9日WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)1次ラウンド日本対中国戦が東京ドームで行われ、8対1で日本が大谷翔平選手の投げては4回無失点、打っては試合を決める2点タイムリー2ベースの大活躍で中国に勝利し3大会ぶりの優勝へ白星発進した。

試合は日本先発大谷翔平投手、中国先発ワン・シャンの投げ合いで始まり、初回に日本が4番村上宗隆選手の押し出しで先制するもその後追加点を奪えず嫌なムードが漂うもその後大谷翔平投手が中国打線を全く寄せ付けないショータイムの投球を見せて再び勢いを取り戻すと3回に1死1,3塁から3番大谷翔平選手が左中間へのタイムリー2ベースでリードを広げて大谷翔平投手は4回1安打無失点49球でマウンドを2番手戸郷翔征投手へ譲った。

戸郷翔征投手は5回こそ3者三振に打ち取るも6回にホームランを浴びて、7回に1死1,2塁の大ピンチを2連続三振で凌ぎ中国の追い上げを防ぐと、7回に牧秀悟選手のホームラン、8回に途中出場の山田哲人選手のタイムリー、甲斐拓也捕手の2点タイムリー2ベースでリードを広げそのまま逃げ切った。

これで侍ジャパンは3大会ぶりの優勝へ大谷翔平選手のショータイムを何度演出できるか注目される。



6年ぶりに開催されるWBCは今回はイチローが出場した2回大会以来となるMLB所属選手が出場する大会になった。そこに2回大会胴上げ投手で唯一の優勝経験選手であるダルビッシュ有、イチロー以来のMLBでMVPを獲得しMLB史上唯一のダブル規定を達成し世界唯一の男である大谷翔平選手の参加はその存在だけでも次元が違うという事を感じさせる。

特に大谷翔平選手の投球は4回1安打無失点の投球は完全に格が違い過ぎた。WBC規定で1次ラウンドは65球までしか投げられないが、50球以上投げると中4日空けなければならないところを49球で降板している為中1日で登板が可能になるというエンゼルスとの契約でどこまで投げられるかはわからないが場合によってはチェコ戦、オーストラリア戦に投げる事は可能だ。

打っても3回に2点タイムリー2ベースでこの試合を決めた勝負強さはこの男に緊張の文字はないと言えるほど他の選手が緊張して本来の打撃ができない選手も多い中で次元の違いを見せつけた。

ただ大谷翔平選手が出場するとこれまではDHには山田哲人選手が入る事があったけれどこの大会では無理なので国際大会に滅法強い山田哲人選手をどう使うかも注目される。

そして日系人として初の侍ジャパン入りとなったヌートバー選手もMLBでは出塁率が高いという若手有望選手という話を聞いていたけれど、その実力を発揮し、確実に打ち取られたであろう1塁ゴロを相手がエラーしたプレーでも全力疾走を怠らないプレーの姿勢は素晴らしいし、何よりこの試合では守備で大谷翔平投手を助けた。間違いなくヌートバーは欠かせない選手だと認識させた。

次は韓国戦になるけれど、初戦に負けただけに死に物狂いで挑んでくるのは間違いないだけに日本も確りと受けて立ちたいところだ。






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