12日Jリーグ152nd第10節(年間第27節)が行われ、

アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで年間7位横浜F・マリノスと対戦し、

1対1でアルビレックス新潟は前半ロスタイムにDF大井のゴールで先制したものの、

後半MF大が退場となり数的不利になるとFWアデミウソンに決められて

同点に追いつかれたもののその後残り時間をMFレオの退場で9人になっても踏ん張り

貴重な勝ち点1を確保して年間16位との勝ち点差を暫定4のままを維持し

年間成績6勝8分13敗勝ち点26得失点差-15で15位のままだった。

ナビスコ杯、天皇杯と勝ち抜いたチームは9人になっても

粘り強い守備で勝ち点を確保し残留争いの中で踏ん張れる状況は

どんな困難でも立ち向かえるだけの気持ちを持つ事ができた証拠だった。
4連勝中の横浜を迎えてのホームだったけれど、

中6日の相手に対してベテラン揃いというチームにとっては休養十分の戦いだ。

前節浦和を4対0で破っただけに油断できない訳で

ホームでは2007年以来敗戦が無いので

勝ち点を確保する相性という点では1番良い相手ではあった。

しかし4連勝中の相手という事でかなり厳しい戦いとなった訳で、

ジャッジで周りが次第にスタンドが冷静さを欠いてしまった事が

ある意味残念ではあった。

ここがまだ弱いサポーターと言われても仕方ないのだと感じるし、

判定を跳ね返す位のメンタルを持たなければならない。

そんな出来事も触れながらこの試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2

GK守田

DF

右SB尚紀 CB舞行龍 CB大井 左SBコルテース

MF

ボランチ 小林 レオ

右SH康裕 左SH大

FW 指宿 山崎

ナビスコ杯と同じメンバーでスタートした。

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試合は序盤からこう着状態のまま経過して行った。

横浜の守備はポジショニングを重視した守備をしているので

後方からボールを入れようとしても実際にDFからの視点では

出し所がないというのが実情だ。

どうして前へ出せないんだ?というのを周りが言うんだけれど、

実際にフィールドの視点に立てばどうして出せないのかがわかる。

最もゴール裏から観ればあれだけ中盤5枚いる相手に対して

ショートパスでは出せないんですよね。

そうなるとサイドを使うか、ロングボールで打開するしかないんだけれど、

こういう時はいかにセットプレーで打開するかなんですよね。

押し込まれる時間が続いた前半ロスタイムにFKを獲得し、

これをMF大が絶妙のクロスを入れてDF大井が決めて前半を1点リードで折り返した。

後半も前半と変わらない時間が続いたんだけれど、

MF大が2枚目の警告で退場となると状況が一変した。

ファウルをした位置やファウルの内容を踏まえると警告を出すのは確かに疑問だけれど、

1枚目の警告を出されてから次のファウルまでの時間が短すぎた事が2枚目の警告となった。

繰り返しの反則による警告という事だ。

軽いファウルでも短時間のプレーで繰り返すと注意から警告となってしまう事はある。

その為に主審は注意して短時間で同じファウルはしないようにと言っている訳で、

ファウルをしない事は難しいが、繰り返さずにファウルをする事は可能だ。

中央付近でのファウルなら警告対象にならないが、

ここでファウルをしないと相手がチャンスという場合は警告されるケースはある。

冷静に振り返れば同じファウルを繰り返さない事を心掛けないといけないところだった。

ここからFW山崎に代えてMF端山を投入して4−2−3に変更した。

指宿の高さは残したいからどうしても8枚は守備に回れるフォーメーションになる。

その前にコルテースが前半で負傷交代していたので

交代枠がこの時点で1枚しか残らなかった。

それでもわずかなチャンスを狙った訳だけれど

横浜は10人になってからFWアデミウソンのゴールで同点に追いつくと

ほぼボールをキープする時間が続く。

ただここで新潟にとって救いだったのはアデミウソン以外の選手で

決定力がある中村俊輔が後半32分で交代した事が

新潟にとっては非常に救いだった。

90分間もたないというのは最初からわかっていたけれど、

俊輔がいるといないではやはり攻撃の決め手がなくなるという事を

意味するので決め手なしになった横浜の決定力にある意味助けられた。

アデミウソンがそれだけ活かせていないという事なんだと思いますけれど

FWがいるチームならこうはいかなかっただろう。

後半ロスタイムにはMFレオまで2枚目の警告を受けてしまい

最後は9人で戦う事になったが最後まで守り切り貴重な勝ち点1を確保して

松本、清水、山形が引き分け以下だったため勝ち点差暫定4は維持した。

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まずこれだけ苦しい状況でも守り抜いたというのは1番悪かった時から比べれば

チーム力が上がったからでもあるし、

それだけカップ戦で厳しい試合を勝ち抜いたからこその自信でもある。

試合展開を考えた時例え11人のままだったとしても勝利できたか?

