22日ＷＢＣ（ワールド・ベースボール・クラシック）決勝日本対アメリカ戦がローンデポ・パークで行われ、3対2で日本がアメリカとの接戦で村上宗隆選手、岡本和真選手のホームラン、ヌートバー選手の内野ゴロの間に入った3点を7人の継投で最後は大谷翔平投手がアメリカ最強打者トラウトを三振に抑えて3大会ぶり14年ぶり3度目の世界一に輝いた。

試合は日本先発今永昇太投手、アメリカ先発M.ケリーの投げ合いで始まり、2回にアメリカが6番T.ターナーのホームランで先制を許すもその裏日本が5番村上宗隆選手の特大のホームランで同点に追いつき、その後も続いて1死満塁から1番ヌートバーの内野ゴロの間に勝ち越しに成功した。

4回には6番岡本和真選手のホームランでリードを広げた日本は3回以降2番手戸郷翔征投手、3番手�盒狭�斗投手、4番手伊藤大海投手、5番手大勢投手とアメリカ打線に得点を許さず踏ん張り、8回からダルビッシュ有投手が登板したが、5番K.シュワーバーにホームランを浴びて1点差とされたものの、採取界に7番手大谷翔平投手が登板し、1番M.ベッツを併殺打に打ち取り、最後は2番トラウトとの対決をスライダーで三振で決めて日本が3大会ぶり3度目の優勝を成し遂げた。

これで侍ジャパンはWBC史上2度目となる全勝で優勝し初めて決勝での対戦となった最強アメリカにパワーでも投手力でも圧倒して日本の力を証明した。


WBC史上でも屈指の好ゲームだったし、最後まで気を抜けない展開が続いた。打撃力投手力もMLB屈指の選手が集まったアメリカ相手に一歩も引く事なく真っ向勝負で戦った。

やはりこの試合では村上宗隆選手と岡本和真選手のホームランはこれまでアメリカと日本ではパワーで差があると言われ続けてきたが、大谷翔平選手がMLBで46本塁打を放ち日本人でもホームラン争いができる事を証明してから日本のパワーヒッターも十分戦える事が証明され、共にプレーする選手たちが自信を持って打席に入った。

村上宗隆選手のホームランはMLB所属選手と全く引けを取らないほどの打球でありあれだけ完璧に捉えたら3階席に叩き込めるだけの力がある事を証明した。

そして岡本和真選手も前日ホームランボールを捕られていただけに今度は届かない飛距離でホームランを叩き込んだ。

5回までに2点のリードを奪えた事で日本は継投リレーでアメリカ打線に決定的なチャンスも最後までホームラン以外では得点を与える事はなかった。

後ろにダルビッシュ有投手、大谷翔平投手が控えている事が既にわかっていたので7回までリードを奪えていたら逃げ切れるという計算がベンチにはあった。アメリカも最後に大谷翔平投手が登場したら打てるものではない事は頭の片隅にあったと思う。

ダルビッシュ有投手こそホームランを浴びたもののその後は同点にさせずリードのまま大谷翔平投手に最後を託した事で全てが決まった。

最後はどんなシナリオでも描けない大谷翔平投手対トラウトというチームメイトのMLB最強対決が実現し、通算でもメジャー通算6174打席で3ストライク全て空振りしたのがわずか24回しかないなく、複数回されたのがダルビッシュ有投手のみというほど3ストライク全て空振りを奪う事が難しい打者である。

そのトラウトに1度もバットに当てさせず空振り三振に抑えた大谷翔平投手は投手としても凄かった。打者に投手にこれだけの活躍をした大谷翔平はWBCの伝説として語り継がれる事になった。


















普通にMLB屈指の打者であり、MLB屈指の投手の両方を兼ね備えた選手が全てで圧倒するというMLBで最強と言われる選手ですら大谷翔平には敵わないという事を示した。

少なくても投手として大谷翔平投手を1イニングだけで攻略する事はほぼ不可能であり、あれだけ気合の入った投球ならトラウトすらバットに当てる事ができないほど凄いボールを投げる。打ってはWBC7試合で4割を超えてその存在だけで凄さがあった。

5回大会は大谷翔平の為にあった大会だと言える。そしてその中でプレーした選手たちが大谷翔平に導かれるように自信を持ってプレーした。大谷翔平が憧れるのは止めようという言葉はその時点で相手と互角に戦える事に確証があったからこその言葉だ。

MLBで日本人選手が本格的にプレーして28年になるけれど、この28年でどういう選手が通用してどういう基準ならMLBで通用するのかは打者ではイチローと大谷翔平はMLBでも規格外ではあるが、投手については数多くの成功例があり、ダルビッシュ有投手がこの10年で通用する事を証明し続けてきた。この日投げた5人の投手も十分MLBで通用する事を証明したし、山本由伸投手、佐々木朗希投手も今すぐMLBで投げる事になっても間違いなく通用する。

正力松太郎氏が日本はアメリカ野球に追いつき追い越せという言葉を残したけれど、第2回大会で追いついたとすればこの大会では追い越せたと言っていい。この試合でMLBでも唯一の男大谷翔平が君臨したのだから！

アメリカが無死1塁で送りバントをしてチャンスを広げるという考え方ができていたらこの試合まだわからなかった。第1回大会でアメリカと初めて対戦した時に当時屈指の選手だったジーターがバントをするという考えられないシーンを見たけれど、打つだけでは1点勝負の試合では勝てないと当時コメントしていた。

その辺では日本は状況に応じてバントをしたり、盗塁を狙ったりしてチームプレーを徹するけれど、アメリカはそういうチームプレーに徹する事はできなかった。チームとしては日本がアメリカよりもはるかに上だった事が証明されたと感じている。

そして最後の打者になったトラウトが次の大会では再度日本と対戦するために出場を明言しているので次の大会でもアメリカがガチで勝負できる事を目指して戦っていく。

5回目となったWBCだけれど、最初はおまけのような大会みたいな言われ方をしてきたけれど、回数を重ねる毎に各国の選手たちが母国の為にプレーするという気持ちが強くなってきた。これまで自分の為にプレーする事が殆どだったMLBの選手たちが国を代表して戦うようになって母国の人たちが喜ぶ姿に国の為にプレーする気持ちが芽生えてきた。

今回は欧州からチェコが初参戦してきた訳だけれど、国の為にプレーする選手たちの姿は本当の真剣だし、日本からすれば実力は落ちる相手でも対戦するとスコアこそ大佐になったけれど試合内容は簡単な試合は1つもなかった。既に日本は各国から目標とされるチームであり、アジアでは最強の国である。

今回大会では最強アメリカに勝利して優勝を勝ち取っただけにこの優勝で再び野球を目指す人たちが増えてほしいと思います。

最後に選手の皆さん本当に素晴らしいプレーをありがとう！そしてそれを支えたファミリーの皆さんも本当に大変だったと思います。日本全体が日本の勝利を信じてサポートし続けた結果最高の結果を残せた。これを継続していく事は容易ではありませんが次の大会も2度目の連覇を目指して3年後再び世界一を目指して戦いましょう！









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