2日Jリーグ15ヤマザキナビスコカップ準々決勝1stレグが行われ、

アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで年間2位浦和レッズと対戦し、

5対0でアルビレックス新潟が下馬評を大きく覆す

大量5得点で浦和から公式戦9年ぶりの勝利を上げて初の準決勝へ大きく前進した。

ホームアンドアウェイ方式の戦いにおいて5得点さらに完封した事で

アウェイでの戦いはさらに有利になったが

90分間残っている事を踏まえると気を引き締めていきたい。
初の決勝トーナメントを戦う新潟にとってその最初の相手が

9年間勝利のない浦和という事で代表で

西川、興梠、ズラタン(槙野は怪我で辞退)と4人欠いているとはいえ

残ったメンバーを見れば強敵である事に変わりない訳で、

世間では浦和が勝ち上がる事を信じて疑わない状況だった。

新潟も浦和戦では出場できなかったレオが出場するとはいえ

それで勝てるほど甘い訳がないという気持ちがあった。

それでも今持てる力を全て出す事で勝敗以上にチームにとって

大きな一歩になるという気持ちで強い相手と戦う事で

今後の戦いに繋がるという部分で1番最初に戦う相手として良かったと感じていたものだ。

それが新潟史上ここまでゴールラッシュで勝利できるとは一体誰が予想しただろうか?

というほどの結果を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2

GK守田

DF

右SB尚紀 CB舞行龍 CB大井 左SBコルテース

MF

ボランチ レオ 小林

右SH康裕 左SH大

FW 指宿 山崎

ボランチに小林が入りベストメンバーでスタートした。

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試合は序盤から新潟が前線からのプレスで浦和に対抗する。

浦和も後方からゲームを組み立ててチャンスを伺う展開が続いた。

この試合で1番感じたのは浦和の真骨頂である後方でのボール回しは

GK西川不在だと大きく半減するという事だ。

西川のフィードでチャンスを作られ崩した試合は数多いし、

何より簡単に奪えない。

ここまでこの試合まで全ての試合で西川がフルタイム出場をしてきた訳だから

控えGKの差は非常に大きいと感じていた。

やはりこの試合が浦和で初出場となった大谷にとっては

西川と同じ事を求めるのはあまりにも酷だったと思うし、

何より試合勘が無さ過ぎた。

そう思うシーンだったのが前半ロスタイムに新潟が先制したシーンだ。

確かに健太郎の不意を突いたフィードと山崎の飛び出しもよかったけれど、

ここでもし西川だったら止められていただろうと感じる。

浦和唯一の弱点だったGKの弱点がここで顕著になって現れたシーンだった。

ただ新潟も1点リードで安心できる相手ではないので

次の追加点を取れるかがポイントだったが、

後半早々新潟MF大のミドルシュートが打開のポイントとなった。

大谷という事もあったと思うけれど、

この試合はミドルシュートがカギを握ると感じていただけに、

ここで大がコーナーを獲得した事で大のCKが炸裂する。

CKから高さで競り勝った新潟がDF舞行龍のゴールでリードを広げると、

その直後の後半10分にカウンターからFW指宿が決めて

3点リードを奪うまさかの展開!

浦和相手に3得点したのは2005年のナビスコ杯第6節以来だけれど、

あの時は浦和が既に予選リーグ突破が決まり消化試合だったという事を踏まえれば

ガチンコ勝負で3得点以上となるとJ2時代の2000年以来となった。

ここで浦和は一気に3枚代えて打開策を打ったが、

4−2−4という高さを成しにして前線に4枚張って

後方からチャンスを狙う普段やらないシステムを展開したが、

ここで新潟も大を下げてDF和成を入れて3バックにして事実上5バックを展開する。

これによって最終ラインを5対4にして数的有利を作り、

浦和の空いた中盤で奪ったらカウンターを展開した。

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そして再びカウンターからFW指宿がこの試合2ゴール目を上げて

4点差とすると最後は2か月ぶりに復帰したFWラファエルがダメ押しのゴールで

5得点を上げた新潟が浦和にアウェイゴールを与えず5点リードで2ndレグを戦う。

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まさか5ゴールで勝利するなんて全く想像していなかったし、

何より浦和から5ゴールを上げたのは2000年のJ2時代以来

15年ぶりでさらに5点差は史上初!

という歴史を塗り替えた試合となった。

公式戦で勝利したのが9年ぶりだから

いかに浦和との対戦で勝利できていなかったのかというのがわかるし、

それだけ浦和が常に圧倒した戦いを展開していた。

この試合の勝因は1つに前節のリーグ戦の結果!

新潟は仙台に劇的な後半ロスタイムでの康裕のゴールで勝利して

16位との勝ち点差を4にして挑んだ。

対して浦和は俊輔のFK劇場に4失点して今季はつの完封負けで

年間1位の座を転落して挑んだ。

この結果が左右したと言えるし、

何より新潟は横浜が浦和の攻撃を封じたやり方を研究していたのは間違いない。

そして2つ目は中3日!

これは選手構成の違いだけれど、

浦和のようなチームは中5日以上与えると運動量もあるし、

何より抜群の経験値があるので普通に戦ったら勝利できない。

しかし中3日になると30歳以上の選手、

35歳に近い選手も多く運動量が後半に大きく落ちる。

故にターンオーバーで対応する事になる。

ただ攻撃陣は豊富だがボランチ以下のメンバーは控え選手が

ベテランばかりなのでターンオーバーでも

必ず数人の選手を起用しなければシステム、戦術が機能しない。

経験値は抜群だが、いざ日程を考えると中3日が続くと厳しいメンバーではある。

新潟はメンバーは代えられないポジションは多いが若手が多く、

最年長も出場した選手では大井の31歳が最年長だ。

年齢的な体力という点では浦和にとって不利だった。

それを差し引いても今回の5対0の勝利は新潟の歴史に残る勝利だった。

次は2ndレグになるけれど、

1ゴール以上できれば浦和は7点差以上の勝利が必要となるので

前半で1ゴールできるかどうかで予選突破を確実にするかしないかになる。

当然浦和がこのまま終わるとは思えないので最後まで全力を尽くして歴史を塗り替えよう!

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2015-02-26

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