6日Jリーグ151st第10節が行われ、

アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで16位モンテディオ山形と対戦し、

1対1でアルビレックス新潟は敗色濃厚な状況で途中出場のMF成岡のゴールで勝ち点1を拾い、

2勝4分4敗勝ち点10得失点差-4で14位のままだった。

大黒柱レオを欠き、ラファエルも故障で欠場という

苦しい状況で勝ち点3を獲る事の難しさを痛感させられた試合だった。

レオがいない事である程度厳しさを覚悟していたけれど、

ラファエルも故障で欠場というさらに苦戦する事は最初から承知で挑んだ。

もちろん最初から勝てないという気持ちで挑むような事は一切ない。

ただ厳しい試合になる事は覚悟しなければならなかった。

どうしてもベストメンバーの時と比べると同じようにはいかないが、

同じサッカーをする事についてはできていた部分もある。

ただ中3日でその前に中2日が続いたので

ボールを保持できる選手がいないと苦しかったのもある。

その中でこの試合をどう見てどうして行くべきだったのか?振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは3−4−1−2

GK守田

DF

右CB舞行龍 リベロ多い 左CB和成

MF

ボランチ 小林 小泉

右SH尚紀 左SHコルテース

トップ下康裕

FW 武蔵 山崎

松本戦と同様に3バックでスタートした。

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スタメン発表では4−4−2だったけれど、

フィールドを観れば3バックその前に4人が並びトップ下に康裕が入った。

このディフェンスの特長は1トップ対策なんだけれど、

松本も山形も1トップを封じれば何もできないチームではある。

東京のように色々仕掛けるチームには不利だが、

2チームのようにここを封じられたらそう簡単にゴールされないチームには有効なシステムだ。

ただこの試合最初からボランチに収まらない事を承知でロングボールを多用した。

前半は殆ど中盤省略でボールを高く上げるケースばかりでチャンスを思うように作れない。

それでもチャンスは全くなかった訳じゃなかった。

武蔵にも山崎にもチャンスはあった訳で、

そのシーンで決め切れなかったのが最終的に苦しめる結果になった。

3バックの裏を上手く突けたシーンがあっただけに

このシーンを決められないと今の新潟にとって得点チャンスが限られてしまう。

折角両サイドバックをハーフまで上げているのだからより

サイドハーフからの起点を作れるような攻撃がほしかったが、

この試合通じてどちらかのサイドに偏るケースばかりで

山形には守り易かった部分もある。

ただ隙があったのも事実で底を突き切れなければ今日のメンバーでは苦しい。

後半は中2、3日で来た疲れが出てきた事が大きかった。

何時もレオが拾うボールを不在故に拾えない。

それだけ普段からレオの存在が大きかった訳だけれど、

慶もやはり中盤で拾えないようだと良さが半減してしまう。

そして何より前線でボールが収まらないと

苦しい展開になるだけに武蔵を使うなら山崎よりも

指宿か達也を組ませた方が良いだろうね。

山崎の前線も悪くないがどちらかというと1.5列目で良さを発揮する選手ではあるだけに

1列目に張り過ぎた。

トップ下については康裕よりも成岡が適任なんですよね。

レオがいなかったのでその選択肢を取れなかったのが痛かったが、

2トップより1トップ2シャドーにした方が

今日のベンチ入りメンバーだと機能したのではないか?と感じる。

あと1番の問題はセットプレーのキッカー問題だけれど、

スタメンのメンバーではセットプレーは4部レベルなのでこれは改善しなければならない。

さすがにショートコーナーの工夫はするようになったが、

それでも上位チームの精度から比べると及第点にも満たない状況だ。

ただ新潟の場合今のスタメンではキッカーが

レオの正面のFK以外のキッカーがいないんですよね。

控えには前野、大がいますけれど、何処で起用するべきか?という部分になる。

どちらも一長一短があり、前野を起用する場合は

コルテースを2列目に上げる手段はあるものの、

前野もそれほど守備が上手い訳じゃないのでコルテースよりも

守備に難があるから起用されていない。

フィジカルでコルテースの方が上だし、

身長もあるのでキープできたらやはりパスの精度はなかなかある。

大の場合は2列目の起用が濃厚だけれど、

起用されない理由として守備面で康裕、平松、慶よりも不安があるという事だろう。

新潟の場合守備ができない選手はなかなか起用されないのでそこをどう考えるかだ。

確かにどちらかを起用したいところではある。

どちらかを起用できれば少なくても今以上の精度は期待できる。

セットプレーの失点についてはこれは山形の石川の精度が良かった事と、

林が身を挺して飛び込んだ事で対応し切れなかった部分が大きい。

これは相手が1枚上だった。

終了間際にサイドからのクロスで上手く入ったところで

大のパスから成岡が正面から決めて

新潟は3年連続PC昇格組からの連敗を阻止するのが手一杯な試合だった。

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色々な選択肢がある中でラファエルとレオを欠いてしまった中で

何時ものプレーから少し変化を入れなければならないのは言うまでもない。

FWは4人いるので色々な組み合わせができるし、途中で代える事は容易である。

最近は達也が起用されていないが、

連戦による疲労で故障しないように使っていると思うし、

やはり展開次第で起用されないだけという見方が大きい。

この試合だったら先発で起用しても面白かったとは思う。

この試合に置いてレオ、ラファエル抜きでボールを

収められる選手を先発で起用しなかった事も苦戦の原因ではある。

その点では武蔵とのコンビ、指宿、達也の使い方を考慮しても良かったのでは?と感じる。

中盤がロングボールが多くなったのは小林と慶で捌ききれなかった故だが、

成岡が入った事で捌けるようになった。

ただ90分トータルで考えると入れ替えながら起用しなければならないだけに

最初から行くか?後から行くか?という難しい選択肢になったのは否めない。

その上で新潟にとって山形は経営規模では新潟が上であるが、

コスト面でも上なので本来は勝利しなければならない相手だが、

この相手に勝てないようだと厳しい戦いを強いられる事になる。

今後そういう相手との対戦があるだけに

そういう相手に勝ち点3を積み重ねなければ上へ行くのは

厳しい現実は直視しなければならないところだ。

次節はアウェイで横浜と対戦する。

レオが戻ってくるので守備面ではかなり緩和される事になるが、

得点源となるラファエルが間に合うか?

誰が出場しても全力を尽くしてサポートするのが

サポーターの役割な訳で選手たちを信じてサポートする心が必要だ。

選手たちだけでなくサポーターにも

この状況を乗り越える気持ちが問われている試合になる。

ここを乗り越えれば2週中5、6日で戦えるだけに全力で挑んでほしい。

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2015-02-26

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