というシュミレーションが必要だとは思うんだけれど、

私としては厳しかったと感じていた。

前半もセットプレーを除けば得点できそうなシーンはわずか1シーン位だった。

対する横浜も退場者を出すまでシュート2本という惨状だった訳だけれど、

次第に押されている感じはしていたので同点にされた可能性は十分あった。

絶対はないので11人もままだったら勝利できたという断言はできない。

ただ横浜に思うようなシュートを打たせなかったという点を考慮すれば

勝利していたとしても不思議はなかっただろう。

それだけ横浜との試合は11人でも難しい試合だった。

あとこれは試合中にだけれど判定に抗議したくなる気持ちは理解するとしても

だからと言って必要以上の抗議をしたらそれこそチームのサポートが台無しになる。

監督が熱くなる姿は毎度おなじみなので抗議は監督だけで十分だと私は感じている。

選手が必要以上の異議を唱えれば警告対象となるので良い事は1つもない。

サポーターも必要以上の抗議をすれば入場禁止処分になるという事だ。

出場停止は選手だけではなく、

サポーターも対象となる事をあまりにも解っていないサポーターが非常に多過ぎる。

主審の判定については第3者の視点と意見を交えつつ冷静になった翌日に振り返ると良い。

良く1日頭を冷やせ!と言うが冷静になれないサポーターが

チームの足を引っ張っている事を自覚しなければならない。

ちなみに私は中東の笛の基準を思えば全然マシという気持ちを持つようにしている。

中東の笛だったらこれ以上の考えられない笛を吹かれるよな・・・という気持ちでいる。

この試合で1番良かったのは9人になっても勝ち点1を獲得して奮闘した選手たち!

一方この試合で愚かだったのは主審に対して自分たちよりの笛を吹かず

指を下に上に立てて挑発したフーリガンだ。

証拠写真を撮ろうと思えば撮れたけれど身内の恥なのでそれは止めた。

そんな現実子供に見せる事じゃないからね。

子供たちには絶対にフーリガンの真似をしないでほしいし、

こういうサポートとフェアプレーを知らない大人になってもらいたくない。

今後の残留争いだけれど、

仙台30  H湘南 A山形 H横浜 A清水 Hガンバ A鳥栖 A川崎

鳥栖30  A広島 H甲府 A浦和 H名古屋 A松本 H仙台 A東京

甲府29  H鹿島 A鳥栖 H新潟 A山形 H広島 A名古屋 H清水

新潟26  A神戸 H川崎 A甲府 H松本 A名古屋 H湘南 A柏

松本22  Hガンバ H山形 A東京 H清水 A新潟 H鳥栖 A神戸 A横浜

清水21  H浦和 H広島 A松本 H仙台 H柏 A山形 A甲府

山形18  A柏 A松本 H仙台 A湘南 H甲府 A神戸 H清水 Aガンバ

うち直接対決と現時点の年間順位5位以上の上位対決があるチームを太字にした。

仙台30 残り7試合 上位1 直接3

鳥栖30 残り7試合 上位3 直接3

甲府29 残り7試合 上位2 直接4

新潟26 残り7試合 上位0 直接2

松本22 残り8試合 上位2 直接4

清水21 残り7試合 上位2 直接4

山形18 残り8試合 上位1 直接4

松本、清水が上位対決が続くし、山形が松本との直接対決でドローだとかなりの追い風となる。

次節はアウェイで神戸と対戦する。

神戸ユニバーでの試合なのでかなり厳しい展開が予想されるし、

レオ、大、尚紀、コルテースを欠いた試合となるけれど

これまで厳しい試合を何度もやってきた事を思えば今いるメンバーは十分タフになった。

攻撃面はラファエル、達也が健在なので得点は十分狙える。

問題は守備面だけれど全員でカバーしあえば十分やれる!

やる前から決まった結果などない!

出場するメンバーを全力でサポートして勝ち点を持ち帰ろう!

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