

大、成岡の故障で全くメンバーが組めない状況で優平が入ったりして補ったものの

シーズン通して2列目に泣かされ続けた。この試合ではその典型的な試合であった。

最終ラインと2列目に不安を抱えて展開した中で不慣れや経験不足ながらも

出場した選手たちは懸命にプレーしていた。

やはり攻撃力の厚みを出せなかったのは2列目の人材不足、

さらに最終ラインの不安定さが拍車を掛けた。

FWを活かすだけの選手がいないのが本当にチームにとって最大の問題点であった。

でも今起用できる選手でやるだけの事をやった結果守り切れず

攻撃も攻め切れずに終わったというのがこの試合の率直に感じた事だ。

私も今日のメンバーというより主力を多く休ませるという前提で選ぶとなれば

ベンチ入りした選手を含めても起用できる選手は限られてしまう中で

ユースの選手を3選手も駆り出さなければならなかったという現実が

チームの選手層の薄さに限界があるという事を突きつけられた。

私自身プレーした選手を責めるつもりはない。

さらに言えば若手を起用してほしいと要望していた通り

柳下監督はこれまで歴代監督がユースの選手を3人も起用してこなかった中で

3人も起用したという度胸は十分認められる。

だから若手選手にとっては厳しい実戦を経験できたという面は必ずこの先活きてくる。

特に来年入団が決まっている端山はナビスコ杯決勝トーナメントで起用され、

リーグ戦でも起用されている。

これも新潟の歴史では過去になかった事だ。

有望な若手にとっては新潟はJ1の中で出場しやすいチームである事は間違いなく、

浦和やガンバなどの資金力あるチームでは若手は殆ど起用できない事を踏まえると

新潟はJ1を若手のうちに経験できる舞台である。

それだけに選手を抱えないのだが、

故障者やターンオーバーを考慮するともう少し選手数を増やさなければ

上へ行くのは限界があるという事だ。

この問題は選手や監督の能力問題ではなく、

チーム自身の体力の問題になる訳だけれど、

ここで気づかなければならないのはこれからリーグ戦、

ナビスコ杯、天皇杯を勝ち抜くためにはサポーターが今まで以上に

愛情を注ぎ惜しまない事が必要だという事だ。

新潟はガンバ、名古屋のように大企業の親会社のないチームであり、

浦和のように大スポンサーがいるチームではない。

ただ浦和のように親会社から独立して成り立っているという部分は

サポーターの勝つためには惜しまないという気持ちがあるから

多額の資金力で実力ある選手を保有できているという事実も忘れてはならない。

26名ほどではリーグ戦とカップ戦を戦い抜いていく事は

容易じゃないという事にどれだけの人が気づけたか?

という事になるのだけれど、それを作っていくのもサポーターであり、

それを切り開いてきたのもサポーターである。

これは来季への宿題として楽会で議論すべき課題なのだろう。

それらについては今季の総括に述べていく事にする。

残るは4試合!土曜日には松本との大一番を控える。

この試合に勝利すれば残留へ大きく近づく事になる。

最低でも引き分けで終わらさなければならない。

厳しい試合になるが今持てるすべての力を出して挑みたい。

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