11日パリ五輪2024の閉会式が行われ、次の開催地ロサンゼルスに五輪旗は引き継がれた。

日本勢は金20個、銀12個、銅13個を獲得し競技初日から毎日メダル獲得を果たし金メダル国別3位で国外大会では史上最多の金メダル数を獲得してパリ2024大会を終えた。

様々な問題があった中で改めて運営能力の問題も取り上げられ8年ぶりに戻ってきた観客のいる五輪は改めて今後の五輪の在り方を考えるターニングポイントになる五輪になったと感じる。




欧州でウクライナとロシアが戦争し、イスラエルがパレスチナと戦争をしている最中に行われた五輪は様々な事がありながら行われた。元々始まった当初も戦争がありながら続けられてきた中で平和を目指して100年以上続けてきただけに戦争で中止になった3大会を除くとスペイン風邪が流行したアントワープ五輪、その100年後の東京2020は1年延期の上でコロナの中でもできる事を証明した大会となった。

スポーツで競う時代になった今でも戦争は続いている中でも選手は平和を願いながらスポーツで国の威信を掛けて戦う姿はアスリートとして国を背負うという気持ちと21世紀生まれの世代になり国を超えた友情で最後はみんなで抱き合うという姿は新たな五輪の歴史を受け継いでいくのだと感じます。

日本勢はレスリングでエントリーした全ての階級でメダルを獲得し、陸上トラック競技では北口榛花選手が女子選手初のトラック競技で金メダルを獲得した。陸上トラック競技メダルは96年前のアムステルダムオリンピックで女子選手として初出場した人見絹江の銀メダル以来という快挙だった。96年前に日本勢が初めて金メダル、銀メダルを獲得した訳で次のロサンゼルスでは初メダル獲得から丁度100年となる。先人たちの偉大な功績が今に知る事になるだけにそれが100年続いている事が素晴らしい事です。

フェンシングが2個でこれまで獲れなかった種目も獲得し、女子では初の銅メダル獲得という快挙となり着実にフェンシングの力を付けている。

柔道こそ金メダル3つで終わったものの、スケートボードでは今大会でも金メダルが2つと日本人に合う競技になってきている。

今大会で正式種目となったブレイキンでは初の金メダリストが誕生し次に開催されるまで伝説を作ったし、近代五種は日本が初出場したストックホルム五輪から採用された競技で初の銀メダル獲得と予想外の競技で目立つ獲得もあった。

今大会ではサッカーを中心に追いかけましたが欧州時間という事でかなり観れる時間がタイトという事もあり全ての試合を観れた訳ではありません。それでもサムライブルー、なでしこジャパンを追いかけて準々決勝で優勝したスペイン、アメリカとここで対戦しなければベスト4以上に行けた可能性があった事を踏まえると対戦相手が悪すぎました。

五輪で共に戦えた事は五輪だからこそでもありますし、色々な競技の選手をこの機会に知る事ができた事で興味を持って見れるようになる競技もあると思います。

話は変わりますけれど、五輪の在り方についてそろそろ考える時に来ている感じです。莫大な費用が掛かる五輪はもう開催できる国と都市が限られてきました。1896年から始まった五輪も夏季で過去2回以上開催されている国はアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、日本、オーストラリア、ギリシャと7か国しかありません。そうなるともう今後は10か国持ち回り開催にしてその年国内の国際大会施設を固定維持をした方が良いのではないかと感じます。

冬季に至っては開催できる国が極力限られてきておりアメリカ、カナダ、日本、ノルウェー、フランス、イタリアなど標高が高い山があるか常に雪が積もる環境でなければ開催が難しいほどです。

既に夏季は2032年、冬季は2036年まで開催が決まっていますが、それ以降は夏季は10か国持ち回り、冬季は7,8か国の持ち回りにしていく必要があると思います。持ち回りにすれば施設の維持もある程度計算できますし、常に持ち回り国で国際大会を開催する事で開催能力も維持できる。実際に開催ブランクでは戦後ではロサンゼルスが最短の44年ですし、国別ならアメリカ、オーストラリア、最短32年のブランクで開催しているので開催能力ある国は限られている。

あと開催時期も7月から8月ではなく6月から7月に変更した方が良いと思う。暑さを考慮すると6月〜7月が1番開催しやすいし、暑さもそこまで上昇せずやれる。競技ではユーロが開催時期が重なるもののU-23世代限定にすればA代表と当たらないなど避けられる。

そして最大の問題ではある各国の膨大な税金投入も今後は民間投入に変えていく事だ。全てを民間投入する事は無理としても確実に民間投入する事により各国民の税負担も軽減されて税金による開催というイメージを払しょくされる。

持ち回り開催になれば施設を改修したりして継続利用もできるだけに新たなる施設を建設する事は建替えを除いて回避できる。そして施設の民間によって建てられた施設を利用して談合など公共では問題視される運営も民間にすればそもそも談合という問題は回避されていく。民間主体なら何処の企業を使うとしても民間で選んだとなり運営能力だけが問われる。まずはどの国も税金投入を抑える事が重要なミッションとなる。

次に今回メダルを獲得した競技だけに限らず多くの競技に継続的なサポートも忘れてはいけない。IOC理事の太田雄貴さんが五輪後の集客について語られていますが、五輪では注目しても普段から注目する人は極端に少ないというのが現実です。観客が入る野球、サッカー、ラグビー、バレーボール、バスケットなど様々な競技以外にも開催されていますが、正直陸上だとそれほど多く入りませんし、競技によっては全く注目度が低い競技もあります。

私も色々な競技について見たりしていますが、集客を集めるのに相当苦労していますしお金を出して行きたいと思う人を増やす事は容易じゃないと痛感しております。やはり知ってもらう為に自ら発信しなければ知ってもらえないというのが現実です。

選手なら1人でも自分の試合を観てほしいと発信し、そのサポーターやファンは自分のフォロワーに告知するなどして知ってもらう機会を提供する事が必要です。今は各自がSNSを持って発信できる時代だけにより知ってもらう活動が今後必要なのだと思います。

私も野球、サッカー中心ですがそれ以外の競技も興味を持って知る機会は五輪を通じたり、色々な事から知り得る事になっていたりします。これはスポーツに限りませんが芸能関連でも自分の好きな事を1人でも多くの人に知ってほしいという意思があれば発信していく訳で万のフォロワーを抱えられる人はそれだけ大きな影響力を発揮していきますが、例え少なくても発信する事で知って機会になっていきます。何事も継続は力なりです。

次はロサンゼルス2028です。44年ぶりとなるロサンゼルスでの開催となります。アメリカ大陸では2016年のリオデジャネイロ以来となります。時差も今度は日本時間の午前中に競技が多くなるので寝不足はマラソン位になりそうです。大谷翔平の試合を見慣れている日本人とすれば早くても午前3時頃からなので早く寝る事で対応しやすい時間帯になります。

次の五輪では2大会ぶりに野球・ソフトボールが復活するだけに大谷翔平の出場があるのか?ソフトボールは3大会連続金メダルを獲れるのか?サッカーだけじゃない楽しみがあります。

それでは4年後再びオリンピックで日本勢の活躍をサポートする為に普段から色々な競技に注目していきましょう!



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